※本記事には広告が含まれます。
ND5ロードスターの軽量化は、最もコスパの高いチューニングです。筆者は購入時1,010kgから約960kgまで、合計約50kgを削減しました。
その結果、セントラルサーキットで1分32秒001を記録しています。
この記事では、外したもの・付けたものを52項目、1g単位ですべて公開します。合計も車検証の数値と突き合わせました。
結論はシンプルです。まず、お金をかけずに外せるものから始めましょう。取り外しだけで、約11kg軽くなります。

この記事でわかること
- 1,010kg→約960kgまでの全記録(52項目・1g単位)
- 作業を始める前に必要な工具
- 費用ゼロで約11kg削れる「取り外し軽量化」の全項目
- 🔴 写真で見る|どこまで剥がすのか
- 重くなるのに入れた3点と、その理由
- 外した純正部品の保管と、売却で回収する話
- 重量税を8,200円削減した車検証書き換えの実例
コスパ上位2パーツ(まずここから)
- 1位:BE FREEマフラー −7,046g/約25,000円。リアオーバーハングを−7kg
- 2位:SHORAIリチウムバッテリー −9,300g/実勢4〜5万円。単品最大
筆者が入れたのはBE FREEのリアピースです。25,000円で−7,046g。1gあたりの単価で、この軽量化に勝つパーツはありませんでした。

そしてSHORAIのリチウムイオンバッテリー。単品では最大の−9,300gです。純正の11.5kgが2.2kgになります。

⚠️ 実勢価格は4〜5万円で、変動が大きい商品です。必ず複数ショップを比較してください。
筆者のND5スペックと重量の推移
重量は、状態によって3つの数字があります。混同しやすいので、整理しておきます。
| 状態 | 重量 | 備考 |
|---|---|---|
| 購入時(車検証) | 1,010kg | ノーマル状態 |
| 軽量化後・満タン(車検証) | 990kg | ユーザー車検で書き換え済み |
| アタック時(実測) | 約960kg | 助手席・不要パーツを降ろした状態 |
| 合計の軽量化 | 約50kg | 1,010kg → 約960kg |
ℹ️ 現行モデルの標準車両重量は、マツダ ロードスター公式サイトで確認できます。
🔴 52項目を外す前に、これだけは用意してください
この記事の中身は、ほぼ全部が「ボルトを緩めて外す」作業です。52項目分のボルト、クリップ、ナットを回します。
① 電動ドライバー|手回しでは終わりません
内装剥がしだけで−11,982g。この数字の裏には、内張りクリップとネジが何十本あります。
つまり手回しのドライバーでやると、半日で手が終わります。
筆者が使っているのは電ドラボールⅡです。ボール形状のグリップなので、狭いところでも手が入ります。
💡 2号機では、内装軽量化+ロールケージを6時間で終えました。工具がなければ、この時間では終わりません。
② ジャッキとリジッドラック|下回りに潜ります
マフラー交換、リアスタビ撤去、センターパイプ交換、デフマウントカラー。これらは全部、車の下に潜る作業です。
⚠️ 車高調を入れている場合は、一般的なジャッキが入りません。ローダウン対応の低床タイプが必要になります。
🔴 そしてジャッキだけで潜るのは危険です。必ずリジッドラックで支えてください。
ℹ️ 現地へ持ち込むなら、軽い2tのほうが扱いやすいです。
💡 そしてボルトの脱着は、インパクトが速いです。
🔴 ただし足回りのボルトは、必ずトルクレンチで締め直してください。
軽量化の全記録|52項目を1g単位で公開
外したもの、交換したもの、すべて1g単位で計量しました。

ℹ️ 重量を語るなら、自分で測るのが確実です。カタログ値と実測は、よくズレます。
フロントの軽量化|合計 −21,133 g
| 部品 | 増減 |
|---|---|
| バッテリー(リチウム化) | −9,300 g |
| カーボンボンネット | −3,900 g |
| スティフィナー | −2,302 g |
| アクティブボンネットセンサー取付金具 | −1,160 g |
| 助手席エアバッグ | −1,112 g |
| ウオッシャータンク | −1,050 g |
| ボンネットインシュレーター | −914 g |
| バッテリー台座一式 | −729 g |
| アクティブボンネット左右本体 | −716 g |
| アッパーマウント上部金具左右 | −677 g |
| インダクションサウンドエンハンサー | −542 g |
| コアサポート全面金具左右 | −530 g |
| ストレーキ左右 | −194 g |
| アクティブボンネット左右金具 | −153 g |
| レゾネーター | −151 g |
| スカイアクティブエンジンカバー | −128 g |
| エンジン吊り金具 | −82 g |
| 発泡スチロール | −78 g |
| エアロキャッチ | +349 g |
| CUSCO エンジンマウント | +2,236 g |
| フロント合計 | −21,133 g |
フロントで効いたのは2つです。リチウムバッテリー−9,300gと、カーボンボンネット−3,900g。この2点だけで、フロント全体の6割以上を占めています。
ℹ️ 実測した小物も、写真で残しています。



リアの軽量化|合計 −18,763 g
| 部品 | 増減 |
|---|---|
| BE FREE マフラー | −7,046 g |
| リアレインホースメント+取り付けナット | −3,719 g |
| パンク修理キット・牽引フック | −2,475 g |
| リアスタビ一式 | −1,700 g |
| トランクルーム内のトリム(底面以外) | −1,300 g |
| トランク隔壁アルミ板 | −1,300 g |
| 左右リアホイールアーチ内のインシュレーター | −532 g |
| トランクルーム内の金属の板 | −475 g |
| DVDユニット取り付け板金 | −330 g |
| バンパー取り付け樹脂3種盛り | −285 g |
| リアバンパーカット | −144 g |
| リアデフマウントカラー | +143 g |
| MSリアスポイラー | +400 g |
| リア合計 | −18,763 g |
そしてリアは、BE FREEマフラーの−7,046gが最大です。次いで、リアレインホースメントの−3,719g。
どちらも車体の最後端にある重量物なので、数字以上に回頭性へ効きます。

