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新車と中古どっちを買う?ND5ロードスターの2026年比較

ND5ロードスターの新車と中古の価格を比較する2026年の相場 カーライフ

「ND5ロードスターが欲しい。新車か中古か、どっちが得なのか」——購入を検討しているなら、誰もが一度はぶつかる問いです。実は、私もそうでした。

しかし、2026年現在、この問いに対する答えは数年前と根本的に変わっています。

まず、結論を先に言います。今の中古相場では、新車購入の方が合理的なケースが多いです。

この記事では、走行中の事故でND5を全損させた筆者が、2台目購入を検討する過程で調べた中古相場と新車価格を数字で正直に比較します。

ND5ロードスター 全損事故 フロント右側 バンパー・フレーム損傷の全体像

この記事でわかること

  • 2026年現在の中古相場(年式別・走行距離別)と新車ND5RE Sグレード価格の実数値比較
  • 中古購入時に見落としがちな初期整備費用(消耗品交換で15〜30万円)と修復歴リスク
  • サーキット仕様で乗るなら新車Sグレードが有利になる理由(回収パーツ流用と保険・整備費の実態)
  • 新車のデメリット3点(初期費用・改造保証・ND5RCとND5REの細部の違い)
  • 予算・用途・状況別の結論マトリクス

ND5ロードスターの「本来の価値」を知っていますか

まず、前提として重要な数字をお伝えします。

たとえば、ND5ロードスターは2015年の発売当時、廉価グレードで約250万円でした。一方、2026年現在、同じ2015年式(11年落ち・10万km超・修復歴あり)の中古車が150万円以上で取引されています。

状態価格
2015年 新車(廉価グレード)約250万円
2026年 同車種の中古(11年落ち・10万km超・修復歴あり)150万円以上
2026年 新車ND5RE Sグレード(約7万円値引き想定)約310万円

つまり、11年落ちの修復歴ありが150万円という状況です。その結果、ND5の人気と希少性がそのまま価格に反映されていることがわかります。

2026年の中古相場を整理する

続いて、実際に確認した中古相場です。なお、2026年4月時点の価格帯になります。

また、実際の相場はカーセンサー(ロードスター中古車一覧)で確認できます。

年式走行距離状態価格帯
2015年(11年落ち)10万km超修復歴あり150万円〜
2017年(9年落ち)5〜8万km修復歴なし180〜220万円
2020年(6年落ち)3万km以下修復歴なし220〜260万円

このように、状態の良い中古を買おうとすると200万円以上は当たり前です。さらに、そこに諸費用・購入後の整備費用が加わります。なお、7月末までの値動きは中古相場の定点観測で全年式を追いました。

新車ND5RE Sグレードの価格|2026年の値引き相場

なお、2026年時点の値引き相場は交渉次第ですが、筆者の実績では約7万円が目安です。なぜなら、ロードスターはもともと値引きの渋い車種だからです。したがって、大幅値引きを待つより、納期と在庫で選ぶ方が現実的です。つまり、値引き額そのものより「希望グレード・色が今あるか」を優先する買い方をおすすめします。

マツダ公式見積の実額(2026年7月時点)

そこで、参考としてマツダ公式のカンタン見積りで作成した最新の実額を載せます(2026年7月時点・ROADSTER S・6MT・オプションなし・ボディカラーはマシーングレープレミアムメタリック+55,000円のみ)。

項目金額(税込)
車両本体価格(マシーングレー+55,000円含む)3,014,000円
税金・保険料(重量税36,900+自賠責37か月24,190+自動車税17,700)78,790円
リサイクル費用14,330円
登録諸費用(参考価格)70,260円
お支払い総額3,177,380円
(参考)値引き約7万円が通った場合約310万円

なお、自動車税は登録月、登録諸費用は販売店によって変わるため、総額は前後します。とはいえ、「Sグレード素の状態で乗り出し約318万円」が2026年の基準線です。つまり、ここから値引き約7万円を引いた約310万円が、現実的な着地点になります。

