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結論から。2026年6月6日、舞洲ジムカーナ(舞ジム80)に参戦しました。乗ったのは、ND5ロードスター2号機です。シェイクダウンの1枠目で、いきなり48秒4を記録。1号機の自己ベスト48秒8を0.4秒更新です。
ただしタイムアタック本番は49秒375で、R3クラス3位でした。練習のベストから、0.975秒も落としています。この記事では、シバR31 200Rの実戦評価を全公開します。あわせて機械式LSD 2WAYも評価しました。そして、その0.975秒の正体も整理しています。
この記事でわかること
- 舞洲ジムカーナ80でのND5ロードスター2号機シェイクダウン結果
- シバR31 200R 205/50R15の実走インプレと摩耗状況(RE-71RZ比較)
- 機械式LSD 2WAYのジムカーナ評価と今後のセッティング方針
- 本番で0.975秒落ちた原因の4つの仮説
- 前日に4本を手組みするための道具
先に結論|48秒4と49秒375、その差0.975秒
まず、今回の数字を全部並べます。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| シェイクダウン(1枠目) | 48秒4 |
| 1号機の自己ベスト | 48秒840(0.4秒更新) |
| 練習の全枠 | 48秒4〜48秒7 |
| タイムアタック本番 | 49秒375 |
| 練習ベストとの差 | 0.975秒 |
| クラス順位 | R3クラス3位(1位と0.113秒差) |
| タイヤ | シバR31 200R 205/50R15 |
✅ 車は速かった。しかし本番で出せませんでした。この記事の本題は、そこです。
梅雨入り翌々日に奇跡の晴天|舞ジム80が開幕

6月4日に関西が梅雨入りし、「今回は雨か…」と半ば覚悟していました。しかし当日の6月6日は、見事な快晴。ジムカーナにとって路面状態は命取りです。つまり2号機のシェイクダウンで晴天に恵まれたのは、本当に幸運でした。
ND5ロードスター2号機でシェイクダウン|新装備を投入
今回から2号機は、新セットアップです。ENKEI RPF1RSに、シバR31 200Rを組みました。サイズは205/50R15。タイヤ交換は前日に完了させています。


✅ ホイールはRPF1RSです。15インチで5.4kgでした。純正の6.9kgより、1本あたり1.5kg軽い計算になります。
前回まで履いていたシバR23 185/55R15との比較も、楽しみのひとつです。タイヤ幅は185→205mm、扁平率は55→50です。つまり見た目のボリューム感も、明らかに増しました。詳しいスペックはシバタイヤR31 200Rの実測タイムとインプレで解説しています。
⚠️ 購入時は、3点を必ず確認してください。パターン(R31)、サイズ(205/50R15)、グレード(200R)です。ショップによって、表記が揺れている場合があります。
前日に4本組むための道具
ここは触れておきます。タイヤ交換を前日に済ませられたのは、手組みができるからです。
ショップに頼むと、予約と往復の時間がかかります。しかも走行会の直前は、どこも混みます。つまり自分で組めると、日程の自由度が段違いになります。
✅ 15インチなら、600mmのレバー1本で足ります。短いレバーは、力が要るうえにリムを傷めます。
🔴 そしてビードクリームは、省略できません。乾いたまま入れると、ビードが切れます。
手順の詳細は舞ジム準備の記事にまとめました。
ウォッシャータンクを撤去しました
少しでも戦闘力を高めるため、ウォッシャータンクを撤去しました。地味な軽量化です。ただしジムカーナでは、0.1秒が命取りですから(笑)。全体は軽量化まとめ記事にあります。

⚠️ ただし正直に書きます。この部品の重さを、私は測っていませんでした。0.1秒を語るなら、何gだったかを出すべきでした。
✅ 吊りはかりなら、部品を引っ掛けるだけで読めます。外す前に測る。これだけで、軽量化が記録になります。