⚠️ −2,475gは、純正の牽引フックとパンク修理キットを降ろした分です。牽引フックは競技用に置き換えています。
走行会は、牽引フックがないと受付を通りません。外しっぱなしにはできない、数少ない項目です。
💡 リアデフマウントカラーは+143gです。そして単体で、▲0.198秒を確認しました。増えるのは143gだけ。
車体全体の軽量化|合計 −25,279 g
| 部品 | 増減 |
|---|---|
| 助手席 | −14,200 g |
| 内装剥がし | −11,982 g |
| タイヤ・ホイール | −2,400 g |
| センターパイプ | −1,600 g |
| ネジ・ナット・クリップなど | −1,411 g |
| 取扱説明書など | −1,254 g |
| ステアリング | −998 g |
| 左右フロアマット | −800 g |
| 運転席(フルバケ化) | −600 g |
| サンバイザー外し | −448 g |
| 幌左右のガイド(メス側) | −307 g |
| 幌左右のガイド(オス側) | −215 g |
| 幌の内装剥がし | −195 g |
| ステアリングコラム下側 | −189 g |
| 内装左右フタ | −174 g |
| 真ん中のプラ内装&幌の取っ手 | −126 g |
| 発煙筒 | −95 g |
| スピーカー | +1,020 g |
| ロールケージ | +10,695 g |
| 全体合計 | −25,279 g |
ロールケージだけは、+10,695gと大幅なプラスです。それでも全体で−25,279gに収まりました。
つまり助手席と内装剥がしで、26kg以上を削ったからです。
🔴 写真で見る|どこまで剥がすのか
ただし「内装剥がしで−11,982g」と書いても、量が伝わりません。
そこで、作業後の写真を並べます。まずは室内後方です。

💡 小物入れは、100均のタッパで代用しました。必要な機能だけ残す、という考え方です。
次に、幌の内装です。

そして、外した部品の量がこちらです。


リア周りは、バンパーを外すところから
まずリアレインホースメントは、バンパーの内側にあります。

つまりバンパーを降ろさないと、手が届きません。
そしてトランク内も、同時に軽くできます。


⚠️ ここまでやると、雨漏りの経路も見えます。作業ついでに、ウェザーストリップも確認してください。
🔥 重くなるのに入れた3点と、その理由
軽量化の記事ですが、あえて増やしたものもあります。
- ロールケージ:+10,695 g → 安全性と剛性。ここは譲れない
- CUSCO エンジンマウント:+2,236 g → シフトフィールとトラクション
- スピーカー:+1,020 g → 趣味です
ロールケージ|10.7kg積んでも、トータルは−51kg
これが、この記事で一番伝えたいことです。−51kgという数字は、安全装備を10.7kg積んだうえでの結果です。
剛性が上がると、足回りが仕事をするようになります。つまり軽さだけを追って剛性を捨てると、結局タイムは出ません。
💡 2号機では、これを組みながら935kgに到達しました。
エンジンマウント|+2,236gで、▲0.198秒
2.2kg増えます。それでも入れたのは、単体で効果を切り分けられた数少ないパーツだったからです。
タイヤを同一のまま交換して、▲0.198秒。重くなって速くなる、というのは珍しいケースです。
ℹ️ 検証の詳細はエンジン・デフマウントの記事で公開しています。
総合計と車検証との照合
- フロント:−21,133 g
- リア:−18,763 g
- 全体:−25,279 g
- 総合計:−65,175 g
そしてこの総合計を、車検証の数値と突き合わせます。
- 車検証の車両重量(購入時):1,010 kg
- 軽量化の総合計:−65.2 kg
- 助手席を戻した場合:−51.0 kg
- 理論上の車両重量(助手席あり):約959 kg
- 理論上の車両重量(助手席なし):約945 kg
✅ 1,010kgから約959kg。これが、助手席を載せたままの状態です。
【2026年7月更新】2号機はロールケージ込みで935kgへ
この記事の1号機は、2026年3月に全損となりました。それでも、軽量化のノウハウは2号機に引き継がれています。
2号機では990kgから935kgまで、−55kgを達成しました。作業時間は、わずか6時間です。
注目すべきは、ロールケージ(約+10kg)を積みながらの935kgという点です。全記録は内装軽量化+ロールケージで935kgで公開しています。
【無料】取り外すだけで約11kg
まずは費用ゼロの軽量化からです。内訳はこうなります。
- リアレインホースメント+ナット:−3,719 g
- 室内内張・隔壁・DVDナビ等:約−3,000 g
- リアスタビライザー:−1,700 g
- 助手席SRSエアバッグ:−1,112 g
- アクティブボンネット本体:−716 g
- インダクションサウンドエンハンサー:−542 g
- レゾネーター:−151 g/リアバンパーカット:−144 g
- スカイアクティブエンジンカバー:−128 g
- 合計:約−11,212 g
✅ 1円もかけずに11kg超です。パーツを買うのは、ここを全部やり切ってからで十分です。
助手席SRSエアバッグ(−1,112g)
サーキット専用仕様なら、助手席エアバッグも外せます。抵抗を設置すれば、警告灯はキャンセルできます。
⚠️ 同乗者を乗せる場合は、安全面をよく検討してください。
リアスタビライザー撤去(−1,700g)
これは、走行性能の向上が主目的です。リアスタビを外すと左右の足が独立して動き、トラクションが向上します。
ℹ️ ただし2号機では、純正リアスタビを装着しています。1号機とは逆の判断です。
💡 理由と5分で切り替えられる仕様はリアスタビライザーの効果で解説しています。
その他の無料項目
- アクティブボンネット本体(−716g):ボルト数本で完了
- インダクションサウンドエンハンサー(−542g):穴はゴム栓で塞ぐ
- レゾネーター(−151g):穴は粘着テープで塞ぐ
- スカイアクティブエンジンカバー(−128g):整備性も上がる
- リアバンパーカット(−144g):パラシュート効果の低減も狙う
助手席の軽量化|降ろせばさらに−14,200g
そして無料でできる最大の一手が、この軽量化です。助手席1脚で14.2kg。
先ほどの11kgと合わせると、25kgを超えます。
✅ 筆者は着脱式にしています。アタックの日だけ降ろして、普段は載せる。ボルト4本なので、5分で戻せます。
⚠️ 同乗走行や、人を乗せる予定があるなら戻してください。車検も同様です。
【小額投資】数千円でできる軽量化
まず純正バッテリー46B24Lは、11.5kgあります。
BOSCHの55B19Lは10.1kg。交換だけで、1,400g軽くなります。費用は5,000円前後、作業は15分です。
- 削減量:BOSCH −1,400 g/SHORAI −9,300 g
- 費用:BOSCH 約5,000円/SHORAI 実勢4〜5万円
- 1gあたり:BOSCH 約3.6円/SHORAI 約4.8円
- 電装品が多い車:BOSCH ◎/SHORAI △(容量に注意)
⚠️ 電装品が多い車は、リチウムの容量不足に注意してください。迷ったらBOSCHから入るのが安全です。
💡 ウォッシャータンクも小型化できます。純正387gを、0.5L容器(60g)へ。費用は数百円です。
💡 フルバケとステアリングで、−1,598g
そして運転席−600g、ステアリング−998g。合わせて−1,598gです。
ただしこの2点の本命は軽量化ではありません。操作精度が上がることのほうが、はるかに大きい効果です。

