NS-2Rを1年2か月、約10,000km走って使い切りました。街乗りもサーキットもジムカーナも、この1本で全部こなせています。しかもパンク修理をした個体でした。それでも最後まで戦力です。
ただし弱点もはっきりしました。重量です。同じ195/55R15で比べると、実測10.0kg/本は最も重い部類でした。そこで次は、同じナンカンのNS-2に替えます。こちらは8.6kg/本、1本あたり1.4kg軽いからです。
この記事では、使い切った状態を写真で出します。同サイズ6銘柄の実測重量も公開しました。タイヤ交換とエンジンオイル交換の作業も記録しています。
この記事でわかること
- NS-2Rが何kmもったかの実測値
- 同サイズ6銘柄の重量比較(体重計での実測)
- 次のタイヤにNS-2を選んだ理由
- 取説の指定量とオイルが合わなかった話
NS-2Rは1年2か月で約10,000km走れた
使用履歴を整理します。装着したのが1年2か月前、走行距離は約10,000km。月あたり700kmほどのペースでした。
用途は3つです。通勤や買い物の街乗り、セントラルサーキットの走行、舞洲のジムカーナ。1セットで全部をこなしました。

この個体には、昨年実施したパンク修理歴があります。一度穴を開けているタイヤです。それでも高速走行やサーキットで問題は出ませんでした。修理の手順はパンク修理の記録にまとめています。
最後の走行が、先日のジムカーナ練習会でした。1部山の状態で52秒327、参加12台中3位です。詳しくは舞洲でサイドターンを解禁した日の記録に書きました。最後まで仕事をしてくれたわけです。
コストも出しておきます。4本の購入額は27,528円。10,000kmで割ると、1kmあたり2.75円です。
ハイグリップタイヤとしては、かなり安い部類だと思います。
Z3に近いグリップが、この価格で手に入る
1年2か月使った実感を書きます。グリップの絶対値は、ディレッツァZ3に近い水準です。同等とまでは言いません。ただし体感の差は、価格差ほど大きくありません。
特筆すべきは、グリップが長く保つことです。一般にハイグリップは、序盤で美味しい時期が終わります。ところがこのタイヤは、減ってからも粘りました。練習用として非常に使いやすいタイヤです。
Z3の摩耗も実測しました。詳しくはディレッツァZ3の寿命記録にあります。あわせて読むと、価格対性能の差が見えると思います。
NS-2Rの弱点は重量だった
正直に弱点も書きます。重さです。手組みで全数を体重計に載せた結果がこちらです。
| 銘柄(195/55R15) | 外径 | 重量 |
|---|---|---|
| NS-2 | 595mm | 8.6kg |
| R23 シバ280 | 595mm | 8.7kg |
| RE-71R | 596mm | 9.0kg |
| ディレッツァZ3 | 595mm | 9.1kg |
| R1R | 595mm | 9.2kg |
| NS-2R | 595mm | 10.0kg |
| サイズ | 銘柄 | 外径 | 適正リム幅 | 重量(1本) |
|---|---|---|---|---|
| 185/55R15 | シバR23 200R | 584mm | 6.5J | 8.5kg |
| 195/55R15 | NS-2 | 595mm | 6.0J | 8.6kg |
| 195/55R15 | RE-71R | 596mm | 6.0J | 9.0kg |
| 195/55R15 | R1R | 595mm | 6.0J | 9.2kg |
| 195/55R15 | シバR23 280 | 595mm | 6.0J | 8.7kg |
| 195/55R15 | Z3 | 595mm | 6.0J | 9.1kg |
| 195/55R15 | NS-2R | 595mm | 6.0J | 10.0kg |
| 195/50R15 | CR-S | 576mm | 6.0J | 8.8kg |
| 205/50R15 | NS-2 | 587mm | 6.5J | 8.6kg |
| 205/50R15 | RE-71RS | 587mm | 6.5J | 9.1kg |
| 205/50R15 | シバR31 200R | 587mm | 6.5J | 8.6kg |
※ND5とZC33Sスイフトスポーツで使ってきた銘柄を含みます。すべて195/55R15、手組みの際に体重計で実測した値です。RE-71RはZC33S時代(2019年)、R23シバ280は1号機で使い切りました(シバタイヤの寿命の記事)。
同じサイズの中で、これが最も重いという結果でした。最軽量のNS-2とは1本あたり1.4kg差。4本なら5.6kgになります。
この差はバネ下重量です。車体の5.6kgとは意味が違います。軽量化の効きは、バネ下のほうが大きいからです。詳しい考え方は軽量化まとめに整理しました。
次のタイヤにNS-2を選んだ理由
正直に言うと、当初は同じNS-2R 195/55R15をもう1セット買うつもりでした。ところが在庫が切れていたのです。そこで実績のあるNS-2 195/55R15に切り替えました。

