ND5ロードスターのサーキットタイムを、どこまで縮められるか——。
この記事では、ND5のタイムをセントラルサーキットで1分42秒から1分32秒001まで縮めた2年間の全記録を公開します。
詳細なコースレイアウトはセントラルサーキット公式サイトを参照してください。
「ND5ロードスターでセントラルサーキットのタイムを縮めたい。でも、何から手をつければいいかわからない。」
そう思っていませんか?
そのため、この記事では、2024年2月にほぼノーマルの状態で1分42秒028からスタートし、約2年間の試行錯誤を経て2025年12月に1分32秒001(非公式車種最速)を記録した筆者が、タイム推移と仕様変更の全履歴を公開します。
タイムを縮めるうえで特に効いたのは「タイヤ・軽量ホイール・車高調・アライメント・駆動系・軽量化の最適化」の6点。ただし、単独ではなく相乗効果が重要です。

この記事でわかること
✅ まず、10秒短縮に実際に効いた要素とその優先順位
✅ 次に、2年間・全9回の走行データとその都度の仕様変更内容
✅ また、185 / 195 / 205タイヤサイズの実測比較と結論
✅ さらに、「タイヤを換えれば速くなる」が半分正解・半分誤解な理由
✅ 最後に、1分32秒001を出した最終仕様の全詳細
つまり、以上が、ND5 タイムを10秒縮めた全過程です。
筆者のND5スペック(最終仕様)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車両 | マツダ ND5RC ロードスター |
| 車重 | 軽量化済み 約960kg |
| タイヤ | POTENZA RE-71RZ 205/50R15 |
| ホイール | ENKEI RPF1RS 8J+28 |
| 車高調 | TEIN MONO SPORT |
| LSD | クスコ 1.5WAY Spec-F |
| セントラルサーキットベスト | 1分32秒001(非公式車種最速) |
このスペックがND5でタイム1分32秒001を達成した最終仕様です。
※RE-71RZはRSの後継モデルです。グリップ・耐久性ともに向上しており、現在はRZが入手可能な現行品です。
ND5ロードスター チューニングの正しい順番|タイム短縮に効いた要素ランキング
以下が、実体験をもとにした、タイム貢献度の高い順です。
| 順位 | 要素 | コメント |
|---|---|---|
| 1位 | タイヤ | グリップの絶対量がタイムの天井を決める |
| 2位 | ホイール(軽量化) | バネ下軽量化は体感以上に効く |
| 3位 | アライメント最適化 | タイヤ性能を引き出す前提条件 |
| 4位 | 車高調 | トラクションと安定性を底上げ |
| 5位 | 機械式LSD | コーナー出口の踏み出しが別次元に変わる |
なお、ND5 タイムを縮める上でこれら5要素の組み合わせが最も重要です。
ND5 タイム推移の全記録(9セッション)
| 日付 | タイム | 前回比 | タイヤ | サイズ | 主な変更点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/2/17 | 1:42.028 | ー | HIFLY HF805 | 195/50R16 | ほぼノーマル。 |
| 2024/4/20 | 1:34.307 | ▲7.721 | SHIBATIRE R23 280 | 195/55R15 | タイヤ・ホイール・脚・アライメント・軽量化を一括見直し |
| 2024/12/7 | 1:33.755 | ▲0.552 | NANKANG CR-S | 195/50R15 | よりハイグリップなタイヤへ変更+機械式LSD導入 |
| 2024/12/21 | 1:33.557 | ▲0.198 | NANKANG CR-S | 195/50R15 | フロント・リアのリジッド化でトラクション向上 |
| 2024/12/25 | 1:34.653 | +1.096 | DIREZZA ZⅢ | 195/55R15 | ロードスターカップワンメイクタイヤで腕試し |
| 2025/1/23 | 1:33.805 | ▲0.848 | SHIBATIRE R23 200R | 185/55R15 | 細いのに高グリップ。ビード保持も良好 |
| 2025/3/20 | 1:33.055 | ▲0.750 | SHIBATIRE R31 200R | 195/50R15 | 偏芯カラーでフロントキャンバーをよりネガティブ化 |
| 2025/10/25 | 1:32.357 | ▲0.698 | SHIBATIRE R23 200R | 185/55R15 | TEIN車高調導入・リアスタビ撤去・軽量化▲50kg達成 |