✅ コックピットは1号機と同一仕様です。身体が止まると、腕の力が操作だけに使えます。ジムカーナは舵の当て込みが多いので、ここは効きます。
舞洲ジムカーナとは|敷居の低い本格モータースポーツ
舞洲ジムカーナ(舞ジム)は、走行会です。会場は大阪府の、泉大津フェニックス多目的広場になります。初心者から上級者まで楽しめる敷居の低さが特徴です。しかも非営利運営なので、参加費も安く済みます。
| 開催場所 | 泉大津フェニックス 多目的広場 |
| 募集人数 | トータル30名 |
| 参加費 | 12,800円(ダブルエントリー 17,500円) |
| タイムアタック | 練習走行後に2本実施(コースは同一) |
| 入場時間 | 〜08:30(08:30以降は施錠) |
| 退場時間 | 〜17:00 |
コースレイアウトは毎回同一です。つまり朝一の1本目から、全開アタックできます。障害物がないため事故率も極めて低く、初心者でも安心です。参加費を抑えてくれている有志スタッフの方々には、本当に頭が下がります。
R3クラスに強豪集結|ヒライ親子3名が一斉参戦
| 順位 | エントリー | 車両 | ベスト | 装着タイヤ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | のっち | 950S スペシャルパッケージ | 48.840 | シバR23 200R/185 |
| 2 | ヒライ監督 | ドラ猫AT86 | 48.993 | シバR23 200R/245 |
| 3 | ヒライ | ドラ猫MR-S | 49.391 | シバR23 200R/205-235 |
| 4 | NO エヌ・オー | EXEDYロードスター | 49.417 | シバR23 200R/205 |
| 5 | まさ@ND5 | 白色ND | 49.754 | シバR23 200R/195 |
上位5台は、すべてシバタイヤR23でした。つまりこのクラスでは、事実上の標準装備になっています。
私(のっち)は、現在R3クラスのトップタイム48秒840を保持しています。しかし今回、最強の強敵が大挙して参戦してきました。タイヤショップを経営するヒライさん親子3名です。
- ドラ猫 MR-S:タイヤショップを経営するお父さん。今回はシバR31
- ドラ猫 AT86:長男。今回はRE-71RZ
- ドラ猫 ND:三男。今回はRE-71RZ
※上の歴代順位表は過去の公式記録です。今回の装着タイヤは、上のリストのとおり変わっています。
3名ともタイヤの知識が深く、毎回驚異的な成績を残します。しかも今回は、新品のRE-71RZとシバR31 200Rを投入しての参戦。2号機シェイクダウンでこの状況は、気が気でいられません(笑)
当日の準備|エア圧調整・増し締め・ドライバーズミーティング


現地到着後、以下の3つを実施しました。
- タイヤエア圧調整(温感200kPa)
- ホイールナット増し締め
- 荷物の積み降ろし
⚠️ タイムアタック前には、2つ必ずやります。エア圧調整と、ホイールナットの増し締めです。ジムカーナでは0.1秒が勝負の分かれ目になります。
温感200kPaを、走行の合間に作る
ここは道具がないと成立しません。温感で合わせるには、走った直後に測って抜く必要があります。
✅ 目盛りの細かいゲージだと、10kPa単位で追えます。ジムカーナでは、この10kPaで曲がり方が変わります。
⚠️ そして足すほうは、コンプレッサーがないと現場で打つ手がありません。抜きすぎたら戻せません。
🔴 増し締めは、トルクレンチで
ここは手を抜けません。走行会でホイールが外れる事故は、実際に起きています。
⚠️ インパクトの増し締めは、規定トルクを超えます。しかも超えたことに気づけません。だから最後の一締めは、必ずトルクレンチを使います。
✅ ナットも消耗品です。純正ナットはソケットに噛み込みやすく、毎回叩いて分離することになります。
ドライバーズミーティングを終えて、舞洲ジムカーナ80の走行開始です。
舞洲ジムカーナ1枠目|いきなり48秒4で1号機ベスト更新




シェイクダウンとなった1枠目で、2号機はいきなり48秒4を記録しました。つまり1号機の自己ベスト48秒8を、初走行で0.4秒更新したことになります。2号機のポテンシャルに、思わず絶叫してしまいました。
以前悩まされていたABSエラーも、終日一切発生しませんでした。おかげで安心して全開走行できています。解消までの経緯はABSエラーの原因究明記事で詳しく解説しました。シェイクダウンに至るまでの道のりは2号機の総括記事にまとめています。
✅ そして初走行で出せた理由は、足回りが1号機と同じだからです。減衰も車高も、すでに答えを知っていました。
1枠目走行後のタイヤチェック|シバR31 200Rの摩耗状況