⚠️ シート本体だけでは装着できません。車種専用のシートレールが必要です。
ステアリングはMOMOに交換して−998gです。小径化で、切り込み量あたりの反応が変わります。

💡 この2点の効果はドライビングポジションの記事で詳しく書いています。
💡 バネ下は、ボディの10倍効きます
さらにタイヤ・ホイールで−2,400g。数字は小さく見えますが、ここはバネ下です。
筆者が組んだのはENKEI RPF1RS 15×8.0J+28。実測5.4kgで、純正比4本−6,000gです。

⚠️ 装着は、車高調+ネガキャン約−3°が前提です。ノーマル車高では干渉します。
ℹ️ そしてナットは、座面形状を必ず確認してください。
🔴 外した純正部品、捨てないでください
そしてここまでで、部品が山のように出ます。そのほとんどは、捨ててはいけません。
- 助手席:車検で戻す。保管必須
- 純正マフラー:車検で戻す。保管必須
- 純正ホイール4本:車検で戻す。保管必須
- 内装・トリム類:売却時に価値が変わる。保管推奨
- 純正シート・ステアリング:中古需要あり
⚠️ 売れば、軽量化費用の一部が回収できます。ただし、状態が悪いと値がつきません。
一番かさばるのが、純正ホイール4本です。床に平積みすると、タイヤが変形して値がつかなくなります。
⚠️ 屋外に置くなら、カバーが必須です。ゴムの最大の敵は紫外線です。
💡 そして車両を売るときは、1社だけで決めないでください。社外パーツの評価は、店によって変わります。
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🔴 軽量化にかけたお金は、保険では戻りません
そしてここは、私が実際に経験したことです。1号機は2026年3月に全損になりました。
車両保険からは、1,772,450円が戻っています。ただし、戻らなかったものがあります。
- BRIDE ZETA Ⅳ+シートレール:約150,000円
- ENKEI RPF1RS 4本:約120,000円
- CUSCO SAFETY 21 ロールケージ:約90,000円
- SHORAI リチウムバッテリー:約45,000円
- BE FREE マフラー:約25,000円
- 合計:約430,000円
⚠️ 車両保険は一般に、純正状態を基準に評価します。つまり社外パーツの分は、原則として含まれません。
ℹ️ ただし、カスタム分を対象にできる特約を用意している会社もあります。扱いは保険会社によって違うので、契約前に確認してください。
だから、保険料のほうを見直しました
パーツ代が戻らないのは、変えられません。そこで私は、毎年の保険料を削りました。
現在の任意保険は、年34,570円です。契約内容と全損時の交渉記録はロードスターの任意保険の記事で公開しました。
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💡 浮いた分は、そのままパーツ代に回せます。BE FREEマフラー1本が25,000円なので、年1万円の差でも効いてきます。
⚠️ サーキット走行中の事故は、多くの保険で免責です。約款を一度ご確認ください。
番外編|車検の重量書き換えで重量税を削減
なお軽量化を進めると、車検時の車両重量が変わります。つまり車検証の書き換えで、重量税を減らせます。
| 書き換え前の重量税 | 24,600円 |
| 書き換え後の重量税 | 16,400円 |
| 削減額 | 8,200円 |
| 書き換え手数料 | 無料 |
✅ BE FREEマフラー1本は25,000円です。つまり重量税の削減だけで、3回の車検を待たずに元が取れます。
ℹ️ ユーザー車検の総費用は37,550円でした。全手順はユーザー車検の記事にまとめています。
✅ 軽量化は「速くなる投資」だけではありません。維持費を下げる手段にもなります。
よくある質問
Q. 軽量化で一番コスパが高いのは?
無料の取り外し軽量化が最優先です。費用ゼロで約11kg、助手席も降ろせば25kg超が削れます。有償ではBE FREEマフラーが最安で、約25,000円で−7kg。SHORAIバッテリーは、単品最大の−9.3kgです。
Q. 作業に必要な工具は?
電動ドライバーは必須です。内装剥がしだけでクリップとネジが何十本もあります。手回しでは半日仕事になります。下回りの作業には、ジャッキとリジッドラックも要ります。
Q. ND5を1トン以下にするのは現実的?
現実的です。筆者はアタック仕様で約960kg、満タンの公道状態でも990kgでした。車検証の重量書き換えにも成功しています。
Q. 重いパーツを入れたら意味がないのでは?
そうとは限りません。筆者はロールケージで+10.7kg増やしました。さらにエンジンマウントで、+2.2kgです。それでもトータルは−51kg。しかもエンジンマウントは、単体で▲0.198秒を確認できたパーツです。
Q. バネ下の軽量化はなぜ効果が大きい?
バネ下は、バネ上の約10倍効くと言われます。ENKEI RPF1RSへの換装で、4本−6kgを削減しました。体感の変化は、数字以上です。
Q. 軽量化でサーキットタイムはどれくらい変わる?
筆者はセントラルで1分42秒から1分32秒に短縮しました。ただし、これは軽量化だけの成果ではありません。タイヤ・足回り・LSD・アライメントを含む、2年以上の積み重ねです。
Q. 外した部品はどうすればいい?
捨てないでください。助手席・純正ホイールは、車検で戻す必要があります。その他も、売れば軽量化費用の一部が回収できます。ただし状態が悪いと値がつかないので、保管方法には気をつけてください。
Q. 軽量化はどの順番でやるべき?
「無料の取り外し」を全部やってから、コスパの高いパーツへ投資します。この順番なら、最初の11kgは費用ゼロで手に入ります。
