全損事故から19日で、次のND5を手に入れました。保険金は175万円、回収パーツは約60万円相当。つまり、実質159万円からのサーキット仕様スタートです。本記事は、その19日間の全記録です。
2026年3月29日、走行中の事故でND5を全損させました。保険交渉、パーツ回収、廃車手配。やることは山積みでした。それでも、並行してすぐ次の車を探し始めました。


この記事でわかること
- 全損判定から保険金受け取りまでの流れ
- 次の車をSグレード一択に絞った4つの理由
- 修復歴ありを狙った理由と遠隔45分確認のポイント
- 値引きゼロでもサービス3.8万円相当を引き出した交渉
- 19日で2023年式・1.1万kmを手に入れたタイムライン
全損事故の判定と保険金
事故から数日で、保険会社の査定が行われました。判定は、全損。受け取った保険金は175万円でした。
また、車両から回収できたパーツは約60万円相当です。TEIN車高調・RPF1RS・ブレーキパッドなど。つまり、次の車にそのまま使える状態で手元に残りました。

【補足】保険金の提示を受けたとき、知っておくとよかったこと
19日間を駆け抜けたので、当時は考える余裕がありませんでした。しかし後になって、「先に知っていれば違ったかもしれない」と思ったことが2つあります。同じ状況になる方のために、正直に書いておきます。
175万円が出た理由|全損時の受取額は「契約のとき」に決まっている
正直に書きます。175万円という提示に、私はまったく不満がありませんでした。むしろ、想定を大きく上回っていました。
1号機の車両保険は、保険金額160万円。初回免責15万円を設定して、保険料を抑える契約にしていました。だから全損と聞いたときは、「145万円か」と覚悟しました。
ところが、提示されたのは175万円です。全損の場合は保険金額160万円が満額出て、さらに15万円が加算されるとのことでした。正直に言うと、心の中でラッキーと思いました。
さらに、引き取りまでにパーツを回収してよいか確認したところ、これもOK。回収できた約60万円相当は、そのまま手元に残りました。だから私は、迷わず全損を選びました。
ここで初めて気づいたことがあります。高年式のND5は、車両保険の限度額がかなり高めに設定されています。つまり、安い保険料で契約していても、全損級の事故では多額の保険金が受け取れる。25年運転してきて、初めての体験でした。
要するに、全損時に手元に残る金額は「事故のあと」ではなく「契約のとき」に決まっています。限度額・免責・特約。この3つの設定次第で、同じ事故でも結果が変わります。
💡 全損を経験して分かったことがあります。つまり、車両保険の設定額がすべてを決めるということです。しかも、事故が起きた日には何も変えられません。だから、見直すなら今日しかありません。
全損車は保険会社に渡す以外の道もある。私は渡しました
私の1号機は、保険会社に引き取られました。4月2日、ドナドナに立ち会ったとおりです。
全損認定を受けても、車両を手元に残す選択はできます。その場合、残存物の価値分が保険金から差し引かれます。そして事故車を専門に買い取る業者に出せば、差し引かれる額より高く売れることがあります。
ただし私は、比べませんでした。理由は明確です。交渉や手続きを待つあいだ、走れない期間が発生する。その機会損失のほうが、私には耐えられません。
事故は3月29日。次のND5の納車は4月18日でした。19日で戻れたのは、迷わなかったからです。
つまり、金額を取るか、時間を取るか。私は時間を取りました。金額を優先する方には、比べる価値があります。
次の車の条件を決める
まず、焦らず「何を買うか」を整理しました。結論は、SまたはSスペシャルパッケージ一択です。理由は、4つあります。
1. 保有パーツの流用率が高い
TEINもRPF1RSも、Sグレードとの互換性を確認済みです。一方、RSやNR-AはLSDのサイズが異なります。つまり、流用できません。
2. マツダコネクト非搭載
Sグレードは、マツコネ非搭載です。そのため、社外ディスプレイオーディオを自由に付けられます。個人的にマツコネは使いにくいため、明確なメリットです。
3. 15インチホイールが履ける
Sグレードは、キャリパーが小さく15インチが入ります。なお、RPF1RSはすでに3セット手元にあります。

