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結論から。舞ジム80の反省点は「リアのトラクション不足」でした。そこでリアに、シバタイヤR23 200R 225/45R15を導入します。ND5ロードスターの前後異形タイヤ化です。
この記事では、外径とギア比から考えた選定基準を解説します。実測重量9.2kgの確認から、手組み手順まで全公開しました。あわせて、前後異形の認めたくないデメリットも書いています。SASモジュール金具とライセンス灯LED化の整備も紹介します。
この記事でわかること
- 前後異形タイヤを選んだ理由と選定基準(外径・ギア比の考え方)
- シバR23 200R 225/45R15のスペックと実測重量9.2kg
- 225幅を手組みするときに増える手間
- 前後異形タイヤの3つのデメリット
- SASモジュール固定金具・ライセンス灯LED化の同時整備内容
先に結論|リアを225にして、何が変わるのか
まず、今回の選定内容を並べます。
| 項目 | フロント | リア(今回) |
|---|---|---|
| 銘柄 | シバR31 200R | シバR23 200R |
| サイズ | 205/50R15 | 225/45R15 |
| 外径 | 586mm | 584mm |
| 実測重量 | 8.6kg | 9.2kg |
| ホイール | RPF1RS 8.0J+28 | RPF1RS 8.0J+28 |
| 適正リム幅 | — | 7.5J(8Jで装着確認) |
✅ 狙いは1つだけです。リアのグリップを上げて、弱オーバーステアを消す。それだけを見て選びました。
舞ジム80タイムアタックの反省会
朝一番の48秒4は、動画が残っていません。しかし記憶の中では、アクセル開度が抜群に良かった。コーナーの立ち上がりで、躊躇なく踏めていました。
一方、タイムアタック2本目は49秒375に沈みます。アクセルを踏みちぎれなかったのです。つまりコーナー立ち上がりでの開度が足りず、そのままタイムに繋がりませんでした。
アタック時は、弱オーバーステアになっていたということです。しかも無意識に、アクセルを抑えていたのでしょう。原因は、フロントに対するリアのグリップ不足。ニュートラルステアに近づけるには、リアのトラクション強化が必要になります。
詳しい反省の中身は舞洲ジムカーナ80参戦記にあります。用途別にどのシバタイヤを選ぶべきかは、シバタイヤの選び方ガイドで結論を出しました。
友人のロータスエキシージから学んだリアトラクション
この日、友人がロータスエキシージで参加していました。幸運にも、その車を運転させてもらう機会を得ます。
実際に乗ってみると、リアのトラクションが抜群に良い。つまりコーナー立ち上がりでのアクセルワークが、非常にやりやすいのです。まるでレールの上を走っているような感覚でした。
エキシージは、フロントが細くリアが太い前後異形セッティングです。だからこの太いリアタイヤこそが、安定したアクセルワークの正体だと実感しました。
ND5ロードスターに前後異形タイヤを導入する
その特性を、ND5ロードスターで再現したい。そこでリアタイヤを太くする、前後異形化を検討しました。
現在のタイヤは前後ともシバR31 200R 205/50R15です。ホイールはENKEI RPF1RS 8.0J+28を使用しています。
✅ フロントはそのまま、R31 205/50R15で続投します。つまり買い足すのは、リアの2本だけです。
シバタイヤ225幅のラインナップを確認する
まず、シバタイヤの225幅ラインナップを確認しました。候補は3択です。
- 225/45R15(R23 200R):外径584mm
- 225/50R15(R23 200R):外径606mm
- 225/50R15(R31 200R):外径606mm
45扁平と50扁平では、外径が22mmも違います。しかもこの差は、ギア比に直接影響します。
225/45R15に決定した理由
舞洲ジムカーナのコースは、2速セクションが肝心です。だからパワーバンドを重視した、外径選びが必要になります。
外径が小さいほど、2速でのエンジン回転数が上がります。つまりパワーバンドを活かしやすくなるわけです。そこで、外径584mmの225/45R15を選択しました。
225/50R15は外径が22mm大きく、2速セクションでは不利と判断しています。
🔴 外径は、フロントとの差も見てください
ここは見落としやすいところです。前後で外径が違うと、姿勢が変わります。
| 位置 | サイズ | 外径 |
|---|---|---|
| フロント | 205/50R15 | 586mm |
| リア | 225/45R15 | 584mm |
| 差 | — | 2mm |
✅ 差は2mmでした。つまり前後でほぼ同一です。だから車高姿勢は、実質そのまま維持できます。
⚠️ もし225/50R15を選んでいたら、リアが20mm大きくなります。リアだけ車高が上がり、前下がりの姿勢になります。ここは避けたかったところです。
R23を選んだ理由
R31ではなくR23を選んだ理由も明確です。シバR23 200R 185/55R15で48秒840を出しています。つまりポテンシャルは、確認済みでした。
R23は、扱いやすいグリップ特性を持ちます。しかもジムカーナでのコントロール性に優れています。以上の理由から、リアはシバR23 200R 225/45R15に決定しました。
⚠️ タイヤの適正リム幅は必ず確認してください。シバR23 225/45R15の適正リム幅は7.5Jです。ENKEI RPF1RS 8.0J+28はやや広めですが、装着確認済みです。適正外のリムに組むと、ビードが安定しない場合があります。
シバR23 200R 225/45R15が到着|開封・重量チェック
2本を手配し、現物が到着しました。さっそく開封してチェックしていきます。

