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ABS警告灯が消えない原因|12ステップ点検の記録

12ステップの点検でも原因が分からなかったND5ロードスターのABS警告灯 カーライフ

ABS警告灯が、特定コーナーのみ100%点灯する。これが2号機の症状でした。ところが、現地4ステップと自宅8ステップの点検でも、結果はすべて正常値。そこで、DIYの限界を見極めてプロに委ねました。

先に答えを書きます。真因は、SASコントロールモジュールの角度ズレでした。つまり、修復時の取り付けが30°傾いていたのです。したがって、センサーもアースも正常で当然でした。なお、解決までの全記録は→ABSエラー解決編にあります。

ただし、この記事にも価値があります。すなわち、真因にたどり着くまでの12ステップの点検記録です。だから、同じ症状で悩んでいる方は、まずここから潰してください。なお、前回の→シェイクダウン走行で点灯した続報になります。

セントラルサーキット走行中にABS警告灯が点灯したND5ロードスター2号機のメーター

この記事でわかること

  • サーキット現地でのトラブルシューティング4ステップ
  • 帰宅後の分解点検8ステップ(センサー・アース・ギャップ)
  • 「特定コーナーのみ100%発生」が示した異常のサイン
  • DIYの限界を見極めてプロに委ねる判断基準

セントラル現地でのABS警告灯トラブルシューティング

走行中にABS警告灯が点灯したとき、真っ先に疑ったのはバッテリーでした。

Step1|バッテリーの完全固定とショート対策

ショーライバッテリーの固定が、走行振動で甘くなった可能性があります。そこで、ステーを再固定しました。さらに、養生テープでガッチリ固定しています。

ショーライバッテリーを完全固定してショート対策

なお、リチウムバッテリーは軽いぶん、固定が甘いと振動で動きます。したがって、軽量化のあとは必ず固定状態を見直してください。導入の詳細は→軽量化パーツおすすめ5選にあります。

Step2|アース不良チェック

次に疑ったのは、アース不良です。エンジンルーム内と、軽量化後の幌下部のアースポイントを確認しました。しかし、目視では問題は見当たりません。

Step3|走行再開と発生条件の絞り込み

バッテリー固定を終え、数回走行を重ねました。すると、発生条件が非常に限定的だと気づきました。

項目内容
全体の発生確率約100%(ゆっくり曲がると発生しない)
100%発生する場所バックストレート後の右コーナー
発生条件登り立ち上がり・クリップ後アクセル全開
縦フルブレーキング全く発生しない

つまり、特定のコーナーでのみ100%発生する。この事実が、原因究明の核心となりました。

✅ OBD2でエラーコードが出ない。しかも、縦フルブレーキングでは全く発生しない。すなわち、恒久的な故障ではなく「動的な条件」が引き金です。この時点で、アースやセンサーよりもジオメトリー系を疑うべきサインでした。

Step4|OBD2スキャナーで確認

そこで、ピットに戻りOBD2スキャナーで確認しました。結果は、エラーコード検出なし。なお、エンジンを切ればABS警告灯は消えます。

ABS警告灯点灯時にOBD2でエラーコードを確認

自宅での分解点検:ABS警告灯の原因を追う

帰宅後、さらに細かい点検を行いました。

Step5|エンジンルーム内 アース・コネクター確認

まず、ブレーキマスターシリンダー周辺のアースを確認しました。加えて、コネクターの抜き差しも実施。しかし、接触不良は見つかりません。

ブレーキマスターシリンダー周辺のアースとコネクター確認

Step6|ABSユニット周辺の確認

次に、ABSユニット周辺のアースを確認しました。同様に、コネクターの抜き差しも実施。こちらも、問題は見つかりませんでした。

ABSユニット周辺のアース確認とコネクター点検

Step7|ABSセンサー引っ張りテスト

続いて、ステアリングを左右に切った状態でテストしました。ABSセンサーケーブルを手で引っ張り、再現するかの確認です。助手席側・運転席側とも試しました。しかし、エラーは再現しません。