4. 重量税が有利
Sグレードの車重は、990kgです。つまり、重量税は1トン以下の区分。1トン超のグレードより税額が低くなります。
修復歴ありをあえて狙った理由
そこで、カーセンサーとGoo-netで、あえて修復歴ありに絞りました。なぜなら、修復歴なしの同年式は220〜260万円が相場だからです。つまり、同年式・低走行を大幅に安く狙えます。
ただし、リスクは当然あります。だから、「どこをどう修復したか」の文書確認を条件にしました。その結果、10数台に状態確認のメールを送りました。
⚠️ 最重要は、「修復箇所の文書開示」を条件にすることです。開示を断る業者からは買わない。これだけで、リスクを大幅に絞れます。遠隔購入なら、写真・動画での下回り確認も必須です。特に、ロアアーム・サイドシル・ピラー周辺を要求してください。
ヴェイルサイド名古屋からの電話
翌朝4月2日。旧NDのドナドナに立ち会っていたとき、電話が鳴りました。ヴェイルサイド名古屋の担当の方からです。物件は、以下の通りでした。
| 年式 | 2023年(令和5年)3月 |
| 走行距離 | 11,000km |
| グレード | S |
| カラー | マシーングレープレミアムメタリック |
| ミッション | 6MT |
| 修復歴 | あり |
| 車両本体価格 | 209万円 |
| お支払総額 | 219万円 |
45分間の遠隔状態確認
兵庫から名古屋へ、現車確認に行く時間は取れません。その代わり、電話とLINEで徹底的に確認しました。





そこで、錆除去と黒錆止め塗装を依頼しました。すると、即座に対応してくれました。



契約・サービス内容
値引きは、ゼロでした。しかし、以下のサービスを引き出しました。
| サービス | 通常費用 |
|---|---|
| 希望ナンバー | 約8,000円 |
| 車庫証明手数料 | 約20,000円 |
| ETCセットアップ | 約3,000円 |
| ガソリン満タン | 約7,000円 |
合計、約3.8万円相当です。また、契約後のLINE対応が特筆ものでした。ナンバー申請、書類発送、下回り写真の送付。すべて、当日中に完了しました。
990kgという数字のもう一つの意味
Sグレードの990kgは、サーキットで軽さという直接のメリットです。さらに、重量税の区分でも有利です。つまり、ギリギリ1トン以下に収まります。なお、軽量化の実践は軽量化まとめ記事で公開しています。
回収パーツの移植計画
回収した約60万円相当のパーツは、そのまま新車両へ移植します。つまり、219万円 − 60万円 = 実質159万円からのスタートです。
✅ 保険金175万円+回収パーツ60万円相当を確保できました。すなわち、「全損事故=ゼロリセット」ではありません。チューニングパーツを守りながら乗り換える。この発想が、流れを成立させました。
移植パーツ1:TEIN MONO SPORT 車高調
セントラルとジムカーナで、各1秒短縮した実績の車高調です。移植すれば、即サーキット仕様が完成します。
👉 街乗りの快適性を維持したまま、サーキットで1秒短縮できる車高調です。⚠️ なお、装着後はアライメント調整が必要です。
移植パーツ2:ENKEI RPF1RS 8J+28(3セット)
バネ下約6.4kgの軽量化に効くホイールです。3セット確保済み。つまり、サーキット用・ジムカーナ用・街乗り用で使い分けられます。
👉 4本で純正比約6.4kgのバネ下軽量化です。⚠️ ただし、車高調+ネガキャン約-3°が装着前提です。
納車は4月18日
契約から、最短16日での納車見込みです。結果として、全損事故から19日後に新しいND5RCが手元に来る計算です。

よくある質問
Q. 全損事故の保険金はどれくらい受け取れた?
本件では、175万円でした。加えて、回収パーツ約60万円相当も確保。つまり、合計235万円相当の資産を守れました。
Q. 全損した車からパーツは回収できる?
できます。実際、車高調・ホイール・パッドなどを回収しました。ただし、廃車手配の前に段取りしておくことが重要です。
Q. 修復歴あり車を遠隔で買うときの注意点は?
まず、修復箇所の文書開示を条件にします。次に、写真・動画で下回りを確認。特に、ロアアーム・サイドシル・ピラー周辺です。実際の帰路の様子は納車日記をご覧ください。
Q. 全損から乗り換えまでどれくらいかかる?
本件は、19日間でした。すなわち、査定・保険金・車探し・契約・納車までの実例です。条件整理を先に済ませたことが、短縮のカギでした。
まとめ|全損事故はゼロリセットではない
全損事故からの19日間で得た教訓は、シンプルです。パーツを守り、条件を整理し、開示を求める。この記事が、次の方々の参考になれば幸いです。すなわち、全損・保険対応の流れを知りたい方。加えて、修復歴あり購入や遠隔購入を検討中の方です。
【追記】その後、2号機は整備を重ねて復活しました。セントラルで1分35秒906、舞洲ジムカーナで48秒4を記録。2ヶ月後の総括は「購入に後悔なし」の記事をご覧ください。
📖 次に読んでほしい記事
- 2号機納車日記|この記事の続き
- ND5ロードスターの中古相場|2019〜2021年式がベストバイ
- 修復歴あり2号機購入に後悔なし|22記事を振り返る
- セントラル1分32秒001達成の全チューニング記録
- 舞洲ジムカーナ80参戦記|2号機でいきなり48秒4
なお、私の契約内容と年間保険料の実額はロードスターの任意保険の記事で全部公開しています。


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