まず、サイドウォールの表記を確認します。225/45R15の適正リム幅は7.5J。手持ちはENKEI RPF1RS 8.0J+28。つまり、ちょうどいい範囲に収まります。R23でも200Rコンパウンドなので、グリップは間違いないはずです。

製造年週は2025年29週目(2025年7月頃)でした。つまり非常に新鮮な個体です。読み方は「週+年」の順になります。
実測9.2kg|ただしR31より0.6kg重い

次に、タイヤ重量を測定しました。結果は1本あたり9.2kg。225幅のタイヤとしては、かなり軽量な部類に入ります。A052の近似サイズ(225/50R15)と比較しても遜色ないレベルの軽さです。


⚠️ ただし正直に書きます。フロントのR31 205/50R15は8.6kgでした。つまり1本あたり0.6kg、2本で1.2kgのバネ下増加になります。
✅ それでも太くする価値があると判断しました。トラクションで稼げる時間のほうが、大きいと見ています。
体重計より、吊りはかりが正確です
今回は体重計で測りました。ただし、この方法には限界があります。
⚠️ 体重計は、人が乗ることを前提に作られています。10kg前後の軽い物では、表示が0.2kg単位で飛びます。しかも置き方で数字が変わります。
✅ 吊りはかりなら、引っ掛けるだけで読めます。0.01kg単位まで出るものが、数千円で手に入ります。
ホイールはRPF1RSをそのまま使います。15インチ8Jで5.4kgという軽さが、ここでも効きます。
旧タイヤ(205/50R15 NS-2)の取り外し
ホイールの予備がないため、まず205/50R15 NS-2を取り外します。セカンドグレードタイヤなので、脱着は超簡単。工具準備を含めて10分で完了しました。

✅ 10分で済む理由は、インパクトがあるからです。純正ナットも一瞬で緩みます。

🔴 そして車体を上げるなら、ウマは必須です。タイヤを外す以上、ジャッキだけで支える時間を作ってはいけません。

⚠️ 外したNS-2は、まだ使えます。直置きは、接地面だけが変形します。ラックに立てて保管してください。
NS-2は安価なセカンドラジアルです。練習用として、十分に働きます。
225/45R15 R23 200Rを手組みで取り付け
いよいよ225/45R15 R23 200Rの取り付けです。今回も手組みで行います。手順は以下のとおり。
- ビードワックスをリムに塗る
- ビードヘルパーをセットする
- タイヤレバーでビードを入れていく
- エアーを300kPaまで充填してビードを上げる

🔴 ワックスは、省略できません。乾いたまま入れると、ビードが切れます。しかも切れた個体は、もう使えません。

✅ ビードヘルパーは、落ちてくるビードを押さえる道具です。1人で組むなら、これがないと手が足りません。
225幅は、205とは別物でした

ここは覚悟が要ります。幅が増えるほど、ビードは突っ張ります。
理由はサイドウォールの高さです。45扁平は、50扁平より背が低い。つまり逃げる余地が少なく、レバーに掛かる力が増えます。
✅ だからレバーは600mmを使います。短いレバーでは、力が足りないうえにリムを傷めます。

🔴 300kPaは、走る前に必ず戻してください

ここは間違えると危険です。300kPaは、ビードを上げるための一時的な圧力です。
🔴 そのまま走ってはいけません。接地面が中央だけになり、グリップも乗り心地も落ちます。ビードが上がったら、すぐ使用圧まで下げてください。
✅ 私の場合は、冷間で合わせてから走行後にもう一度見ます。この往復ができるのは、ゲージとコンプレッサーが手元にあるからです。
適正リム幅7.5Jに対し、ホイールは8J。それでも実際に組んでみると、ちょうどいい感じに収まりました。


