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ドライビングポジション改善でタイムが変わる|フルバケ・小径ステアリング

ND5ロードスター BRIDE フルバケットシート コックピット。ドライビングポジション改善でタイムが変わる チューニング

「タイヤや足回りを換える前に、まずやるべきことがある」。すなわち、ドライビングポジションの最適化です。実際、筆者はフルバケと小径ステアリングを導入しました。その結果、セントラルサーキットで1分32秒001を達成しています。ちなみに、非公式の車種最速です。なぜなら、ポジション未完成ではパーツがタイムに結びつかないからです。費用はフルバケ+ステアリング関連で約15万円です。

この記事でわかること

  • ポジションがタイムに直結するメカニズム
  • 純正シートの問題点(腕で支える姿勢になる理由)
  • BRIDE ZETAⅣの効果と選びの基準「太もものホールド性」
  • MOMO FULL SPEED φ328mmで操作量が減る理由
  • クラッチ全踏み・肩・ひじで決める3ステップ設定法

なぜドライビングポジションがタイムに直結するのか

サーキットでは、高精度の操作を毎周再現する必要があります。すなわち、ブレーキング・ステアリング・アクセルワークの繰り返しです。ここで問題になるのが「体の動き」です。コーナリング中に横Gで体がズレると、連鎖的に乱れが起きます。まず、ブレーキの踏力が毎回変わり制動距離が安定しません。次に、ステアリング操作が遅れてアクセルを踏めません。さらに、挙動変化への対応が一瞬遅れます。

つまり、体をシートに固定することが、すべてのチューニングの前提条件です。逆に言えば、ポジション未完成のままパーツを換えても性能を引き出せません。

💡 タイヤに10万円を使う前に、フルバケ+ステアリングに15万円を使う。実は、こちらの方がタイムへのリターンが大きいケースが多いです。なぜなら、パーツの性能はドライバーが引き出すものだからです。要するに、ポジションはすべてのチューニングの土台です。たとえるなら、これを後回しにするのは砂の上に家を建てるようなものです。

🔗 チューニング全体の順序は→セントラルサーキット全チューニング記録

純正シートの問題点

ND5ロードスターの純正シートは、街乗りでは非常に快適です。しかし、サーキットではホールド性が明らかに不足します。特に高速コーナーでは、横Gで体がシートの外へ逃げようとします。すると、腕でステアリングを支える姿勢になります。その結果、操作精度が落ち、疲労も蓄積しやすくなります。実際、コーナーのたびに体が外へ引っ張られる感覚がありました。

ND5ロードスター純正シートの室内
ND5ロードスター純正シートの室内

フルバケットシートの効果|BRIDE ZETAⅣ

フルバケを導入すると、体が左右にしっかり固定されます。変化は3つです。まず、ステアリング入力が腕だけで行えて精度が上がります。次に、踏力が毎周安定して制動距離の再現性が高まります。さらに、体を支える余計な力が不要になり疲労が減ります。

モータースポーツで必須アイテムであるフルバケ
モータースポーツで必須アイテムであるフルバケ

筆者が選んだのはBRIDE ZETAⅣです。ホールド性と乗り心地のバランスが良く、ND5との相性も優れています。特に、他社製と比べて太もものホールド性が高いです。なお、ラインナップはBRIDE公式サイトで確認できます。

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👉 フルバケ導入にはシートレールが別途必要です。なお、BRIDE純正レールなら調整幅が広く、取り付けも確実です。⚠️ ただし、必ずメーカー・車種専用品を選んでください。なぜなら、汎用品は取り付け不可・強度不足のリスクがあるからです。

小径ステアリングの効果|MOMO FULL SPEED φ328mm

純正ステアリングは直径φ370mmと大きめです。そのため、スポーツ走行では操作量が多くなりがちです。また、フルバケ導入後は乗り降りで足が干渉する問題も出てきます。