| 2025/12/27 | 1:32.001 | ▲0.356 | POTENZA RE-71RZ | 205/50R15 | BEFREEマフラー+IKEYA FORMULAゲージで最終アライメント調 |
最大短縮:2024年4月の▲7.721秒
なお、最大の短縮は2024年4月の▲7.721秒。 ただし、これは「タイヤだけ」の効果ではありません。そのため、次のセクションで詳しく解説します。
「7秒短縮はタイヤのおかげ」は半分誤解
実際、2024年4月の走行で一気に▲7.721秒を記録したことから、「ハイグリップタイヤに換えれば速くなる」と思われがちです。しかし、実際は違います。
具体的には、このタイミングで同時に行った変更は、
- まず、16インチ→15インチ化によるタイヤ・ホイールのバネ下軽量化
- 次に、ブレーキパッドの耐熱強化(フェード防止)
- さらに、スプリングレート・減衰力の強化(純正比)
- 加えて、アライメントの最適化(キャンバー・トー調整)
- そして、車体の軽量化
その結果、これらをまとめて実施した結果が、7.7秒という数字です。
7秒短縮の本当の理由
すなわち、「速くなるための土台」を一気に整えたことが本質的な原因でした。なお、タイヤはその恩恵を最大化する最後のピースに過ぎません。
▼ 車高調|TEIN MONO SPORT ND5RC用
なお、詳細スペックはTEIN公式サイトでご確認いただけます。
185 / 195 / 205 タイヤサイズ比較:「幅より外径」が重要だった
なお、185→195→205と幅を拡大してきましたが、正直に言うと「幅が広いから速い」とは感じていません。
一方で、ND5ロードスターでタイムに大きく影響したのは、タイヤ幅よりも外径、つまり実質的なギア比の変化でした。
| サイズ | 外径 | セントラルでの印象 |
|---|---|---|
| 195/55R15 | 約595mm | 外径大きめ。加速区間でやや不利 |
| 185/55R15 | 約584mm | 軽量+外径抑え目。立ち上がりのレスポンス良好 |
| 205/50R15 | 約585mm | 横安定性と外径のバランスが最も良好 |
つまり、各サイズのND5 タイムへの影響は外径の差によるものでした。
したがって、パワーの限られるND5では、「トラクション量の増加」より「ギア比の最適化」が先に効くというのが2年間の結論です。

なお、各タイヤの詳細レビューは →【ND5ロードスター サーキットタイヤ比較|実測タイムで選ぶおすすめ】で確認できます。
最終的に205/50R15を選んだ理由
具体的には、ND5ロードスターでタイムを最大化するための205/50R15選択理由は4点あります。
- まず、十分な横方向の安定性
- 次に、外径が過度に大きくならない(≒ギア比が崩れない)
- また、重量バランスの良さ
- そして、POTENZA RE-71RZとのマッチング
つまり、この4点を総合的に判断した結果です。その結果、セントラルサーキットの立ち上がり加速と中速コーナーの安定性が両立でき、そのため、1分32秒001につながりました。
なお、POTENZA RE-71RZ 205/50R15の詳細レビューは →【RE-71RZ ND5ロードスター実走レビュー|グリップ・寿命・タイム評価】
1分32秒001の最終仕様まとめ
なお、現在の仕様は「街乗りとのバランス・コスト・タイヤライフ」を含めた現実的な最適解です。ただし、Sタイヤや足回りのさらなる硬化で理論上はまだ速くなりますが、日常使いとの両立を重視して現仕様に落ち着いています。
| カテゴリ | パーツ |
|---|---|
| タイヤ | POTENZA RE-71RZ 205/50R15 |
| ホイール | ENKEI RPF1RS 8J+28 |
| 車高調 | TEIN MONO SPORT |
| LSD | クスコ 1.5WAY Spec-F |
| マフラー | BEFREE ダブル出し |
| アライメントゲージ | IKEYA FORMULA MAPLE A-ONE GAGE |
| バッテリー | SHORAI LFX36L3-BS12 |
つまり、これがND5 タイム1分32秒001の最終仕様です。
※RE-71RZはRSの後継モデルです。グリップ・耐久性ともに向上しており、現在はRZが入手可能な現行品です。

最終仕様パーツの購入リンク
▼ アライメントゲージ|IKEYA FORMULA MAPLE A-ONE GAGE
👉 1分32秒001の最終アライメント調整に使用したゲージです。また、スラストライン法より精度が高く、一人作業でも正確にキャンバー・トーを測定できます。
