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NS-2Rを1年2か月、約10,000km走って使い切りました。街乗りもサーキットもジムカーナも、この1本で全部こなせています。しかもパンク修理をした個体でした。それでも最後まで戦力です。
ただし弱点もはっきりしました。重量です。同じ195/55R15で比べると、実測10.0kg/本は最も重い部類でした。そこで次は、同じナンカンのNS-2に替えます。こちらは8.6kg/本、1本あたり1.4kg軽いからです。
この記事では、使い切った状態を写真で出します。11銘柄の実測重量も公開しました。タイヤ交換とエンジンオイル交換の作業も記録しています。
この記事でわかること
- NS-2Rが何kmもったかの実測値と、1kmあたりの単価
- 11銘柄の実測重量と外径の一覧
- 次のタイヤにNS-2を選んだ理由
- 手組みで年間いくら浮くかの計算
- 取説の指定量とオイルが合わなかった話
先に結論|10,000km、1kmあたり2.75円
まず、数字を並べます。
| 項目 | 実測 |
|---|---|
| 使用期間 | 1年2か月 |
| 走行距離 | 約10,000km |
| 4本の購入額 | 27,528円 |
| 1kmあたり | 2.75円 |
| 用途 | 街乗り・サーキット・ジムカーナ |
| パンク修理歴 | あり(問題なし) |
| 実測重量 | 10.0kg/本(同サイズ最重) |
✅ ハイグリップタイヤで1km2.75円は、かなり安い部類です。しかも1セットで、3つの用途を全部こなしました。
NS-2Rは1年2か月で約10,000km走れた
使用履歴を整理します。装着したのが1年2か月前、走行距離は約10,000km。つまり月あたり700kmほどのペースでした。
用途は3つです。通勤や買い物の街乗り、セントラルサーキットの走行、舞洲のジムカーナ。1セットで全部をこなしました。

パンク修理歴があっても、最後まで走れました
この個体には、昨年実施したパンク修理歴があります。つまり一度、穴を開けているタイヤです。
それでも高速走行やサーキットで、問題は出ませんでした。修理の手順はパンク修理の記録にまとめています。
✅ 内部からゴムを圧着する方式なら、サーキットも走れます。1回あたり約600円で、タイヤを捨てずに済みます。
最後の走行が、先日のジムカーナ練習会でした。1部山の状態で52秒327、参加12台中3位です。詳しくは舞洲でサイドターンを解禁した日の記録に書きました。つまり最後まで、仕事をしてくれたわけです。
Z3に近いグリップが、この価格で手に入る
1年2か月使った実感を書きます。グリップの絶対値は、ディレッツァZ3に近い水準です。同等とまでは言いません。ただし体感の差は、価格差ほど大きくありません。
✅ 特筆すべきは、グリップが長く保つことです。一般にハイグリップは、序盤で美味しい時期が終わります。ところがこのタイヤは、減ってからも粘りました。
Z3の摩耗も実測しました。詳しくはディレッツァZ3の寿命記録にあります。あわせて読むと、価格対性能の差が見えると思います。
NS-2Rの弱点は重量だった
正直に弱点も書きます。重さです。手組みで全数を体重計に載せた結果を、一覧にしました。
| サイズ | 銘柄 | 外径 | 適正リム幅 | 重量(1本) |
|---|---|---|---|---|
| 185/55R15 | シバR23 200R | 584mm | 6.5J | 8.5kg |
| 195/55R15 | NS-2 | 595mm | 6.0J | 8.6kg |
| 195/55R15 | シバR23 280 | 595mm | 6.0J | 8.7kg |
| 195/55R15 | RE-71R | 596mm | 6.0J | 9.0kg |
| 195/55R15 | Z3 | 595mm | 6.0J | 9.1kg |
| 195/55R15 | R1R | 595mm | 6.0J | 9.2kg |
| 195/55R15 | NS-2R | 595mm | 6.0J | 10.0kg |
| 195/50R15 | CR-S | 576mm | 6.0J | 8.8kg |
| 205/50R15 | NS-2 | 587mm | 6.5J | 8.6kg |
| 205/50R15 | シバR31 200R | 587mm | 6.5J | 8.6kg |
| 205/50R15 | RE-71RS | 587mm | 6.5J | 9.1kg |
※ND5とZC33Sスイフトスポーツで使ってきた銘柄を含みます。すべて手組みの際に、体重計で実測した値です。RE-71RはZC33S時代(2019年)のものです。R23シバ280は1号機で使い切りました(シバタイヤの寿命の記事)。
⚠️ 195/55R15の中で、NS-2Rが最も重いという結果でした。最軽量のNS-2とは1本あたり1.4kg差。つまり4本なら5.6kgになります。
この差はバネ下重量です。車体の5.6kgとは意味が違います。なぜなら軽量化の効きは、バネ下のほうが大きいからです。考え方は軽量化まとめに整理しました。
この表から読み取れること
並べると、傾向が見えます。グリップが高いほど重い、とは限りません。
✅ シバR31 200Rは8.6kgで、街乗り向けのNS-2と同じです。つまりハイグリップでも、軽い銘柄はあります。
ℹ️ 逆にRE-71RSは9.1kgと重め。ただしピックアップが少なく、摩耗も遅い。重量だけで優劣は決まりません。
🔴 体重計では、この差が読み切れません
ここは正直に書いておきます。この表は、体重計での実測値です。
⚠️ 体重計は、人が乗ることを前提に作られています。つまり10kg前後では、表示が0.1kg単位で飛びます。しかも置き方で数字が変わります。
✅ 吊りはかりなら、引っ掛けるだけで読めます。0.01kg単位まで出るものが、数千円で手に入ります。0.1kg差を語るなら、こちらが確実です。
次のタイヤにNS-2を選んだ理由
正直に言うと、当初は同じものを買うつもりでした。NS-2R 195/55R15を、もう1セットです。ところが在庫が切れていたのです。そこで実績のあるNS-2 195/55R15に切り替えました。