まとめ|50kg削減の最短ルート
- 1,010kg → 約959kg(助手席あり・実測ベース)
- ロールケージ+10.7kgを積んだうえでの−51kg
- 無料の取り外しだけで約−11.2kg。助手席込みで−25.4kg
- 有償の1位はBE FREEマフラー(25,000円で−7,046g)
- 単品最大はSHORAIバッテリー(−9,300g)
- 🔴 外した部品は捨てない。保管すれば費用を回収できる
- 重量税は8,200円削減。維持費にも効く
軽さは正義です。もともと1トンしかないND5なら、50kgの効果は絶大。特に、前後オーバーハングの軽量化は物理的に効きます。
最短ルートは、次のとおりです。まず、無料でできる取り外しを全部やる。次に、コスパの高いパーツへ投資する。
【追記】その後、2号機ではロールケージを組みながら935kgを達成しました。詳しくは軽量化+ロールケージで935kgの記事をご覧ください。
次に読んでほしい記事
- 2号機は935kgへ|内装軽量化+ロールケージの6時間
- セントラルで10秒縮めた|チューニングの順番
- RPF1RS 8J+28装着レビュー|本当に速いのか?
- フルバケ+小径ステアリングでタイムが変わる理由
- ロードスターの維持費は年いくら?実額を3層で公開
ND5ロードスター軽量化は、最もコスパの高いチューニングです。筆者は購入時1,010kgから約960kgまで、合計約50kgを削減しました。その結果、セントラルサーキットで1分32秒001を記録しています。
軽ければ止まる・曲がる・加速する。タイヤやブレーキなど、消耗品の減りも遅くなります。軽量化は「速さ」と「維持費」の両方に効くのです。
この記事では、外したもの・付けたものを52項目、1g単位ですべて公開します。合計も車検証の数値と突き合わせました。盛りも隠しもありません。
結論はシンプルです。まず、お金をかけずに外せるものから始めましょう。取り外しだけで、約11kg軽くなります。

この記事でわかること
- 1,010kg→約960kgまでの全記録(52項目・1g単位)
- 作業を始める前に必要な工具
- 費用ゼロで約11kg削れる「取り外し軽量化」の全項目
- 重くなるのに入れた3点と、その理由
- 外した純正部品の保管と、売却で回収する話
- 重量税を8,200円削減した車検証書き換えの実例
軽量化のコスパ上位2パーツ|まずここから
| 順位 | パーツ | 軽量化 | 費用 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | BE FREEマフラー | -7,046g | 約25,000円 | リアオーバーハングを-7kg。サウンドも改善 |
| 2位 | SHORAIリチウムバッテリー | -9,300g | 実勢4〜5万円 | 単品最大。費用対効果でダントツ |
筆者が入れたのはBE FREEのリアピースです。25,000円で-7,046g。1gあたりの単価で、この軽量化に勝つパーツはありませんでした。
そしてSHORAIのリチウムイオンバッテリー。単品では最大の-9,300gです。純正の11.5kgが2.2kgになります。
筆者のND5スペックと重量の推移
| 車両 | マツダ ND5RC ロードスター(Sスペシャルパッケージ) |
| セントラルサーキットベスト | 1分32秒001 |
重量は、状態によって3つの数字があります。混同しやすいので、整理しておきます。
| 状態 | 重量 | 備考 |
|---|---|---|
| 購入時(車検証) | 1,010kg | ノーマル状態 |
| 軽量化後・ガソリン満タン(車検証) | 990kg | ユーザー車検で書き換え済み |
| アタック時(実測) | 約960kg | 助手席・不要パーツを降ろした状態 |
| 合計の軽量化 | 約50kg | 1,010kg → 約960kg |
現行モデルの標準車両重量は、マツダ ロードスター公式サイトで確認できます。
🔴 52項目を外す前に、これだけは用意してください
この記事の中身は、ほぼ全部が「ボルトを緩めて外す」作業です。52項目分のボルト、クリップ、ナットを回します。
① 電動ドライバー|手回しでは終わりません
内装剥がしだけで-11,982g。この数字の裏には、内張りクリップとネジが何十本あります。手回しのドライバーでやると、半日で手が終わります。
| 手回しドライバー | 電動ドライバー | |
|---|---|---|
| 内装剥がし1台分 | 半日+手の痛み | 数時間 |
| 狭所の作業 | △ 回しきれない | ◎ ボール形状で入る |
| 締めすぎ | 力加減が読めない | 低トルクで止まる |
筆者が使っているのは電ドラボールⅡです。ボール形状のグリップなので、狭いところでも手が入ります。低トルクなので、樹脂の内張りを割る心配も減ります。
💡 2号機では、内装軽量化+ロールケージを6時間で終えました。工具がなければ、この時間では終わりません。
② ジャッキとリジッドラック|下回りに潜ります
マフラー交換、リアスタビ撤去、センターパイプ交換、デフマウントカラー。これらは全部、車の下に潜る作業です。
⚠️ ジャッキだけで潜るのは危険です。必ずリジッドラックで支えてください。ラチェットタイプなら、高さの微調整ができます。
⚠️ 車高調を入れている場合は、一般的なジャッキが入りません。ローダウン対応の低床タイプが必要になります。筆者が使っているのは2.5tのデュアルポンプ式です。
軽量化の全記録|52項目を1g単位で公開
外したもの、交換したもの、すべて1g単位で計量しました。フロント・リア・車体全体の3つに分けて公開します。