助手席側のABSセンサーケーブル引っ張りテスト
運転席側のABSセンサーケーブル引っ張りテスト

なぜなら、断線による瞬断なら引っ張りで再現するはずだからです。つまり、単純なケーブル断線ではないと判断できます。

Step8|センサーとローターの目視・エアギャップ確認

まず、ABSセンサーを外して汚れと損傷を確認。結果は問題なしです。また、センサーローターも新車同様の綺麗な状態でした。

新車同様に綺麗なABSセンサーローター

さらに、ノギスでエアギャップを測定しました。その結果、左右とも規格値内(0.8mm)です。

目視・測定ともに正常値。それでも、助手席側(フロント左)には明らかに何かがあります。

ABS警告灯の原因を疑った助手席側フロント足回り

DIYの限界──プロに任せる決断

こうして、自分でできることはすべてやり切りました。

  • ケーブル断線:なし
  • アース不良:なし
  • センサー汚れ:なし
  • ローター損傷:なし
  • エアギャップ:規定値内

それでも、「特定コーナーの特定条件でのみ発生」というデータは消えません。

⚠️ 修復歴あり車両は、DIYで全点検をクリアしても油断できません。なぜなら、異常が動的条件下でのみ現れるケースがあるからです。全項目正常でも「特定条件のみ100%発生」は重大なサイン。迷わずプロに委ねることが、二次被害を防ぎます。

この車は、修復歴あり車両です。したがって、フロント左のアッパーアーム付け根のズレを疑いました。つまり、動的な条件下でのみジオメトリー異常が影響している、という仮説です。そこで、自宅近くの整備工場に修理を依頼。GW早々に対応してもらえることになりました。

修復歴あり車両を買うということ

正直に書きます。今回の2号機は、1号機に比べて外れを引いた感があります。

それでも、自分でできることはすべてやってきました。まず電装系の確認、次にセンサーの点検、そしてエアギャップの測定。これらの作業を通じて、この車を深く理解できました。また、DIYできない箇所は迷わずプロに任せる。それが、修復歴あり車両との正しい付き合い方だと思っています。

修復歴あり車両には、こういったトラブルもあります。そのため、このブログが同じ状況の読者の参考になれば幸いです。人は失敗しないと成功しない。これが私のポリシーです。前向きに、最速で動き続けます。

最後のDIY──タイヤ交換の準備

原因がほぼ絞れたところで、残るDIY作業に取り掛かりました。具体的には、シバR31 195/50R15の取り外しです。なぜなら、フラットスポットが出たからです。4本すべて、30分もかからず完了しました。

フラットスポットが出たシバR31をホイールから外す作業
ホイールから外したシバR31を保管準備した状態

さらに、新タイヤも手配します。5月10日の楽天マラソンで、シバR31 205/50R15を購入予定です。なぜなら、6月の大阪舞洲ジムカーナではこのサイズが最強と判断したからです。選定の根拠は→舞ジム準備の記録にまとめました。

よくある質問

Q. ABS警告灯が点いたら、まず何を確認する?

まず、エンジン再始動で消えるかを確認します。次に、バッテリー固定とアースの目視確認。そして、OBD2スキャナーでエラーコードを読みます。加えて、発生条件のメモが原因究明の近道です。

Q. OBD2でエラーが出ないのに点灯するのはなぜ?

走行中の動的な条件だけで起きる誤検知系が疑われます。実際、この車両の真因はSASモジュールの角度ズレでした。詳しくは解決編の記事をご覧ください。

Q. ABSセンサーのエアギャップはどう測る?

センサーとローターの隙間をノギスで測定します。本車両は左右とも0.8mmで規格値内でした。ただし、規格内でも他の原因は残ります。

Q. 修復歴あり車両は買わない方がいい?

トラブル込みで割り切れるなら、安く楽しめる選択肢です。実際、筆者は購入に後悔していません。詳しくは2号機購入の総括記事をご覧ください。

まとめ:ABS警告灯の原因究明で得たこと

項目対応状況
ABS警告灯の原因足回りを疑いプロへ依頼GW後に整備工場入庫
タイヤシバR31 200R 205/50R155/10楽天マラソンで購入
目標大阪舞洲ジムカーナ6/6開催

2号機は、間違いなく最高の素材です。したがって、課題を一つひとつ潰した先に、1号機超えの結果が待っています。乞うご期待。

【追記】その後、真因はSASコントロールモジュールの角度ズレと判明しました。つまり、アッパーアーム説は外れでした。診断から解決までの全記録はABSエラー解決編をご覧ください。

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