結果的に、この選択は悪くないと考えています。理由を3つ挙げます。
| 項目 | NS-2R | NS-2 |
|---|---|---|
| トレッドウェア | 120 | 480(4倍) |
| 重量(195/55R15) | 10.0kg | 8.6kg |
| 価格帯 | 標準 | より安い |
トレッドウェアが120から480になります。つまり数値上は4倍のライフです。しかも重量は1.4kg軽く、価格もさらに安い。
⚠️ ただし誤解のないように書いておきます。NS-2は競技用ではありません。しかしブロック飛びを起こしにくく、モータースポーツでも使えます。つまり「安くて丈夫な練習用」という位置づけです。
ℹ️ なお205/50R15のNS-2も別に保有しています。こちらは舞ジムのR5クラス参戦用として保管中です。
買うタイミングで、3割変わります
購入のタイミングも重要です。楽天のマラソン期間を狙うと、30%以上安くなることがあります。
つまりタイヤは、イベントに合わせて買うのが現実的です。だから必要になってから探すのではなく、先に在庫を作ります。
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ℹ️ 15インチは店頭在庫が薄いところです。だから通販のほうが、選択肢が広い。
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2025年は、タイヤだけで173,392円を使いました。年間の総額はロードスターの維持費の記事にまとめています。
タイヤ交換の作業記録
ここからは作業です。車両をジャッキアップし、4本まとめて外しました。

⚠️ 車高を下げていると、一般的なガレージジャッキは入りません。ここで詰まる人がいちばん多いところです。
🔴 そして4本まとめて外すなら、ウマは4基です。ジャッキだけで支える時間を作ってはいけません。
手組みなら、1年で道具代が回収できます
ここは金額で見てください。組み替え工賃は、意外と大きい。
| 単位 | 工賃の目安 |
|---|---|
| 1本 | 1,500〜2,500円 |
| 4本(1セット) | 6,000〜10,000円 |
| 年5セット(20本) | 30,000〜50,000円 |
✅ 私は年に5セット履き替えています。つまり年間3万円から5万円の差です。だから道具代は、1年で回収できます。
しかも自宅でやるので、ショップの予約待ちもありません。走行会の前日に組める自由度は、金額以上の価値があります。

15インチを組むための道具
✅ まずレバーです。15インチなら、600mmを2本。短いレバーは、力が要るうえにリムを傷めます。
🔴 そしてビードクリームは、省略できません。乾いたまま入れると、ビードのゴムが切れます。
✅ 1人で組むなら、ビードヘルパーが要ります。落ちてくるビードを押さえる道具です。
🔴 ビードを上げるには、一気にエアを入れます。足踏みポンプでは上がりません。
手順はタイヤ手組みと保管のコツに書きました。
ホイールは、外したついでに洗います
タイヤを外したら、ホイールを洗浄します。ブレーキダストを落とすためです。

✅ リム面にダストが残ると、ビードの当たり面に噛み込みます。つまりエア漏れの原因になります。タイヤを外したこのタイミングが、いちばん洗いやすい。
🔴 締め付けは110N・mです
最後に組み付けて、車両に装着します。ホイールナットは110N・mで締めました。