🔴 そして最後の一締めは、トルクレンチです。インパクトだけで終わらせてはいけません。
🔴 前後異形の、認めたくないデメリット
いいことばかり書いてきました。ここで、正直な代償も並べます。
| デメリット | 具体的に何が起きるか |
|---|---|
| ローテーション不可 | 前後を入れ替えて寿命を均せない |
| 減り方が偏る | リアだけ先に終わる可能性がある |
| スペアの共用不可 | 予備を前後それぞれ持つことになる |
⚠️ いちばん痛いのは、在庫の管理です。これまでは4本まとめて考えられました。しかし今後は、前2本と後2本を別に管理します。
✅ それでも受け入れました。ジムカーナで狙うのは、立ち上がりの0.1秒です。そこに効くなら、管理の手間は払う価値があります。
ℹ️ なお保安基準の面では、前後で幅が違っても問題ありません。はみ出しとフェンダー内に収まっていれば、車検も通ります。
同日に済ませた3つの整備
タイヤ以外にも、作業をまとめて済ませました。SASモジュールの固定、ライセンス灯のLED化、オイルのストック購入です。
SASモジュール固定金具の設置
厚見自動車さんから、SASモジュール固定金具が届きました。これで、SASモジュールを最適な位置に設置できます。金具の取り付けが完了し、今後はモジュールがしっかり安定するはずです。


🔴 この金具を捨てたことが、ABSエラーの原因でした。取り付け角度が30°ズレていたのです。経緯はABSエラー解決の記事にあります。

ライセンス灯のLED化
ライセンス灯は、純正の白熱灯のままでした。以前からLED化したい欲望がありました。そこで6月の楽天マラソンで、HID屋のT10サイズLEDを購入します。


実装した結果、明るく白い光になり大満足です。ついでに、セカンドカーのスイフトスポーツも交換しました。1個あたり245円と、高品質かつ激安です。


⚠️ ただし車検には、色の規定があります。ライセンス灯は白色のみです。青みの強い製品は避けてください。
AZオイルを追加購入してナフサショックに備える
最後に、AZエンジンオイルを追加購入しました。近年の中東情勢による、オイル高騰への対策です。まとめ買いでストックしておけば、急な値上がりにも対応できます。

⚠️ ただし、オイルにも使用期限の考え方があります。未開封でも、5年を目安に使い切ってください。直射日光の当たらない場所での保管が前提です。
よくある質問
Q. 前後異形タイヤのメリットは?
リアのトラクションが上がり、立ち上がりでアクセルを踏みやすくなります。FR車の弱オーバーステア対策として有効です。ただし、前後ローテーションができなくなる点はデメリットです。
Q. シバR23 225/45R15は8Jホイールに組める?
適正リム幅は7.5Jです。しかしENKEI RPF1RS 8.0J+28に、問題なく手組みできました。あくまで一例として、自己責任の範囲で参考にしてください。
Q. 前後で外径が違っても大丈夫?
今回はフロント586mm、リア584mmで差は2mmです。実質同一なので問題ありません。ただし20mm以上の差が出ると、車高姿勢が変わります。外径は必ず計算してから選んでください。
Q. 前後異形は車検に通る?
通ります。前後で幅が違うこと自体は問題ありません。同一車軸の左右が同じサイズで、フェンダー内に収まっていることが条件になります。
Q. 前後異形化した後のタイムは?
備北サーキットでのプレテストで46秒98を記録しました。詳細は備北サーキット実走レポートで解説しています。
まとめ|9月12日の舞ジム81に向けて
- リアにシバR23 200R 225/45R15を手組みで装着完了(前後異形化)
- 選定基準は外径584mm。2速セクションのパワーバンドを重視した
- フロントとの外径差は2mm。車高姿勢は維持できた
- 実測重量は1本9.2kg。R31より0.6kg重いが、太さを優先した
- SASモジュール固定金具とライセンス灯LED化も同時に完了
- AZエンジンオイルをストック購入し、ナフサショックに備えた
次のステップは実走テストです。9月12日の舞ジム81までに、備北サーキットでプレテストを行います。前後異形タイヤでND5ロードスターがどう変わるか、非常に楽しみです。
✅ そしてタイヤを買い足すなら、通販のほうが安く済みます。225幅の15インチは、店頭在庫が特に薄いところです。
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【追記】プレテストは6月28日に実施済みです。備北サーキットで46秒98を記録し、R31との比較データも取得できました。詳細はシバタイヤR23とR31の備北サーキット実測比較で解説しています。
【追記2】この構成での実戦結果が出ました。舞洲ジムカーナ81で48秒882を記録。つまり1号機のベストに、0.042秒差まで迫りました。


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