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シバタイヤR31 200Rは、5部山の中古でR23より0.7秒速くなりました。モーターランド鈴鹿での実測です。
最大グリップはR23級、扱いやすさは明確に上。つまり「安定して速く走りたい人」の実戦向けタイヤです。
「R23がピーキーで使いにくい」。そう思っていませんか。RPF1RS 8.0J+28に組んで実走した、実体験をまとめます。
そしてその後、新品の205/50R15で舞洲ジムカーナ48秒台に到達しました。

この記事でわかること
- 実測タイム(モーターランド鈴鹿47秒004・▲0.7秒)
- 5部山の中古が、新品R23に勝った理由
- 🔴 中古タイヤを買うときの判断基準
- 3コースで見たR23との比較|結果が入れ替わる理由
- 新品205/50R15で舞洲48秒台に到達した記録
- アウトラップのグリップ不足という弱点と対処法
- 空気圧の設定値(冷間170kPa)と用途別の寿命目安
- 🔴 手組みができると、中古の選択肢が一気に増える話
今回装着したタイヤ
| メーカー | SHIBATIRE(シバタイヤ) |
| モデル | R31 |
| サイズ | 195/50R15 |
| トレッドウェア | TW200R |
| コンディション | 5部山の中古タイヤ |
| ホイール | ENKEI RPF1RS 8.0J+28 |
| 空気圧 | 冷間170kPa/温間200kPa |
| 走行サーキット | モーターランド鈴鹿 |
中古で、この結果です。つまりこの事実が、ポテンシャルの高さを証明しています。製品情報はシバタイヤ公式へ。
いま買うならR31Z|2026年8月に世代交代
この記事の実測は、R31での数字です。2026年8月から、後継のR31Zに置き換わりました。
195/50R15は、15インチで最も外径が小さいサイズ(約576mm)です。だから実質的なギア比が下がります。
つまりパワーの限られるND5では、2〜4速の回転数がパワーバンドに乗ります。
⚠️ ショップで価格差が大きいタイヤです。同じ品番でも数千円変わるので、必ず比較してください。
ℹ️ 装着には車高調とキャンバー調整が必要です。条件は8J+28の装着条件まとめへ。
空気圧は冷間170kPa|R23より10kPa低い
細かい話ですが、R23とR31で設定を変えています。
- R31 195/50R15:冷間170kPa/温間200kPa
- R23 185/55R15:冷間180kPa/温間200kPa
R23の185幅は、8Jに対してかなりの引っ張りです。だからビード保持のために、180kPa以上を確保しています。
一方R31の195幅は、そこまで攻めた組み合わせではありません。
⚠️ R31はアウトラップで温まりが遅いタイヤです。つまり温間の上がり幅を、毎枠チェックする意味があります。
実測タイム|モーターランド鈴鹿で47秒004
| タイヤ | ベスト | 比較 |
|---|---|---|
| R23 200R 185/55R15 | 約47秒7 | ベース |
| R31 200R 195/50R15(5部山中古) | 47秒004 | ▲約0.7秒 |
5部山の中古で、約0.7秒短縮です。グリップの高さに加えて、「扱いやすさが速さに直結する」特性を示しています。
⚠️ 比べるなら、空気圧を揃えてください。そして体感はあてにならないので、私は毎回タイムを残しています。
🔴 中古タイヤを買うという選択
ここは、この記事でいちばん伝えたい部分です。
5部山の中古が、新品より速かった。つまり「新品でなければ速くない」は、成立しません。

💡 中古を買うときに見るところ
私が中古を選ぶときの基準です。
- 🔴 4本の減り方が揃っているか(偏っていれば車側に問題あり)
