ND5ロードスター中古車のベストバイは、2019〜2021年式の後期MCです。すなわち、テレスコ+KPC付き・走行2〜5万km台・180〜200万円台。つまり、この3条件が揃う唯一の年式帯です。
実は、2026年3月に事故で愛車を全損にしました。そして、「次も絶対ND5」と即決。そこで、乗り換え候補を探す中でカーセンサーの全年式相場を徹底調査しました。つまり、本記事はその実調査データ(2026年4月時点・全国在庫)に基づく解説です。

目次
この記事でわかること
- 年式別カーセンサー実調査データ(修復歴あり/なし最安値)
- 前期型vs後期MCの違いと価格差17万円の価値判断
- 990Sを中古で狙うべき理由(込みでのコスパ試算)
- 修復歴ありを許容できるケース・避けるべきケース
- 購入時の必須チェックポイント5項目
ND5ロードスター中古車のラインナップと年式の基礎
まず、年式を整理します。すなわち、ND5(2015年〜現行)は大きく前期型と後期MC型に分かれます。なお、現行モデルの詳細はマツダ公式サイトを参照してください。
- 前期型(2015〜2018年7月):テレスコなし。アナログ感が魅力
- 後期MC型(2018年8月〜):テレスコ+KPCで走りの質が向上
さらに、特別モデルが3種あります。
- 30周年記念車(2019年):赤幌・専用内装のレア個体
- 100周年記念車(2020年):2020年式に集中
- 990S(2022年〜):RAYS鍛造+ブレンボの軽量グレード
【2026年4月時点】年式別カーセンサー実調査データ
続いて、ND5ロードスター中古車の全国在庫を年式別に集計しました。なお、最安値は実際の掲載価格(諸費用別)です。
| 年式 | 在庫台数 | 修復歴なし最安値 | 修復歴あり最安値 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年 | 15台 | 約297万円 | − | 実質新車。値引きも難しい |
| 2025年 | 64台 | 約277万円 | 229万円 | 走行ほぼ0km多数 |
| 2024年 | 95台 | 約241万円 | 287.8万円※ | 後期型が主流。990Sも多い |
| 2023年 | 98台 | 約217.9万円 | 206.4万円 | 990Sあり。在庫最多クラス |
| 2022年 | 88台 | 約207.5万円 | 207.5万円 | 990S登場年。高グレード多め |
| 2021年 | 59台 | 約195万円前後 | − | 後期型。コスパ良好な年式 |
| 2020年 | 28台 | 約205万円 | − | 100周年記念車が多数混在 |
| 2019年 | 24台 | 約177.8万円 | 225.8万円 | MC直後。30周年記念車あり |
| 2018年 | 20台 | 約167万円 | 168.9万円 | テレスコ付き。前後期混在 |
| 2017年 | 30台 | 約150万円 | 169万円 | 前期型。シンプルで壊れにくい |
| 2016年 | 37台 | 約129.5万円 | 129.5万円 | 前期型。走行距離に要注意 |
| 2015年 | 96台 | 約105万円 | 140.2万円 | 最安97万円(12.5万km) |
※2024年式の修復歴あり287.8万円には、理由があります。なぜなら、上位グレードのSレザーVセレクションだからです。つまり、「修復歴あり=安い」とは限らないのが中古車の面白いところです。
前期型 vs 後期MC、どっちを選ぶべきか
まず、価格差は約17万円です。すなわち、2018年式167万円と2017年式150万円の差です。つまり、この差に見合う価値があるかがカギです。
後期MCを選ぶべき理由
- テレスコ装備:体格を問わずポジションが決まる
- KPC:コーナリング姿勢を安定させる制御
- 内外装の細部改良:乗り込んだときの満足感が違う
前期型を選ぶべき理由
- 割り切ったシンプルさ:「素のロードスター感」重視向け
- 価格の安さ:100〜150万円帯に選択肢が豊富
- 在庫の豊富さ:2015年式だけで全国96台
要するに、予算が許すなら後期MC一択です。なぜなら、テレスコだけで価格差の元が取れるからです。ただし、「徹底改造したい」「安く始めたい」なら前期型もアリです。
990Sは中古で買うべきか
まず、990SはRAYS鍛造+ブレンボ+専用サスの本気グレードです。そのため、中古でも200万円を切りにくい状況です。しかし、単品でRAYS+ブレンボを揃えると50〜70万円超。つまり、他年式との差が10〜20万円なら、走り重視には相当コスパが高いです。
なお、筆者がサーキットで使うホイールはENKEI RPF1RSです。また、990S標準のRAYSと比較する際の参考にどうぞ。
👉 4本で純正比-6,000gのバネ下軽量化です。⚠️ ただし、車高調+ネガキャン約-3°が装着前提です。
修復歴ありはアリか?ナシか?
ちなみに、今回の調査で気になったのが修復歴ありの存在感です。たとえば、年式によっては修復歴なしより高いケースすらあります。つまり、「修復歴あり=お得」ではありません。
修復歴ありが許容できるケース
- 修復箇所が「フェンダー交換のみ」など軽微な場合
- 骨格への影響がないと第三者検査で確認できる場合
- 20〜30万円以上安く、差額で検査費用を賄える場合
修復歴ありを避けるべきケース
- 修復箇所の詳細が不明・開示されない場合
- サーキット用途:骨格の歪みは高速コーナーで命取り
- 価格差が5〜10万円のみ:リスクに見合わない
つまり、基準は「修復歴の中身を開示してもらえるか」です。したがって、開示を拒む業者からは買わない。その結果、リスクを大幅に減らせます。
予算別・コスパ最強ラインはどこか
ここからは、ND5ロードスター中古車を予算帯別に見ていきます。
100〜150万円:2015〜2016年式前期型
まず、在庫が最も豊富で選び放題です。ただし、走行5〜10万km超えが多い。そのため、消耗品交換込みで150万円以内に収まるか試算してから判断しましょう。
150〜180万円:2017〜2018年式(前後期の境目)
次に、狙い目は2018年8月以降の後期MCです。在庫は少ないものの、テレスコ+KPC付き170万円前後は割安。また、走行3〜6万km台が中心です。
180〜220万円:2019〜2021年式後期型
そして、ここがコスパ最強ゾーンです。しかも、後期MCの走りが手に入り走行2〜5万km台が中心。特に、2021年式(約195万円〜)は状態の良い個体が多く狙い目です。
220万円〜:2022〜2025年式
最後に、ここはほぼ新車価格に近い域です。たとえば、990S狙いなら2022〜2023年式(207〜217万円〜)が現実的。一方、差が少ないなら新車も検討の価値があります。詳しくは新車vs中古の比較記事へ。
関西在庫の実態:正直、少ない
ちなみに、調査で実感したのが関西の在庫の薄さです。たとえば、大阪府に絞ると全年式で数台〜十数台程度。そのため、全国から取り寄せも視野に入ります。ただし、次の3点に注意してください。
- 陸送費(3〜5万円程度)が追加になる
- 現車確認できないリスク(第三者検査を強く推奨)
- 納車後のトラブル対応が遠方ではしにくい
それでも、関東・東海は在庫が格段に多いです。つまり、状態の良い個体が見つかりやすいのが実情です。
ND5ロードスター中古車の必須チェックポイント
次に、全損事故と買い替えの経験から「絶対確認すべき」と思った5項目です。
1. 幌の状態(オープンカーの命)
まず、幌は消耗品で交換は工賃込み15〜25万円です。そのため、シワ・硬化・ひび割れは要注意。なお、「幌交換歴あり」は逆にプラス評価です。