走行後のタイヤ表面を確認しました。R23と同様に摩耗が比較的早く、表面はガサガサした状態です。ただしこの段階では、想定内の削れ方でした。
機械式LSDとキャンバーの評価|2号機ならではのセッティング
2号機は、機械式LSDを1.5WAYから2WAYへ変更しています。一般的に、ジムカーナでは2WAYは不利とされることが多い。しかし今回の走行では、ネガティブな印象はほとんどありませんでした。
サーキットとジムカーナのどちらに重きを置くかで、答えは変わります。サーキット重視の私は、2WAYが正解だと確信しました。簡単に仕様変更できない機械式LSDなので、このまま2WAYで行きます。
製品仕様はCUSCO公式サイトも参考になります。
⚠️ ただしLSDを効かせると、デフ本体が動こうとします。純正のデフマウントは、そこまで想定していません。カラーで固めると、効き方がはっきりします。
-2.8°は、どうやって把握したか
フロントキャンバーは、純正限界値の約-2.8°に設定しています。偏芯カラーがなくても、比較的良い回頭性を確認できました。
✅ この数字は、マグネット付きの角度計で読んでいます。ディスク面に当てれば、その場で出ます。
⚠️ ただし精度は±0.2°です。現状把握までが用途です。トーの0.06°判定には使えません。測り方はDIYアライメントの記事にあります。
2〜4枠目の練習走行|タイムアタックに向けて2本勝負に固定
1枠目以降は、練習走行を2本のみに固定しました。タイムアタック(2本)と同条件にしつつ、タイヤを温存するためです。
結果は2枠目が48秒6、3枠目も48秒6、4枠目が48秒7。つまり全枠で48秒台を出し続け、コンディションは絶好調でした。だから「このまま本番でも48秒台を出せる」と確信していたのです。
⚠️ ただし、よく見ると枠ごとに落ちています。48秒4 → 48秒6 → 48秒6 → 48秒7。ここが伏線でした。
RE-71RZ vs シバR31 200R|タイヤ摩耗の比較インプレ
走行の合間に、ライバル勢のRE-71RZの摩耗具合を見せてもらいました。
| タイヤ | 走行後の表面と摩耗 |
|---|---|
| シバ R31 200R | ガサガサ/摩耗が比較的早い |
| ポテンザ RE-71RZ | サラサラ/長持ちしそう |
タイムがほぼ同等なら、この2本は等価関係になりそうです。つまり「高くて長持ちのRE-71RZ」と「安くて減りの早いR31」です。RE-71RZの詳細スペックはブリヂストン公式サイトで確認できます。
✅ そして気になるのが、国産最強ラジアルと名高いA052です。同サイズの実測重量は8.5kgで、R31との差は0.1kgでした。いつか試してみたいタイヤです。
各タイヤの詳しい比較はサーキットタイヤ比較記事もあわせてご覧ください。
タイムアタック直前|ヒライ親子の本気に戦慄(笑)

タイムアタック直前のヒライ親子は、タイヤカス取りを念入りに行っていました。「本当に勝ちに来ている」と言うほかない光景です(笑) こちらも気を引き締めます。
タイムアタック本番|49秒375でR3クラス3位



R3クラスのライバル勢は思ったほどタイムが伸びず、全員が49秒台。私の結果は以下のとおりです。
1本目は49秒530。そして2本目、ライトオンで渾身のアタック。結果は49秒375でした。
| 順位 | エントリー(車両) | 1本目 | 2本目 | ベスト |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ヒライジュニア(ドラ猫ND) | 49.262 | 50.210 | 49.262 |
| 2 | ヒライ監督(ドラ猫AT86) | 49.466 | 49.290 | 49.290 |
| 3 | のっち(950S 2号機) | 49.530 | 49.375 | 49.375 |
| 4 | NO エヌ・オー(モティーズSRF DXL) | 50.181 | 49.465 | 49.465 |
| 5 | ヒライ(ドラ猫MR-S) | 49.820 | 50.103 | 49.820 |
結果はR3クラス3位でした。ただし1位との差はわずか0.113秒。上位5台が0.6秒以内にひしめいており、誰が勝ってもおかしくない僅差です。
🔴 なぜ本番で0.975秒落ちたのか|4つの仮説
ここが、この記事でいちばん考えたところです。動画を確認しても、大きなミスは見当たりません。それでも0.975秒です。
| 仮説 | 根拠 | 次回の打ち手 |
|---|---|---|
| タイヤカス | ライバルは直前に除去していた | アタック前に必ず落とす |
| タイヤの摩耗 | 枠ごとに48.4→48.7と落ちた | 練習の本数をさらに削る |
| 路面温度 | 午後は路面が上がる | データを記録して比較する |
| エア圧 | 温感200kPaの再現性が不明 | 毎走行後に数値を残す |
🔴 タイヤカス取りを、私はしていませんでした
いちばん疑っているのは、これです。ライバル勢は直前に念入りに落としていました。
タイヤカスは、トレッド面に溶けたゴムが付着したものです。つまり接地しているのは、カスの層になります。だからグリップは、新しい面ほど出ません。
✅ そして注目すべきは、順位です。タイヤカスを落とした3台のうち2台が、私の前にいました。
摩耗は、枠ごとの数字に出ていました
もう1つの仮説は、単純な摩耗です。練習の枠ごとのベストを、もう一度並べます。
| 枠 | ベスト | 1枠目との差 |
|---|---|---|
| 1枠目 | 48秒4 | — |
| 2枠目 | 48秒6 | +0.2秒 |
| 3枠目 | 48秒6 | +0.2秒 |
| 4枠目 | 48秒7 | +0.3秒 |
| 本番 | 49秒375 | +0.975秒 |
⚠️ 右肩下がりです。つまり新品のいちばんおいしい瞬間を、練習で使い切っていた可能性があります。
✅ 対策は明確です。練習は、コースを覚える最小限に絞る。次回はここを変えます。
練習用タイヤを持ち込むという手もあります
もう1つの答えがこれです。練習は別のタイヤで走り、本番だけ勝負タイヤに履き替える。
ただし手組みができないと、現場での交換は成立しません。つまりここも、道具を持っている人だけの選択肢になります。
走行後のシバR31 200R タイヤチェック