🔴 この数字は、勘では出せません。インパクトだけで終わらせてはいけません。走行会でホイールが外れる事故は、実際に起きています。
⚠️ ナットも消耗品です。純正ナットはソケットに噛み込みやすく、毎回叩いて分離することになります。年5セットも履き替えるなら、ここは変えたほうが楽です。
外したセットは、立てて保管します
年5セットも回すと、置き場が問題になります。
⚠️ 直置きは、接地面だけが変形します。しかも横倒しで積むと、サイドウォールに癖が付きます。
続いてエンジンオイルを交換する
タイヤが終わったら、そのままオイル交換に移ります。リアのジャッキを降ろすだけで、作業姿勢が作れるからです。
2号機は納車から3,000km、期間にして4か月が経ちました。総走行距離は14,000kmです。サーキットとジムカーナを走る車なので、交換サイクルは短めに設定しています。
今回はオイルのみの交換です。フィルターは次回に回します。つまり次の3,000kmで、3種を総交換する予定です。フィルター、ミッションオイル、デフオイルです。
【追記】その後、デフキャリアを分解して内部の状態を確認しました。3,000kmごとの交換で、金属粉も異常摩耗もありませんでした。だからエンジンオイル以外は、6,000kmごとに延ばしています。判断の経緯はWAY変更の記事に書きました。
排出量は思ったより多かった

抜いたオイルを見ます。色だけでは、正直よく分かりません。ただし量には違和感がありました。体感で4.3Lくらい出ている感触です。
⚠️ 受け皿は、容量に余裕のあるものを選んでください。4L程度のパンでは、あふれることがあります。
投入するのはAZのCEB-003 5W-40。サーキット走行を想定した100%化学合成油です。

🔴 取説は4.3L指定なのに、3.75Lで上限だった
ここで予想外のことが起きました。慎重にいこうと考えて、あえて3.75Lだけ入れます。そして車体を水平にして、エンジンをかけます。オイルを循環させてから、10分ほど放置しました。
そのうえでレベルゲージを見て、少しずつ足すつもりでした。ところが3.75Lの時点で、すでに上限を指していたのです。
| 項目 | 量 |
|---|---|
| 取扱説明書の指定 | 4.3L |
| 実際に上限に達した量 | 3.75L |
| 差 | 0.55L |
今回はフィルターを交換していないので、その分は減ります。ただし取説には、フィルター単体の容量記載がありません。だから差の内訳までは、特定できませんでした。
考えられる理由は2つです。取説の4.3Lがフィルター交換込みの数値である可能性。もう1つは、これまで入れすぎていた可能性。現時点では、どちらとも断定できません。
✅ 当面はレベルゲージを基準に運用します。つまり数字より実測を優先するということです。次回の交換で、同じ現象が再現するかを確認する予定です。
⚠️ 入れすぎは、抜くより厄介です。オイルが多すぎると、クランクが攪拌して泡立ちます。少なめから足すほうが安全です。

よくある質問
Q. NS-2Rは何kmもちますか?
筆者は約10,000kmで使い切りました。街乗り・サーキット・ジムカーナを混ぜた使い方です。街乗りメインならもっと伸びますし、サーキット中心なら短くなります。
Q. NS-2RとNS-2、どちらを選ぶべき?
タイムを狙うならNS-2R、ライフと軽さならNS-2です。トレッドウェアは120と480で4倍差。重量は1本あたり1.4kg差があります。練習量が多いなら、NS-2のほうがコスパで有利になります。
Q. パンク修理したタイヤでサーキットを走れますか?
筆者は問題なく走れました。ただしトレッド面の小さな穴に限ります。サイドウォールの損傷や大きな穴は修理対象外です。走行前には必ず、空気圧と修理箇所の状態を確認してください。
Q. 手組みの道具は何円くらいで揃いますか?
レバー・ビードクリーム・ビードヘルパー・コンプレッサーで、4万円台から揃います。年5セット履き替えるなら工賃は3万円から5万円なので、1年で回収できる計算です。
まとめ|NS-2Rは練習用として完成度が高い
最後に、今回の実測をまとめます。
- NS-2Rは1年2か月、約10,000kmもった(1kmあたり2.75円)
- パンク修理歴があっても、街乗りから競技まで使えた
- グリップはZ3に近く、しかも長く保つ
- 実測10.0kg/本は、同サイズで最も重い
- 次のNS-2は8.6kg。4本で5.6kg軽い
NS-2Rは、価格とライフとグリップのバランスが良いタイヤでした。一方で重量を詰める段階に入ると、選択肢から外れます。つまり用途で分けるのが正解だと思います。
これから履くNS-2が、どこまで走れるか。タイムにどう影響するか。次の走行で確かめます。


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