つまり、値引き前が約318万円、値引き後が約310万円です。なお、2026年8月時点で確認できた最安の乗り出し価格も310万円でした。

新車と中古どちらを選ぶべきか|実額比較

次に、状態の良い中古(2017年式・5万km・修復歴なし・約200万円)と新車を比べます。

比較項目中古(2017年式)新車ND5RE S
購入価格約200万円約310万円
走行距離約5万km0km
保証なし5年保証
車検要確認付き
購入後の整備費用5〜20万円不要
事故歴・隠れた傷不明なし
実質コスト205〜220万円〜約310万円

まず、実質コストの差額は90〜105万円です。しかし、この差の中に5年保証・車検・安心感がすべて含まれています。

乗り換えなら、今の車の査定額を先に調べる

ここまで、新車と中古の差額を90〜105万円と書きました。ところが、この差額は今の車の売却額で大きく変わります。つまり、査定額しだいで結論が入れ替わります。

まず、ディーラー下取りは相場より低く出ることが多いです。なぜなら、下取りは値引き交渉の材料に使われるからです。したがって、先に買取相場を知っておくと交渉が有利になります。

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ズバット車買取比較で査定する

なお、筆者は1号機を全損で手放したため、査定は経験していません。ただし、回収パーツの約60万円が2号機の予算を作りました。要するに、手元の資産を先に数えることが購入計画の出発点です。

中古ND5を買うときの見落としがちなコスト

購入直後の消耗品交換

まず、走行5万km以上の中古車は、前オーナーの整備状況によって大きく異なります。

項目費用目安
エンジンオイル・フィルター約1万円
ブレーキフルード約5,000円〜
冷却水(LLC)約5,000円〜
タイヤ(4本)5〜15万円
ブレーキパッド3〜8万円
バッテリー5,000〜4万円

その結果、すべて交換すると合計15〜30万円に達することもあります。したがって、サーキット走行前提なら、この初期整備費用は必ず予算に含めてください。

修復歴車の見えないリスク

一方、修復歴ありの車は、フレームの歪みや溶接跡が残っている場合があります。例えば、サーキット走行のような限界域での使用では、修復跡がハンドリングの乱れやアライメントのずれに繋がるリスクがあります。

ND5ロードスター 全損事故 フロントフード・ヘッドライト損傷の状態

したがって、中古で修復歴ありを選ぶ場合は、次の点に注意してください。

⚠️ 修復歴ありの車でサーキット走行をする場合、フレームの歪みや溶接跡が高速コーナリング中のハンドリング乱れに繋がります。したがって購入前に、「どこをどう修復したか」の文書開示を必ず要求してください。そして、開示を断る業者からは買わないことが鉄則です。なお遠隔購入の場合は、第三者検査(1〜2万円)を必ず依頼してください。

任意保険料の実態

項目新車中古(2017年式)
車両保険の時価額目安約270万円約100〜150万円
事故全損時の補償手厚い購入価格を下回る場合あり

なお、筆者は1台目で全損を経験しています。その結果、新車で車両保険に入っておくことの意味は、経験してみて初めてわかりました。

💡 なお、筆者の実額は→ロードスターの任意保険は年34,570円で公開しています。

サーキット仕様で乗るなら「新車Sグレード」が最適な理由

まず、Sグレードはデフサイズとブレーキパッドサイズが他グレードと共通のため、機械式LSD(クスコなど)の後付けがしやすく、パーツの流用に問題がありません。

新車310万円に回収パーツを載せれば、追加費用ゼロでサーキット仕様が完成します。

全損事故から回収したTEIN MONO SPORT 車高調 4本 ND5ロードスター流用パーツ

一方、修復歴ありの中古を150万円で買って回収パーツを流用することにより150万円でサーキット仕様が完成します。しかしながら、車体の各部劣化に伴う消耗品の交換などにより、諸々の費用がかさんでその150万円というアドバンテージを縮めていくことになります。また、車両保険の掛金も車両が古いことで減損するためデメリットとなります。

正直なデメリット

310万円という初期費用

例えば、ローンを組む場合、310万円を残価設定型ローン(残価率50%・金利2.9%・5年)で組むと月々の支払い目安は約3〜4万円前後です。したがって、マツダの公式ローンシミュレーターで事前に試算してください。