- ショルダーだけ終わっていないか(キャンバー不足のサイン)
- 製造年週(古すぎるとゴムが硬化する)
- サイド部に傷や段差がないか
- 溝の深さより、表面の状態
⚠️ 偏摩耗した中古は、安くても避けてください。前の車のアライメントが狂っていた証拠だからです。
💡 そして自分の車でも同じです。減り方を見れば、アライメントが分かります。
ℹ️ トーも同時に見ておくと、原因が切り分けられます。
🔴 手組みができると、中古の選択肢が一気に増えます
中古タイヤは、たいていタイヤ単体で売られています。
⚠️ つまり組み替え工賃が、そのまま上乗せになります。4本で8,000円前後です。
✅ 自分で組めれば、ここが0円になります。だから安い中古ほど、手組みの価値が上がります。
まずはレバーです。長短を組み合わせると、作業が一気に楽になります。
ℹ️ 15インチ以上なら、長いレバーが1本あると確実です。
🔴 そしてビードクリームは、省略しないでください。これがないと、ビードは入りません。
⚠️ 組むときは、ビードヘルパーがあると手が2本で足ります。
💡 引っ張り気味に組むなら、ビード上げの治具も効きます。
🔴 そしてビードを上げるには、一気に空気を入れる必要があります。
ℹ️ ゴムバルブは、タイヤを替えるたびに新品にします。数十円の部品で、エア漏れが防げます。
⚠️ ナットの脱着はインパクトが速いです。ただし最後は、必ずトルクレンチで締め直してください。
ℹ️ 手順はタイヤ手組みと屋外保管術にまとめました。
R31 vs R23|3コースで結果が入れ替わる
「どっちが速いのか」は、コースと条件で変わります。当ブログで実測した3コースを、すべて並べます。
| コース | R23 200R | R31 200R | 結果 | 条件 |
|---|---|---|---|---|
| モーターランド鈴鹿 | 約47秒7 | 47秒004 | R31が0.70秒速い | 同条件 |
| セントラルサーキット | 1:32.357 | 1:33.055 | R23が0.70秒速い | R23は車両アップデート後 |
| 備北サーキット | 46.98 | 46.90 | R31が0.08秒速い | 同日対決・R23は新品+初コース |
⚠️ セントラルのR23は、車両アップデート後の記録です。つまり同時期の比較ではありません。
同条件で走った鈴鹿と備北では、いずれもR31が速い結果でした。詳細は備北実測比較の記事へ。
性格の違いで選ぶ
- 高温時グリップ:R31 ◎/R23 ◎
- 低温時グリップ:どちらも △(突然滑りやすい)
- 扱いやすさ:R31 ○(素直)/R23 △(ピーキー)
- 寿命:R31 △(超早め)/R23 △(早め)
- 入手性:R31Zが現行/R23 185/55R15は在庫限り
✅ 5部山の中古R31が、R23より0.7秒速い。つまり「グリップが高い=速い」ではありません。
「使い切れるタイヤが速い」。だからタイヤ選びは、「最大値」より「使い切れるか」を優先してください。
ℹ️ R23の詳細はR23 200Rレビューへ。ただし185/55R15は後継がなく、在庫限りです。
では、新品ならどうなるのか
ここまでは5部山の中古の話です。当然、次の疑問が出てきます。「新品なら、どこまで行けるのか」
答えを出しました。2号機に、新品のR31 200R 205/50R15を投入しています。
| イベント | サイズ | 状態 | タイム |
|---|---|---|---|
| モーターランド鈴鹿 | 195/50R15 | 5部山中古 | 47秒004 |
| 舞洲ジムカーナ80(練習枠) | 205/50R15 | 新品 | 48秒4 |
| 舞洲ジムカーナ81(練習枠) | 205/50R15(F)+225/45R15(R) | 継続使用 | 48秒415 |
| 舞洲ジムカーナ81(本番) | 同上 | 継続使用 | 48秒882 |