全走行後のタイヤを確認すると、まだ十分な溝が残っていました。つまり次回の舞ジム81(9/12)でも、続投できるコンディションです。コストパフォーマンスの高さも、あらためて実感しました。
⚠️ ただし3か月の保管があります。直置きは、接地面だけが変形します。横倒しで積むと、サイドウォールに癖が付きます。
舞洲ジムカーナ80 シェイクダウン総評
| 評価項目 | 結果 | 評価 |
|---|---|---|
| シバ R31 200R 205/50R15 | 1枠目から48秒4を記録 | ◎ |
| 機械式LSD(2WAY) | ネガティブな影響なし・2WAYが正解 | ○ |
| フロントキャンバー(-2.8°) | 偏芯カラーなしでも回頭性は良好 | ○ |
| ABSエラー | 終日発生なし | ◎ |
| タイムアタック本番 | 練習より0.975秒落ち・R3クラス3位 | △ |
| タイヤカス管理 | 実施していなかった | × |

よくある質問
Q. 舞洲ジムカーナは初心者でも参加できる?
参加できます。コースが毎回同一で障害物もなく、事故率が極めて低いからです。参加費は12,800円です。ダブルエントリーなら17,500円。非営利運営ならではの安さも魅力になります。
Q. 2WAY LSDはジムカーナで不利?
一般的には不利とされます。しかし今回の実走では、ネガティブな影響はほぼ感じませんでした。サーキットとの両立を考えるなら、2WAYは十分に選択肢となります。
Q. シバR31 200RとRE-71RZはどっちがいい?
タイムはほぼ同等でした。ただし摩耗は、RE-71RZの方が明らかに遅いです。つまり「安くて減りが早いR31」対「高くて長持ちのRE-71RZ」です。コスパは等価の関係になります。詳細はタイヤ比較記事で解説しています。
Q. タイヤカス取りは、本当に効果がある?
今回の結果からは、無視できないと考えています。落とした側の2台が私より上でした。ただし単独で検証していないため、断定はできません。次回は必ず実施して比べます。
Q. 練習は何本くらい走るべき?
今回は1枠目に複数本、以降は各枠2本でした。しかし枠ごとにタイムが落ちています。新品タイヤで臨むなら、練習はコースを覚える最小限に絞るほうが有利です。
次回舞ジム81(9/12)に向けて|3か月で何を磨くか
次回の舞洲ジムカーナ81は、2026年9月12日(土)の開催です。シバR31 200Rは温存できているので、そのまま続投します。
3か月という時間を使い、練習の48秒前半を本番でも確実に出せるよう作戦を練ります。ドライビングの精度向上か、セッティングの見直しか。いずれにせよ、1号機の自己ベストは更新できました。シェイクダウンでこれは、素直に嬉しい結果です。
✅ そしてタイヤを買い足すなら、通販のほうが安く済みます。ジムカーナ用の15インチは、店頭在庫が薄いところです。
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【追記】この反省を受けて、前後異形タイヤ化を実施しました。狙いは、リアのトラクション強化です。シバR23 225/45R15の選定と手組みの記録を公開しています。備北サーキットでのプレテストでは46秒98を記録しました。
【追記2】続く舞ジム81では、前後異形タイヤで48秒882を記録。そしてブラックマイスターを獲得しました。詳細は舞洲ジムカーナ81参戦記へ。


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