フロントの軽量化|合計 -21,133 g
| 部品 | 増減 | 区分 |
|---|---|---|
| バッテリー(リチウム化) | -9,300 g | 交換 |
| カーボンボンネット | -3,900 g | 交換 |
| スティフィナー | -2,302 g | 撤去 |
| アクティブボンネットセンサー取付金具 | -1,160 g | 撤去 |
| 助手席エアバッグ | -1,112 g | 撤去 |
| ウオッシャータンク | -1,050 g | 交換 |
| ボンネットインシュレーター | -914 g | 撤去 |
| バッテリー台座一式 | -729 g | 撤去 |
| アクティブボンネット左右本体 | -716 g | 撤去 |
| アッパーマウント上部金具左右 | -677 g | 撤去 |
| インダクションサウンドエンハンサー | -542 g | 撤去 |
| コアサポート全面金具左右 | -530 g | 撤去 |
| ストレーキ左右 | -194 g | 撤去 |
| レゾネーター | -151 g | 撤去 |
| アクティブボンネット左右金具 | -153 g | 撤去 |
| スカイアクティブエンジンカバー | -128 g | 撤去 |
| エンジン吊り金具 | -82 g | 撤去 |
| 発泡スチロール | -78 g | 撤去 |
| エアロキャッチ | +349 g | 追加 |
| CUSCO エンジンマウント | +2,236 g | 交換 |
| フロント合計 | -21,133 g |
フロントで効いたのは、リチウムバッテリーの-9,300gとカーボンボンネットの-3,900gです。合わせて13.2kg。この2点だけで、フロント全体の6割以上を占めています。
⚠️ いきなりリチウムは高い、という方へ。まずBOSCHの55B19Lで-1,400gという手があります。5,000円・作業15分です。詳しくは後半で。
リアの軽量化|合計 -18,763 g
| 部品 | 増減 | 区分 |
|---|---|---|
| BE FREE マフラー | -7,046 g | 交換 |
| リアレインホースメント+取り付けナット | -3,719 g | 撤去 |
| パンク修理キット・牽引フック | -2,475 g | 撤去 |
| リアスタビ一式 | -1,700 g | 撤去 |
| トランクルーム内のトリム(底面以外) | -1,300 g | 撤去 |
| トランク隔壁アルミ板 | -1,300 g | 撤去 |
| 左右のリアホイールアーチ内のインシュレーター | -532 g | 撤去 |
| トランクルーム内の金属の板 | -475 g | 撤去 |
| DVDユニット取り付け板金 | -330 g | 撤去 |
| バンパー取り付け樹脂3種盛り | -285 g | 撤去 |
| リアバンパーカット | -144 g | 加工 |
| リアデフマウントカラー | +143 g | 交換 |
| MSリアスポイラー | +400 g | 追加 |
| リア合計 | -18,763 g |
リアはBE FREEマフラーの-7,046gが最大です。次いで、リアレインホースメントの-3,719g。どちらも車体の最後端にある重量物なので、数字以上に回頭性へ効きます。
⚠️ この-2,475gは、純正の牽引フックとパンク修理キットを降ろした分です。牽引フックは競技用に置き換えています。走行会は、牽引フックがないと受付を通りません。外しっぱなしにはできない、数少ない項目です。
💡 リアデフマウントカラーの+143gは、7記事目で単体▲0.198秒を確認したパーツです。1万円台で、増えるのは143gだけ。軽量化と性能の両取りができる数少ない例です。
車体全体の軽量化|合計 -25,279 g
| 部品 | 増減 | 区分 |
|---|---|---|
| 助手席 | -14,200 g | 撤去 |
| 内装剥がし | -11,982 g | 撤去 |
| タイヤ・ホイール | -2,400 g | 交換 |
| センターパイプ | -1,600 g | 交換 |
| ネジ・ナット・クリップなど | -1,411 g | 撤去 |
| 取扱説明書など | -1,254 g | 撤去 |
| ステアリング | -998 g | 交換 |
| 左右フロアマット | -800 g | 撤去 |
| 運転席(フルバケ化) | -600 g | 交換 |
| サンバイザー外し | -448 g | 撤去 |
| 幌左右のガイド(メス側) | -307 g | 撤去 |
| 幌左右のガイド(オス側) | -215 g | 撤去 |
| 幌の内装剥がし | -195 g | 撤去 |
| ステアリングコラム下側 | -189 g | 撤去 |
| 内装左右フタ | -174 g | 撤去 |
| 真ん中のプラ内装&幌を閉める時の取っ手 | -126 g | 撤去 |
| 発煙筒 | -95 g | 撤去 |
| スピーカー | +1,020 g | 交換 |
| ロールケージ | +10,695 g | 追加 |
| 全体合計 | -25,279 g |
ロールケージだけは、+10,695gと大幅なプラスです。それでも全体で-25,279gに収まったのは、助手席と内装剥がしで26kg以上を削ったからになります。
フルバケ化とステアリング交換で、-1,598g
運転席-600g、ステアリング-998g。合わせて-1,598gです。ただしこの2点の本命は軽量化ではありません。操作精度が上がることのほうが、はるかに大きい効果です。