舞ジム80のシェイクダウン1枠目で、いきなり48秒4。つまり1号機の自己ベスト48秒840を、練習で上回りました。
練習ベスト48秒415|1号機を0.425秒上回った
その後、舞洲ジムカーナ81の練習枠で48秒415が出ました。
- 1号機 自己ベスト:48秒840(シバR23 200R 185/55R15)
- 2号機 練習ベスト:48秒415(R31 205/50R15+R23 225/45R15)
- 差:▲0.425秒
ℹ️ 正確に書きます。48秒415は前後異形での記録です。つまりR31単体の数字ではありません。
ただしフロントを支えたのは、このサイズです。
⚠️ 舞ジム80・81とも、本番は練習より落ちています。49秒375と48秒882でした。練習の数字を本番で再現するのは、また別の話です。
195と205|外径10mmの違い
- 195/50R15:外径約576mm — 最小外径。加速重視
- 205/50R15:外径約586mm — 中速コーナーが安定
💡 加速を取るなら195、安定を取るなら205。どちらもRPF1RS 8.0J+28に装着できます。
筆者はサーキット重視の時期に195を使いました。そしてジムカーナ主体になってから、205へ移っています。
グリップ性能とフィーリング
TW200クラスでも、非常に高いグリップです。温間のトラクションが強く、立ち上がりで踏めます。
フィーリングを一言で表すと「素直」。つまり限界域でもコントロールしやすく、安心して踏み込めます。

💡 そして踏める時間が増えたら、次はデフが効いてきます。
🔴 最大の弱点|アウトラップが滑る
正直に書きます。アウトラップのグリップは、極端に低いです。
- 最初の1〜2周:滑って当然。熱入れに徹する
- 気温15℃以下:温まりが遅く、スピンリスクが上がる
- 走行会の午前1本目:要注意
- 雨上がり直後:要注意
200R系のガラス転移点は11℃です。つまり路面がそれを下回ると、ゴムが硬いまま走ることになります。
冬の朝や、20分1本の走行会では、この特性が実害になります。
冬や朝イチが多いなら|ディレッツァZⅢ
ZⅢのガラス転移点はマイナス5度です。つまり冷えた路面でも、最初からグリップします。
筆者は冬季ジムカーナ用にZⅢを使い、練習で49秒613を記録しました。
| コンパウンド | ガラス転移点 | アウトラップ |
|---|---|---|
| R31・R23(200R系) | 11℃ | 🔴 滑る |
| ディレッツァZⅢ | -5℃ | ✅ 最初から使える |
ℹ️ 詳細はディレッツァZⅢレビューへ。実測寿命10,000kmで、コストも抑えられます。
幅広く使いたいなら|ナンカンCR-S
低温やウェットが絡むなら、CR-Sのほうが扱いやすいです。グリップは一段落ちますが、走れる条件の幅が広くなります。
ℹ️ 実測寿命も10,000kmでした。詳細はCR-Sレビューへ。
💡 街乗りも兼ねるなら、280系という選択もあります。
シバタイヤR31と他銘柄の比較
- RE-71RZ:グリップ◎◎/低温○/寿命○/扱いやすさ○ → タイム最優先
- シバR31 200R:グリップ◎/低温△/寿命△/扱いやすさ○ → 中級者〜上級者
- シバR23 200R:グリップ◎/低温△/寿命△/扱いやすさ△ → 上級者・条件特化
- ナンカンCR-S:グリップ○/低温○/寿命○/扱いやすさ○ → 中級者・夏全般
- ダンロップZⅢ:グリップ△/低温◎/寿命◎/扱いやすさ◎ → 初心者・冬季
R31のポジションは、実戦型です。つまり「R23のグリップ+CR-Sの扱いやすさ」。
R23がピーキーと感じる方の、理想的なステップアップ先になります。全比較はタイヤ6種比較へ。
シバタイヤR31の寿命|走行距離の目安
- 街乗りメイン:約10,000〜15,000km(ウェット路面に注意)
