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結論から。備北サーキット(Bコース)をND5ロードスター2号機で初アタックしました。結果は、シバタイヤR23 200R 225/45R15(新品)が46秒98。R31 200R 205/50R15(中古)が46秒90です。
数字だけ見ればR31が0.08秒速い。ただし、この0.08秒に意味はありません。走行条件が3つもズレているからです。この記事では、その実測データと考察を公開します。条件は同日・同一車両・同一ドライバーです。
この記事でわかること
- シバタイヤR23 200RとR31 200Rの同日実測比較データ(備北サーキット)
- 0.08秒差を、そのまま読んではいけない3つの理由
- ND5ロードスターに225/45R15が干渉なく装着できること
- 助手席に予備タイヤを2本積載できること(と、その注意点)
- デジスパイス4とGoPro HERO13が最適な理由と費用対効果
- マキタ充電式マルチツールによるピックアップ除去の方法
結論|シバタイヤR23とR31の実測タイム比較表
| タイヤ | サイズ | 状態 | ベストタイム | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| シバタイヤ R23 200R | 225/45R15 | 新品(初アタック) | 46秒98 | インサイド未摩耗・コース未習熟 |
| シバタイヤ R31 200R | 205/50R15 | 中古(摩耗安定) | 46秒90 | 後半セッション・コース慣熟済み |
| (参考)ZC33Sスイフトスポーツ | — | 4年前の記録 | 48秒32 | 同一ドライバー |
タイム差はわずか0.08秒でした。ただし、両者の走行条件には差があります。R23は「新品+初コース」での記録。一方R31は「摩耗が安定した中古+コース慣熟後」の記録です。
🔴 0.08秒差を、そのまま読んではいけません
ここがこの記事でいちばん大事なところです。条件が3つズレています。
| 条件 | R23(46秒98) | R31(46秒90) |
|---|---|---|
| タイヤの状態 | 新品・インサイド未摩耗 | 中古・摩耗が安定 |
| 走行の順番 | 朝一・初コース | 後半・慣熟済み |
| サイズ | 225/45R15 | 205/50R15 |
⚠️ 3つすべてがR23に不利な方向です。つまりR23は、ハンデを3つ背負って0.08秒しか負けていません。
✅ だから本来の実力は、R23が同等以上だと判断しています。この数字は「どちらが速いか」ではなく「条件がいかに効くか」のデータです。
詳しい考察はR31が速かった理由の章で解説します。R23のレビューとR31のレビューも参考にしてください。
走行準備|シバR23 200R 225/45R15の装着とタイヤ積み込み
台風7号が通過した翌日、2026年6月28日(日)。友人と備北サーキットへ走りに行くことが決まり、前日の夜から準備を始めました。
リアに225/45R15を装着|はみ出しなしでキレイに収まる
まず、リアタイヤにシバタイヤR23 200R 225/45R15を装着しました。純正サイズ比で+30mmワイドとなる225サイズです。
それでもはみ出しなく、違和感なくキレイに収まりました。タイヤハウスには余裕があり一安心です。225サイズの装着を検討している方には朗報でしょう。


✅ ホイールはENKEI RPF1RS 8.0J+28です。15インチ8Jで5.4kgという軽さが、ここでも効きます。
リアだけ225を入れる考え方とサイズ選定は、前後異形タイヤ化の記事で解説しました。
前日に組めるから、朝一から走れます
この日のスケジュールは、手組みができる前提で成り立っています。前日夜に組んで、朝一にアタックする。
ショップに頼むと、予約と往復の時間がかかります。しかも走行会の前は、どこも混みます。つまり日程の自由度が、まったく変わります。
✅ 15インチなら、600mmのレバー2本で足ります。短いレバーは、力が要るうえにリムを傷めます。
🔴 そしてビードクリームは、省略できません。乾いたまま入れると、ビードが切れます。
✅ 225幅はビードが突っ張ります。1人で組むなら、ビードヘルパーがないと手が足りません。
助手席に予備タイヤ2本を積載|205/50R15ならすんなり入る
次に、助手席を外してスペアタイヤを2本積み込みます。持参したのはシバR31 200R 205/50R15です。
2シーターのND5ロードスターに積めるか不安でした。しかし、205/50R15サイズなら2本すんなり積載できました。万一のタイヤトラブルにも対応できます。つまり予備を2本持参できると、遠征時の安心感が段違いです。

⚠️ ただし、助手席を外した状態での公道走行には注意が必要です。乗車定員の扱いが問題になる場合があります。長距離の移動を含む遠征では、事前に確認してください。
🔴 現地で履き替えるなら、道具も積みます
タイヤだけ積んでも、交換はできません。現地で4本履き替える前提の荷物が要ります。
✅ ナットを緩めるのはインパクトです。4本なら、手回しとは時間が10分以上変わります。
🔴 ただし締めるほうは、必ずトルクレンチです。サーキットでホイールが外れる事故は、実際に起きています。
✅ 現地で何度も脱着するなら、ナットも影響します。純正ナットはソケットに噛み込みやすいところです。
タイム計測と車載動画|デジスパイス4×GoPro HERO13
走行準備のもうひとつの重要ポイントが計測機材です。GoProとデジスパイス4を設置します。この2つがあると走行後の復習が格段に捗り、次回のレベルアップに直結します。