改造すると保証が一部切れる

具体的には、車高調・LSD・マフラーを変えた時点で一部保証対象外になります。そのため、まずタイヤ・ホイール・アライメントなど保証に影響しにくい改造から始め、エンジン・足回りは車検後のタイミングで進めるのが合理的です。ちなみに、筆者の場合は納期優先のため、新車より納車が早い中古車を選定しました。さらに、どうせすぐにチューニングするという前提もあり、なおのことです。

ND5RCとND5REの細部の違い

また、2024年以降のND5REは細部が変わっています。たとえば、ECUの書き換え等は一切できないと言われています。ただし、基本的な車体構造・足回りの考え方は共通のため、大幅な変更は不要と考えています。

それでも筆者は修復歴ありの中古を選んだ

ここまで「新車が合理的」と書いてきました。ところが、筆者自身は修復歴ありの中古を選びました。つまり、この記事の結論と逆の行動です。だから、その理由も正直に書きます。

中古を選んだ3つの理由

まず、納期です。新車は数か月待ちでした。一方、中古なら翌週に乗れます。全損したのは3月末です。つまり、シーズンを丸ごと失う判断はできませんでした。

次に、回収パーツです。1号機から約60万円相当を回収していました。すなわち、車高調・LSD・ホイールです。したがって、車体さえあれば即座にサーキット仕様に戻せます。

さらに、どうせ改造する前提でした。新車の保証は、車高調を入れた時点で一部切れます。だから、保証の価値が筆者には小さかったのです。

実際に払った代償

ただし、代償はありました。まず、フロントアッパーアームが変形していました。そのため、ホイールベースに左右7mmの差が出ています。これは調整では直せません。

次に、ABS警告灯が点灯しました。原因はSASモジュールの角度ズレでした。つまり、修復時の取り付けが正確ではなかったのです。なお、原因究明には数週間かかりました。

要するに、この記事で書いた「見えないリスク」を全部引き当てました。だから、リスクの説明は実感を伴っています。

それでも後悔していない理由

それでも、購入から2か月でセントラルを走りました。さらに、舞洲ジムカーナでは1号機の自己ベストを更新しています。つまり、7mm差は限界域でも致命傷になりませんでした。

ただし、これは「直せる人」の結論です。すなわち、アライメントもLSD組み込みも自分でやる前提です。一方、すべてショップに出すなら、費用は新車との差額を超えます。

したがって、判断基準は1つです。つまり、自分で直せるかどうかです。だから、DIYをしない方には、やはり新車をおすすめします。

なお、2か月間の全記録は→2号機総括にまとめました。また、購入初日の実態は→納車日記をご覧ください。

ND5 新車・中古に関するよくある質問

Q. ND5ロードスターの中古相場は今後下がりますか?

まず、短期的には下がりにくい状況が続くと考えられます。なぜなら、ライトウェイトスポーツカーの選択肢が市場全体で減っており、ND5の代替車種が存在しないためです。ただし、円高や景気後退局面では相場が動く可能性はあります。

Q. 中古で買うなら何年式がおすすめですか?

コスト・状態・入手しやすさのバランスが良いのは2019〜2021年式です。ただし、200〜220万円の予算が必要です。年式別の実データは中古相場の記事で公開しています。

Q. サーキット目的なら中古は避けるべきですか?

もちろん、修復歴なし・走行距離3万km以下・一般走行メインの個体であれば中古でも問題ありません。ただし、前オーナーがサーキット走行していた車は消耗品の状態が読めないため要注意です。

Q. ロードスターの値引きはいくらまで引ける?

筆者が交渉した2026年時点の実績は、約7万円でした。なぜなら、ロードスターはもともと値引きの渋い車種だからです。つまり、乗り出し318万円が310万円になる程度です。したがって、大幅値引きを待つ意味はほとんどありません。そのかわり、希望グレードと色の在庫を優先してください。なお、納期を待つ間の機会損失のほうが、数万円の値引きより大きくなります。

ND5 新車・中古 どちらを選ぶべきか:結論

あなたの状況おすすめ
予算310万円以上ある新車一択
中古で180万円以下の良個体が見つかった中古も有り
とにかく安く済ませたい相場が落ち着くまで待つ
回収パーツを移植したい新車(互換性◎)

以上を踏まえると、2026年現在の中古相場は「高すぎる」状態です。したがって、焦って修復歴ありの中古を掴むより、新車か相場が落ち着くのを待つかのどちらかが合理的な判断です。

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