- サーキット月1〜2回+街乗り:約1シーズン
- ジムカーナ月1〜2回+街乗り:約1〜1.5シーズン
TW200クラスの中では、早めの摩耗です。R23とほぼ同等で、ZⅢやTW280より短くなります。
ただし価格が安いため、コスパは非常に高いです。そして5部山の中古でも、最後まで安定したフィーリングでした。
⚠️ 走行後は、トレッド面にゴムのカスが大量に付着します。その日のうちに落とさないと固着します。
💡 刃を寝かせて当てれば、振動だけで削げます。
ℹ️ 外したセットは、積んで保管します。屋外ならカバーも必須です。
シバタイヤR31のメリット・デメリット
- ✅ TW200トップレベルのグリップ
- ✅ 素直な挙動で安定してタイムが出る
- ✅ 5部山の中古でも十分な性能
- ✅ R31Zが現行品で入手しやすい
- 🔴 アウトラップのグリップが極端に低い
- ⚠️ 摩耗が早め。そして走行後のタイヤカス除去が必要
こんな人におすすめ
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 安定してタイムを出したい | 冬季・低温がメイン |
| R23がピーキーに感じる | アウトラップから全開で走りたい |
| 中古でも戦えるコスパを重視 | 寿命を最優先したい |
| 初めてシバタイヤを試す | — |
さらに上を目指すなら|POTENZA RE-71RZ
R31でタイムが頭打ちになったら、国産最高峰です。筆者のセントラル1分32秒001は、RE-71RSでの記録です。サイズは205/50R15でした。
ℹ️ ただし、R31の1分33秒055とは比較できません。その間に車高調導入とアライメント調整が入っています。
つまり車両側の改善だけで1.054秒です。タイヤの差として取り出せる分は、残りません。
RE-71RZの強みは、タイムそのものよりアウトラップの扱いやすさと寿命です。つまり「最初の2周は捨てる」必要がありません。
ℹ️ 詳細はRE-71RZレビューへ。
⚠️ 走る前に、保険を確認してください
200R系を履く段階なら、競技に出ている方がほとんどだと思います。
多くの自動車保険は、競技やそのための走行を免責としています。つまりコース上で壊しても、車両保険は出ません。
⚠️ 対象になるかは契約で違います。だから一度、約款をご確認ください。
私の任意保険は年34,570円です。契約内容はロードスターの任意保険の記事で公開しました。
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よくある質問
Q. シバタイヤR31とR23はどっちが速い?
同条件で走った鈴鹿と備北では、R31が速い結果でした。鈴鹿では0.70秒、備北では0.08秒差です。素直な挙動で使い切れるぶん、R31が有利になります。
Q. R31とR31Zは何が違う?
2026年8月に置き換わった後継モデルです。本記事の実測はR31のもので、R31Zは走らせ次第で追記します。いま買えるのはR31Zになります。
Q. 中古のシバタイヤでも大丈夫?
この記事の47秒004が、5部山の中古での記録です。新品R23より0.7秒速い結果でした。ただし4本の減り方が揃っているかは、必ず確認してください。ショルダーだけ終わった個体も危険です。偏摩耗した個体は、安くても避けるべきです。
Q. 195/50R15と205/50R15はどっちがいい?
加速重視なら195(外径576mm)です。一方、中速コーナーの安定重視なら205(外径586mm)になります。筆者はサーキット主体の時期に195を使い、その後205へ移りました。どちらもRPF1RS 8.0J+28に装着できます。
Q. セントラルではR23のほうが速いのはなぜ?
R23の記録が、車両アップデート後だからです。同時期の比較ではありません。同条件で走った2コースでは、いずれもR31が速い結果でした。
Q. 寿命はどれくらい?
街乗りメインで約10,000〜15,000kmです。サーキット併用なら、約1シーズン。早めですが、コスパは高くなります。
Q. 弱点は?
アウトラップの極端な低グリップです。ガラス転移点が11℃なので、路面が冷えていると温まりません。最初の1〜2周は熱入れに徹してください。冬や朝イチが多いなら、ZⅢのほうが向いています。
Q. 初めてのシバタイヤはどっちがいい?
R31Zです。素直な挙動で失敗しにくく、現行品なので入手も安定しています。慣れたらR23や、サイズ違いでタイムを詰めていけます。
まとめ|R31は「使い切れる速さ」
シバタイヤR31は、グリップ・扱いやすさ・コスパの実戦型です。
5部山の中古でR23より0.7秒速い。つまりこの事実が、性能を最もシンプルに証明しています。
- モーターランド鈴鹿47秒004(5部山中古でR23比▲0.7秒)
- 新品205/50R15では、舞洲ジムカーナ48秒台に到達
- 🔴 中古を買うなら、4本の減り方が揃っているかを見る
- 「最大グリップ」より「使い切れるか」で選ぶ
- 空気圧は冷間170kPa/温間200kPa
- 弱点はアウトラップ。ガラス転移点11℃
- 冬・朝イチが多いならZⅢ、幅広く使うならCR-S
ℹ️ 用途別の選び分けはシバタイヤの選び方ガイドにまとめました。
性能を引き出すにはアライメントが要る
R31は素直なタイヤですが、アライメントが狂っていれば話は別です。接地面が取れていなければ、TW200のグリップは半分も出ません。
- ショップに依頼:1回 約30,000円/年4回で120,000円
- ゲージを買ってDIY:1回 0円/年4回でも 0円
1回のDIY調整で、ほぼ元が取れます。手順はDIYアライメントの記事で公開中です。
組み合わせホイール:ENKEI RPF1RS 8.0J+28
47秒004も、舞洲48秒台も、このホイールでの記録です。純正6.9kgに対して実測5.4kg、4本で6.0kg減。
そして195/50R15も205/50R15も、同じホイールで組めます。
⚠️ ナットは座面形状を必ず確認してください。純正ナットが使えるとは限りません。
ℹ️ 装着条件は8J+28の装着条件まとめへ。
【追記】2号機では、前後異形も試しています。フロント205/50R15のR31に、リア225/45R15のR23です。舞洲ジムカーナ81で48秒882でした。詳細は前後異形タイヤ化へ。


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