筆者が使っているのはBRIDE ZETA Ⅳです。純正比で-600g、そして体が固定されるので、限界域でハンドル操作に集中できます。
⚠️ シート本体だけでは装着できません。車種専用のシートレールが必要です。ND5RC用の適合品を必ず選んでください。
ステアリングはMOMOに交換して-998gです。小径化で、切り込み量あたりの反応が変わります。
💡 この2点の効果はドライビングポジションの記事で詳しく書いています。買う順番も、そちらに。
🔥 重くなるのに入れた3点と、その理由
軽量化の記事ですが、あえて増やしたものもあります。ここが一番、判断が分かれるところです。
| パーツ | 増加 | 入れた理由 |
|---|---|---|
| ロールケージ | +10,695 g | 安全性と剛性。ここは譲れない |
| CUSCO エンジンマウント | +2,236 g | シフトフィールとトラクション |
| スピーカー | +1,020 g | 趣味です |
ロールケージ|10.7kg積んでも、トータルは-51kg
これが、この記事で一番伝えたいことです。-51kgという数字は、安全装備を10.7kg積んだうえでの結果です。ただ剥がして稼いだ数字ではありません。
剛性が上がると、足回りが仕事をするようになります。軽さだけを追って剛性を捨てると、結局タイムは出ません。
💡 装着の実際はロールケージの記事へ。2号機では、これを組みながら935kgに到達しました。
エンジンマウント|+2,236gで、▲0.198秒
2.2kg増えます。それでも入れたのは、セントラル9セッション中、単体で効果を切り分けられた数少ないパーツだったからです。
タイヤを同一のまま交換して、▲0.198秒。重くなって速くなる、というのは珍しいケースです。
💡 検証の詳細はエンジン・デフマウントの記事で公開しています。
総合計と車検証との照合
| 箇所 | 軽量化 |
|---|---|
| フロント | -21,133 g |
| リア | -18,763 g |
| 全体 | -25,279 g |
| 総合計 | -65,175 g |
この総合計を、車検証の数値と突き合わせます。
| 項目 | 重量 |
|---|---|
| 車検証の車両重量(購入時) | 1,010 kg |
| 軽量化の総合計 | -65.2 kg |
| 助手席を戻した場合の軽量化 | -51.0 kg |
| 理論上の車両重量(助手席あり) | 約959 kg |
| 理論上の車両重量(助手席なし) | 約945 kg |
✅ 1,010kgから約959kg。これが、助手席を載せたままの状態です。当ブログで「約50kgの軽量化」と書いているのは、この数字を指しています。
ℹ️ 助手席(14.2kg)は着脱式です。降ろせば、理論値で約945kgになります。
【2026年7月更新】2号機はロールケージ込みで935kgへ
この記事の1号機は、2026年3月に全損となりました。それでも、軽量化のノウハウは2号機に引き継がれています。2号機では990kgから935kgまで、-55kgをわずか6時間の作業で達成しました。
注目すべきは、ロールケージ(約+10kg)を積みながらの935kgという点です。本記事の「無料の取り外し→コスパ投資」の順番は、2台目でも再現できました。6時間の作業全記録は内装軽量化+ロールケージで935kgで公開しています。
【無料】の軽量化|取り外すだけで約11kg
まずは費用ゼロの軽量化からです。内訳はこうなります。
| 項目 | 削減量 |
|---|---|
| リアレインホースメント+ナット | -3,719 g |
| 室内内張・隔壁・DVDナビ等 | 約-3,000 g |
| リアスタビライザー | -1,700 g |
| 助手席SRSエアバッグ | -1,112 g |
| アクティブボンネット本体 | -716 g |
| インダクションサウンドエンハンサー | -542 g |
| レゾネーター | -151 g |
| リアバンパーカット | -144 g |
| スカイアクティブエンジンカバー | -128 g |
| 合計 | 約-11,212 g |
✅ 1円もかけずに11kg超です。パーツを買うのは、ここを全部やり切ってからで十分です。
アクティブボンネット本体(-716g)
ND5には、歩行者保護用のアクティブボンネット機構があります。本体を外すと、716g軽くなります。作業はボルト数本で完了する、簡単な内容です。
助手席SRSエアバッグ(-1,112g)
サーキット専用仕様なら、助手席エアバッグも外せます。重量は1,112gと、意外に重い部品です。抵抗を設置すれば、警告灯はキャンセルできます。
⚠️ 同乗者を乗せる場合は、安全面をよく検討してください。
インダクションサウンドエンハンサー(-542g)
吸気音を車内に伝えるための装置です。ボルト2本とバンド1個で取り外せます。インテーク側の穴は、ゴム栓で塞げばOKです。ECU周りの作業性が上がる副次効果もあります。
スカイアクティブエンジンカバー(-128g)
エンジン上部の樹脂カバーです。効果は128gと軽微。ただし、外しておくとメンテナンス性が向上します。作業のついでに外して、損はありません。
リアレインホースメント+取り付けナット(-3,719g)
リアバンパー内部の衝突緩衝材です。本体と取り付けナットで-3,719g。無料でできる項目の中では、単体最大です。
リアオーバーハングの軽量化は、効果が別格です。車体の端の重量は、慣性モーメントに直結します。数字以上に、回頭性が向上します。
💡 同時に外せる「バンパー取り付け樹脂3種盛り」で、さらに-285gです。