💡 ショップへのアライメント依頼(目安:¥30,000)を毎回節約できるため、長期的にコスパが高いパーツです。つまり、2回DIYでアライメント調整すれば回収可能です。
タイヤ・ホイール・車高調・機械式LSD・超軽量バッテリー
【このマシンで使ったパーツを探す】
▼ タイヤ|POTENZA RE-71RZ 205/50R15▼ ホイール|ENKEI RPF1RS 8J+28
▼ 車高調|TEIN MONO SPORT ND5RC用
▼ LSD|クスコ Type-RS Spec-F 1.5WAY ND5用
▼ バッテリー|SHORAI LFX36L3-BS12(リチウムフェライト・軽量化にも貢献)
なお、各パーツの詳細レビューはこちら
→【TEIN MONO SPORT レビュー】
→【ENKEI RPF1RS レビュー】
→【RE-71RZ レビュー】
まとめ:速さは「積み上げ」で決まる
まとめると、2年間で学んだのは、つまり、ND5ロードスターのタイムは単一要因では決まらないということでした。
まず、タイヤだけ換えても、アライメントが合っていなければタイヤ性能は出ない。また、車高調を入れても、ホイールが重ければバネ下の動きが鈍い。つまり、すべての要素がつながっています。
したがって、1分42秒→1分32秒、10秒の短縮はその積み上げの結果です。
この記事で紹介したパーツ一覧
走行タイム向上パーツ
▼ タイヤ|POTENZA RE-71RZ 205/50R15
▼ ホイール|ENKEI RPF1RS 8J+28
車高調・アライメントゲージ
▼ 車高調|TEIN MONO SPORT ND5RC用
▼ さらに、アライメントゲージ|IKEYA FORMULA MAPLE A-ONE GAGE
👉 また、タイヤ性能を最大限引き出すための必須ツール。1分32秒001の最終調整に実際に使用。
💡 また、DIYアライメント調整を習慣にすればショップ工賃を毎回節約できます。駆動系・補助パーツ
▼ 加えて、LSD|クスコ Type-RS Spec-F 1.5WAY ND5用
▼ 最後に、バッテリー|SHORAI LFX36L3-BS12
👉 なお、楽天マラソン期間中に複数まとめて購入すると、SPUポイント倍率アップの恩恵を最大化できます。
よくある質問
Q. ND5ロードスターのセントラルサーキットの目安タイムは?
ノーマルに近い状態で1分42〜45秒、タイヤと足回りを最適化すると1分33〜35秒が現実的な目標です。本記事の筆者は2年間・9セッションで1分32秒001を達成しました。
Q. セントラルサーキットで1分32秒を出すには何が必要?
タイヤ(RE-71RZ等のハイグリップ)・軽量ホイール・車高調・アライメント・機械式LSD・軽量化の6要素の組み合わせが効きます。どれか一つでも伸び代がありますが、組み合わせることで相乗効果が出ます。本記事内の「効果が高かった順ランキング」も参考にしてください。
Q. ND5でサーキット走行を始めるなら最初に何をすればいい?
最初に投資対効果が最も高いのはタイヤです。ノーマルタイヤからRE-71RZに変えるだけで2〜3秒の短縮は現実的。次にアライメント調整(特にキャンバー・トー)、その後に足回りの順番が費用対効果で見た王道ルートです。
次のステップとして読んでほしい記事
まず、足回りから始めたい方は【TEIN MONO SPORT レビュー】をどうぞ。
また、タイヤで迷っている方は【ND5サーキットタイヤ比較|実測タイムで選ぶ】を参考にしてください。
さらに、ブレーキを強化したい方は【ND5ブレーキパッドおすすめ|制動距離3倍の差】が役立ちます。
加えて、ドライビングポジションを見直したい方は【フルバケ+小径ステアリングの効果】も合わせて読んでみてください。
最後に、中古購入後の整備から始めたい方は【ND5初期リフレッシュ整備まとめ】を先に読むのがおすすめです。タイム短縮に直結したエンジンマウント交換の効果と作業全記録|LSD導入後の「踏み切れない」問題を解消して▲0.198秒 →【ND5 エンジンマウント交換|シフト・トラクション・振動まとめ】
タイム短縮の土台となった軽量化の全記録|1010kg→960kgまでの全工程・費用・コスパ優先順位まとめ →【ND5ロードスター 軽量化まとめ|50kg削減・1010kg→960kgの全記録】
🆚 このチューニングの起点となったND5の購入判断|2026年の新車vs中古の価格比較・実質コスト分析 →【ND5 新車 中古 どっちが得?2026年の相場で徹底比較】

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