結果的に、この選択は悪くないと考えています。理由を3つ挙げます。
| 項目 | NS-2R | NS-2 |
|---|---|---|
| トレッドウェア | 120 | 480 |
| 重量(195/55R15) | 10.0kg | 8.6kg |
| 価格帯 | 標準 | より安い |
トレッドウェアが120から480になります。数値上は4倍のライフです。重量は1.4kg軽く、価格もさらに安い。
ただし誤解のないように書いておきます。NS-2は競技用ではありません。しかしブロック飛びを起こしにくく、モータースポーツでも使えます。前の車両でも使っていました。「安くて丈夫な練習用」という位置づけです。
購入のタイミングも重要です。楽天のマラソン期間を狙い、オートウェイで買うと30%以上安くなることがあります。タイヤは、イベントに合わせて買うのが現実的です。
2025年は、タイヤだけで173,392円を使いました。年間の総額はロードスターの維持費の記事にまとめています。なお205/50R15のNS-2も別に保有しており、こちらは舞ジムのR5クラス参戦用として保管中です。
格安輸入タイヤの品揃えは国内最大級
オートウェイ公式サイトでタイヤを探すタイヤ交換の作業記録
ここからは作業です。車両をジャッキアップし、4本まとめて外しました。

手組みの道具を準備します。私はビードブレーカーとタイヤレバーだけで組んでいるので、工賃はかかりません。手順はタイヤ手組みと保管のコツに書きました。
金額の話もしておきます。一般的な組み替え工賃は、1本あたり1,500円から2,500円。4本なら6,000円から10,000円かかります。
私は、年に5セットを履き替えています。20本で、3万円から5万円の差になる計算です。
ビードブレーカーとタイヤレバーの代金は、1年で回収できます。しかも自宅でやるので、ショップの予約待ちもありません。

タイヤを外したら、ホイールを洗浄します。ブレーキダストを落とすためです。

最後に組み付けて車両に装着します。ホイールナットは110N・mで締めました。

続いてエンジンオイルを交換する
タイヤが終わったら、そのままオイル交換に移ります。リアのジャッキを降ろすだけで、作業姿勢が作れるからです。
2号機は納車から3,000km、期間にして4か月が経ちました。総走行距離は14,000kmです。サーキットとジムカーナを走る車なので、交換サイクルは短めに設定しています。
今回はオイルのみの交換です。
フィルターは次回に回します。次の3,000kmで、フィルター・ミッションオイル・デフオイルを総交換する予定です。
【追記】その後、デフキャリアを分解して内部の状態を確認しました。3,000kmごとの交換で金属粉も異常摩耗もなかったため、エンジンオイル以外は6,000kmごとに延ばしています。判断の経緯はWAY変更の記事に書きました。
排出量は思ったより多かった

抜いたオイルを見ます。色だけでは、正直よく分かりません。ただし量には違和感がありました。体感で4.3Lくらい出ている感触です。
投入するのはAZのCEB-003 5W-40。サーキット走行を想定した100%化学合成油です。

取説は4.3L指定なのに3.75Lで上限だった
ここで予想外のことが起きました。慎重にいこうと考えて、あえて3.75Lだけ入れます。車体を水平にした状態でエンジンをかけ、オイルを循環させてから10分ほど放置しました。
そのうえでレベルゲージを見て、少しずつ足すつもりでした。ところが3.75Lの時点で、すでに上限を指していたのです。
取扱説明書の指定は4.3L。0.55Lの差があります。今回はフィルターを交換していないので、その分は減ります。ただし取説にフィルター単体の容量記載がないため、差の内訳までは特定できませんでした。
考えられる理由は2つです。取説の4.3Lがフィルター交換込みの数値である可能性。もう1つは、これまで入れすぎていた可能性。現時点では、どちらとも断定できません。
当面はレベルゲージを基準に運用します。次回の交換で、同じ現象が再現するかを確認する予定です。数字より実測を優先するということです。

まとめ|NS-2Rは練習用として完成度が高い
最後に、今回の実測をまとめます。
- NS-2Rは1年2か月、約10,000kmもった
- パンク修理歴があっても、街乗りから競技まで使えた
- グリップはZ3に近く、しかも長く保つ
- 実測10.0kg/本は、同サイズで最も重い
- 次のNS-2は8.6kg。4本で5.6kg軽い
NS-2Rは、価格とライフとグリップのバランスが良いタイヤでした。一方で重量を詰める段階に入ると、選択肢から外れます。用途で分けるのが正解だと思います。
これから履くNS-2が、どこまで走れるか。タイムにどう影響するか。次の走行で確かめます。


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