室内内張・隔壁・DVDナビ等(約-3,000g)
室内後方の内張5枚と隔壁を撤去しました。純正DVDナビやファッションバーも外しています。小物入れは、100均のタッパで代用可能です。室内がスッキリする副次効果もあります。
レゾネーター除去(-151g)
エアクリーナー手前にある、吸気音低減装置です。取り外しは簡単で、穴は粘着テープで塞ぎます。フロントオーバーハングが、少し軽くなります。
リアスタビライザー撤去(-1,700g)
これは、走行性能の向上が主目的です。リアスタビを外すと左右の足が独立して動き、トラクションが向上します。
セントラルサーキットの走行データで比較した結果、「リアスタビ無しの方が明らかに速い」という結論でした。-1,700gの軽量化にもなります。
ℹ️ ただし2号機では、純正リアスタビを装着しています。1号機とは逆の判断です。理由と5分で切り替えられる仕様はリアスタビライザーの効果で解説しています。
リアバンパーカット(-144g)
R Magicの型紙PDFを参考に、ヒートカッターでカットしました。目的は、パラシュート効果の低減です。バンパー内に溜まる空気の抵抗を減らします。144gの軽量化に加え、リアの安定性向上も期待できます。
助手席を降ろせば、さらに-14,200g
無料でできる最大の一手が、この軽量化です。助手席1脚で14.2kg。先ほどの11kgと合わせると、25kgを超えます。
| 状態 | 削減量 |
|---|---|
| 無料の取り外し | 約-11.2 kg |
| +助手席を降ろす | 約-25.4 kg |
✅ 筆者は着脱式にしています。アタックの日だけ降ろして、普段は載せる。ボルト4本なので、5分で戻せます。
⚠️ 同乗走行や、人を乗せる予定があるなら戻してください。車検も同様です。
【小額投資】数千円でできる軽量化
バッテリー軽量化①|BOSCH AMS HT-55B19L(-1,400g・約5,000円)
純正46B24Lは、11.5kgあります。BOSCHの55B19Lは10.1kg。交換だけで、1,400g軽くなります。費用は5,000円前後、作業は15分です。
フロントオーバーハング内の重量物を削れるので、ハンドリングへの効果も期待できます。軽量化入門の1手として、ここから始めるのが確実です。
| BOSCH 55B19L | SHORAI リチウム | |
|---|---|---|
| 削減量 | -1,400 g | -9,300 g |
| 費用 | 約5,000円 | 実勢4〜5万円 |
| 1gあたり | 約3.6円 | 約4.8円 |
| 電装品が多い車 | ◎ | △ 容量に注意 |
⚠️ 電装品が多い車は、リチウムの容量不足に注意してください。迷ったらBOSCHから入るのが安全です。
ウォッシャータンク小型化(-327g)
純正タンクは387g・容量1.2Lです。コーナンの0.5L容器(60g)に交換しました。接続は、シリコンチューブで延長するだけ。費用は数百円で、DIY完結します。
🔴 外した純正部品、捨てないでください
ここまでで、部品が山のように出ます。そのほとんどは、捨ててはいけません。
| 部品 | 扱い |
|---|---|
| 助手席 | 車検で戻す。保管必須 |
| 内装・トリム類 | 売却時に価値が変わる。保管推奨 |
| 純正マフラー | 車検で戻す。保管必須 |
| 純正ホイール4本 | 車検で戻す。保管必須 |
| 純正シート・ステアリング | 中古需要あり |
⚠️ 売れば、軽量化費用の一部が回収できます。ただし、状態が悪いと値がつきません。雨ざらし・平積みは避けてください。
ホイールは縦置きラックへ
一番かさばるのが、純正ホイール4本です。床に平積みすると、タイヤが変形して値がつかなくなります。2段式のラックなら縦に立てて保管でき、設置面積は畳半分ほどです。
⚠️ 屋外に置くなら、カバーが必須です。ゴムの最大の敵は紫外線です。ひび割れたタイヤは、売っても値がつきません。
🔴 軽量化にかけたお金は、保険では戻りません
ここは、私が実際に経験したことです。1号機は2026年3月に全損になりました。
車両保険からは、1,772,450円が戻っています。ただし、戻らなかったものがあります。
この記事のパーツだけで、40万円を超えます
| パーツ | 費用 |
|---|---|
| BRIDE ZETA Ⅳ+シートレール | 約150,000円 |
| ENKEI RPF1RS 4本 | 約120,000円 |
| CUSCO SAFETY 21 ロールケージ | 約90,000円 |
| SHORAI リチウムバッテリー | 約45,000円 |
| BE FREE マフラー | 約25,000円 |
| 合計 | 約430,000円 |
⚠️ 車両保険は一般に、純正状態を基準に評価します。つまり社外パーツの分は、原則として含まれません。
カーボンボンネット、ロールケージ、フルバケ、ホイール。どれだけ積んでも、評価額は変わらないのが基本です。
ℹ️ ただし、カスタム分を対象にできる特約を用意している会社もあります。扱いは保険会社によって違うので、契約前に確認してください。
だから、保険料のほうを見直しました
パーツ代が戻らないのは、変えられません。そこで私は、毎年の保険料を削りました。
現在の任意保険は、年34,570円です。契約内容と全損時の交渉記録はロードスターの任意保険の記事で公開しました。
💡 浮いた分は、そのままパーツ代に回せます。BE FREEマフラー1本が25,000円なので、年1万円の差でも効いてきます。
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⚠️ サーキット走行中の事故は、多くの保険で免責です。だから車両保険の掛け方も、走る人と走らない人では変わります。約款を一度ご確認ください。
番外編|車検の重量書き換えで重量税を削減
軽量化を進めると、車検時の車両重量が変わります。車検証の書き換えで、重量税を減らせます。