2. オイル管理歴・エンジンの吹け上がり
次に、1.5L SKYACTIVは基本頑丈です。しかし、オイル管理が悪いと距離に関わらず痛みます。したがって、記録簿の有無と内容を必ず確認してください。
3. 足回り・異音・タイヤ残量
さらに、試乗で段差越えの異音と直進安定性を確認します。また、サーキット歴のある個体はブッシュ類の消耗が早い傾向です。
4. サーキット走行歴の確認
⚠️ 低走行でも、サーキット歴のある個体は負荷が別物です。「普段使いのみ」の申告だけを信じないでください。実際、みんカラやSNSで車体番号を検索すると履歴が出ることもあります。不安が残るなら、第三者検査を必ず依頼しましょう。
5. 第三者検査の活用
最後に、日本自動車鑑定協会(JAAA)などの検査は5,000〜3万円程度です。つまり、欠陥発見や値引き交渉の材料として十分元が取れます。
よくある質問
Q. ND5ロードスター中古車のベストバイ年式は?
2019〜2021年式の後期MCです。なぜなら、3条件が揃うからです。すなわち、テレスコ+KPC・走行2〜5万km台・180〜200万円台です。
Q. 前期型と後期MCの違いは?
後期MCは、テレスコとKPCが付きます。そして、価格差は約17万円。つまり、テレスコだけで元が取れる差です。
Q. 修復歴ありは買っても大丈夫?
条件付きでアリです。すなわち、修復内容の開示・軽微な箇所・十分な値引きの3つです。実際、筆者は修復歴ありを購入しました。経緯は納車日記をご覧ください。
Q. 最安はいくらから買える?
たとえば、2015年式なら最安97万円(12.5万km)からです。ただし、消耗品交換を前提に予算150万円で設定するのが鉄則です。
まとめ:ベストバイは「2019〜2021年式後期MC」
- 後期MC型:走りの満足度が前期型と段違い
- 2019〜2021年式:180〜200万円台でバランス良好
- 990S狙い:2022〜2023年式210〜220万円台が現実的
- 安く始める:2015〜2016年式+消耗品込み予算150万円
要するに、ND5ロードスター中古車は依然人気で掘り出し物が少ない車種です。それでも、全国在庫は十分にあります。つまり、コンディション重視で慎重に選べば、後悔のない1台に出会えます。
【追記】ちなみに、筆者はこの調査を経て2023年式の修復歴あり個体を購入しました。そして、その顛末は納車日記と「購入に後悔なし」の総括記事をご覧ください。


コメント