ND5ロードスター 純正ステアリング
ND5ロードスター 純正ステアリング

小径化のメリットは5点あります。まず、操作量が減りレスポンスが向上します。次に、乗り降りがしやすくなります。さらに、ドライビングポジションが改善されます。加えて、ゴーカート感が高まり運転が楽しくなります。そして何より、理想のポジションが作りやすくなります。

筆者はMOMO FULL SPEED φ328mmを導入しました。形状は90mmディープコーンです。純正比42mm小径で、手前に来ることでひじの角度が改善されます。ちなみに、モータースポーツの鉄則はこうです。すなわち、10時10分で握ったときにひじが軽く曲がる距離が理想です。

ドライビングポジション改善用のMOMO小径ステアリング交換後
ドライビングポジション改善用のMOMO小径ステアリング交換後

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ボスは必須|ワークスベル製推奨

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👉 ステアリング交換にはボスが必須です。だから、まとめて購入してください。なお、ND5RC用ボスの詳細はワークスベル公式サイトで確認できます。⚠️ ちなみに、交換後はエアバッグが機能しなくなります。リスクを理解した上で導入してください。

理想のドライビングポジション|3ステップ設定法

STEP1|シート前後位置

まず、クラッチを奥まで踏み込みます。その状態で、左ひざが少し曲がる位置に合わせます。なお、伸び切る・曲がりすぎはどちらもNGです。

STEP2|背もたれ角度

次に、ステアリングを10時10分で左右に切ります。このとき、肩がシートから離れない角度に調整します。もし肩が浮くなら、背もたれが寝すぎています。

STEP3|ステアリング位置

最後に、10時10分で握ってひじが軽く曲がる距離に調整します。そのために、ディープコーン形状やスペーサーで前後位置を合わせます。

チェック項目理想の状態NGの状態
クラッチ全踏み時のひざ少し曲がる伸び切る・曲がりすぎ
コーナリング中の肩シートから離れない浮く・ズレる
10時10分握り時のひじ軽く曲がる伸び切る

この3点が揃うと、全操作の再現性が格段に上がります。その結果、タイムが安定し、さらに縮まっていきます。

ドライビングポジション最適化後のND5ロードスターコーナリング
ドライビングポジション最適化後のND5ロードスターコーナリング

よくある質問

Q. フルバケだけでタイムは縮まる?

直接的にグリップが上がるわけではありません。ただし、操作の再現性が上がるためタイムは安定します。つまり、他のパーツの性能を引き出す土台になります。

Q. シートレールは汎用品でもいい?

避けてください。なぜなら、取り付け不可・強度不足のリスクがあるからです。必ずメーカー・車種専用品を選びましょう。

Q. ステアリング交換のデメリットは?

エアバッグが機能しなくなります。したがって、公道での万一の事故時に影響があります。リスクを理解した上で判断してください。

Q. タイヤとポジション、どちらが先?

ポジションが先です。なぜなら、パーツの性能はドライバーが引き出すものだからです。実際、筆者はドライビングポジション最適化を土台に1分32秒001を達成しました。

まとめ|ドライビングポジションが決まるとクルマが変わる

フルバケと小径ステアリングは、グリップや減衰を変えるパーツではありません。しかし、ドライバーとクルマの接点を最適化します。つまり、すべてのチューニングの土台です。ポジションが決まると、車両の荷重インフォメーションが別次元に変わります。速くなりたいなら、まずここから始めてください。

  • ポジション最適化はタイヤ・足回りより先
  • フルバケ:BRIDE ZETAⅣ+専用シートレール必須
  • ステアリング:MOMO φ328mm+ワークスベル製ボス
  • 設定はひざ・肩・ひじの3ステップで決める
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【追記】その後、フルバケ+小径ステアリングの効果を実走で検証しました。詳細は→フルバケ・小径ステアリング効果レビューをご覧ください。また、この設定で挑んだ2号機の初走行は→2号機シェイクダウンです。

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