筆者はガソリン満タン状態で、990kgを達成しました。ユーザー車検で1トン切りを確認しています。
| 書き換え前の重量税 | 24,600円 |
| 書き換え後の重量税 | 16,400円 |
| 削減額 | 8,200円 |
| 書き換え手数料 | 無料 |
✅ BE FREEマフラー1本(25,000円)が、重量税の削減で3回の車検を待たずに元が取れる計算になります。
参考までに、ユーザー車検の総費用は次のとおりです。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| テスター屋の光軸調整 | 1,200円 |
| 重量税 | 16,400円 |
| 自賠責保険 | 17,650円 |
| 検査代 | 2,300円 |
| 合計 | 37,550円 |
ユーザー車検の全手順はユーザー車検の記事にまとめています。
✅ 軽量化は「速くなる投資」だけではありません。維持費を下げる手段にもなります。維持費の全体像はロードスターの維持費の記事で公開しました。持つだけなら年87,845円、競技もやると940,409円という内訳です。
よくある質問
Q. 軽量化で一番コスパが高いのは?
無料の取り外し軽量化が最優先です。費用ゼロで約11kg、助手席も降ろせば25kg超が削れます。有償ではBE FREEマフラーが最安で、約25,000円で-7kg。SHORAIバッテリーは、単品最大の-9.3kgです。
Q. 作業に必要な工具は?
電動ドライバーは必須です。内装剥がしだけでクリップとネジが何十本もあります。手回しでは半日仕事になります。下回りの作業(マフラー・スタビ・センターパイプ)には、ジャッキとリジッドラックも要ります。ジャッキだけで潜るのは危険です。
Q. ND5を1トン以下にするのは現実的?
現実的です。筆者はアタック仕様で約960kg、満タンの公道状態でも990kgでした。車検証の重量書き換えにも成功しています。
Q. 重いパーツを入れたら意味がないのでは?
そうとは限りません。筆者はロールケージで+10.7kg、エンジンマウントで+2.2kg増やしています。それでもトータルは-51kg。しかもエンジンマウントは、単体で▲0.198秒を確認できたパーツです。軽さだけを追って剛性を捨てると、結局タイムは出ません。
Q. バネ下の軽量化はなぜ効果が大きい?
バネ下は、バネ上の約10倍効くと言われます。ENKEI RPF1RSへの換装で、4本-6kgを削減しました。体感の変化は、数字以上です。詳しくはRPF1RS装着レビューをご覧ください。
Q. 軽量化でサーキットタイムはどれくらい変わる?
筆者はセントラルで1分42秒から1分32秒に短縮しました。ただし、これは軽量化だけの成果ではありません。タイヤ・足回り・LSD・アライメントを含む、2年以上の積み重ねです。軽量化単体で何秒、という数字は出していません。
Q. 外した部品はどうすればいい?
捨てないでください。助手席・純正ホイールは、車検で戻す必要があります。その他も、売れば軽量化費用の一部が回収できます。ただし状態が悪いと値がつかないので、保管方法には気をつけてください。
Q. 軽量化はどの順番でやるべき?
「無料の取り外し」を全部やってから、コスパの高いパーツへ投資します。この順番なら、最初の11kgは費用ゼロで手に入ります。パーツを買うのは、そのあとで十分です。
まとめ|50kg削減の最短ルート
- 1,010kg → 約959kg(助手席あり・実測ベース)
- ロールケージ+10.7kgを積んだうえでの-51kg
- 無料の取り外しだけで約-11.2kg。助手席込みで-25.4kg
- 有償の1位はBE FREEマフラー(25,000円で-7,046g)
- 単品最大はSHORAIバッテリー(-9,300g)
- 重量税は8,200円削減。維持費にも効く
軽さは正義です。もともと1トンしかないND5なら、50kgの効果は絶大。特に、前後オーバーハングの軽量化は物理的に効きます。
最短ルートは、次のとおりです。まず、無料でできる取り外しを全部やる。次に、コスパの高いパーツへ投資する。この順番なら、50kg削減は現実的に可能です。
セントラル1分32秒001までの全記録は、チューニング総まとめ記事をご覧ください。
【追記】その後、2号機ではロールケージを組みながら935kgを達成しました。詳しくは軽量化+ロールケージで935kgの記事をご覧ください。
この記事で紹介したパーツ一覧
投資対効果の高い順に並べています。まずは、コスパ上位2点から始めるのがおすすめです。
SHORAIリチウムイオンバッテリー(-9,300g)
この軽量化1つで、単品最大となる約9.3kgを実現します。費用対効果も、ダントツの1位です。

⚠️ 実勢価格は4〜5万円で変動が大きいため、必ず複数ショップを比較してください。楽天マラソンやYahoo!セールを狙えば、実質コストを下げられます。
BE FREEマフラー リアピース(-7,046g・約25,000円)
リアオーバーハングを-7kg。しかも、音も良くなります。25,000円台と、最安値クラスの軽量化パーツです。重量税の削減分だけでも、じわじわ回収できます。

ENKEI RPF1RS 15×8.0J +28(-6,000g・約120,000円)
バネ下はボディの10倍効きます。実測5.4kg、純正比で4本-6,000g。タイヤとセットで交換すれば、コスパを最大化できます。詳細スペックはENKEI公式サイトで確認できます。

⚠️ 装着は、車高調+ネガキャン約-3°が前提です。ノーマル車高では干渉します。
💡 その車高調が、まだなら。筆者が入れたのはTEIN MONO SPORTです。8J+28を履くための前提条件でもあります。
BOSCHバッテリー AMS HT-55B19L(-1,400g・約5,000円)
5,000円・作業15分の、最安コスパ軽量化です。最初に試すべき1手になります。
⚠️ 電装品が多い方は、SHORAIを検討してください。


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