デジスパイス4|ポンダー不要のGPSタイム計測器
デジスパイス4は、GPS信号をもとにラップタイムを計測・表示するアイテムです。2022年からZC33Sスイフトスポーツで使い始めて4年になります。しかも一度も不具合が出ていません。つまり信頼性は折り紙付きです。
遅いラップは赤色で表示されます。だからペースラップの判断がしやすい。つまりタイヤとブレーキの温存に効きます。
スマホアプリと連携すれば、自己ベストとの差分を走行中に確認できます。つまり「このコーナーで0.3秒遅れている」と走りながら分かるわけです。
何回走れば元が取れるか
ここは数字で見ます。多くのサーキットでは、ポンダーが1,000〜2,000円でレンタルできます。
| 年間の走行回数 | ポンダー代(1,500円で計算) |
|---|---|
| 年6回 | 9,000円 |
| 年12回 | 18,000円 |
| 年24回 | 36,000円 |
✅ 月1回走る人なら、1〜2年で回収できる計算です。しかもログが自分の手元に残ります。ここがレンタルとの決定的な違いです。
GoPro HERO13|走行を超広角で記録するアクションカメラ
一方、GoPro HERO13は、とにかく映像が美しい。超広角機能のおかげで、2シーターでも車内と外部の全視野を1台で収められます。
✅ デジスパイス4のログと組み合わせると、タイム・速度・位置が映像と同期します。つまり走行分析が、自宅で完結します。
⚠️ 車外に取り付けるなら、マウントの強度が命です。落下は、後続車を巻き込む事故になります。吸盤だけに頼らず、必ずテザーで二重に留めてください。
シバタイヤR23 200R 225/45R15の走行結果|ベスト46秒98
朝一番のほぼ貸し切り状態でアタックを開始しました。結果は、初コースながらベスト46秒98。
4年前にZC33Sスイフトスポーツで出した記録は48秒32でした。つまり1.34秒あっさり更新したことになります。車の進化とタイヤの性能向上を、同時に実感できた瞬間でした。
走行後に、タイヤを外して確認しました。するとインサイド側が、まだほとんど摩耗していません。インサイドまで削れてくればリアトラクションはさらに上がります。つまりタイムの伸びしろは、大きいと見ています。

⚠️ インサイドが残るのは、キャンバーが足りていない証拠でもあります。ちなみにフロントは-2.8°ですが、リアは-3.0°です。
シバタイヤR31 200R 205/50R15に履き替えて比較|ベスト46秒90
続いて、履き替えです。助手席に積んできたR31 200R 205/50R15(中古)を組みます。12ラップ(うちガチアタック3ラップ)を走行し、ベストタイムは46秒90。R23の46秒98を、わずかに上回る結果です。
詳細なスペックはシバタイヤR31 200Rのレビュー記事を参照してください。

✅ 現地で履き替えると、その日の路面で直接比べられます。これが同日比較のいちばんの価値です。
⚠️ 筆者が使ったのはR31です。ただしR31は在庫限りなので、これから買うなら後継のR31Zになります。
🔴 そして履き替えのたびに、エア圧を作り直します。この往復ができるのは、コンプレッサーとゲージが手元にあるからです。
R31がわずかに速かった2つの理由
- タイヤ状態の差:中古のR31は摩耗が安定し、本来のグリップを発揮しやすい状態でした。一方R23は新品で、インサイドが未摩耗でした
- ドライバーの慣熟:R31は後半セッションでの走行です。コースに慣れたタイミングと重なりました
つまりR23は、「新品+初コース」というハンデを背負っての46秒98です。この条件を考えると、本来の実力はR31と同等以上だと判断しています。
インサイドの摩耗が進めばグリップはさらに上がり、ドライバーの慣熟も進みます。だから次回のタイムに、期待が膨らむ結果でした。
次に検証すべきは、順番を入れ替えることです
今回の比較には、明確な改善点があります。走行の順番です。
✅ 次回は、R31で先に走ってからR23に履き替えます。順番を逆にして同じ差が出るなら、それはタイヤの差です。差が消えるなら、慣熟の影響だったと確定できます。
備北サーキット現地レポート
ドリフト勢が多数派|グリップ走行は完全に少数派だった
昼過ぎになると参加者が一気に増え、約30台にのぼりました。そのほとんどがドリフト目的の参加者です。つまりグリップ走行車は、完全に少数派という状況でした。
結果論ですが、朝一番に比較検証を済ませておいて正解でした(笑)。朝のうちはほぼ貸し切り状態だったので、思う存分アタックに集中できました。
備北サーキットでグリップアタックをするなら、午前中の早い時間帯がおすすめです。


⚠️ ドリフト勢と混走する日は、ピックアップが増えます。路面に落ちたゴムを拾うからです。この点は後半で詳しく書きます。
友人のロータスエキシージを体験運転
走行の合間に、友人のロータスエキシージを運転させてもらう機会を得ました。ミドシップのエキシージは、FRのND5ロードスターとはまったく異なるフィールです。
特にリアの動き出しが鋭く、コーナリング中のコントロールはシビアで難易度が高い。5ラップほどアタックしました。感想は「完全にアジャストできれば45秒台も狙える」。つまり最高に楽しいマシンです。

同時に、1,500ccのND5ロードスターで46秒台に入る事実も再確認できました。だからあらためて、マツダの設計の優秀さを実感する結果です。
タイヤピックアップ除去|マキタ充電式マルチツールが活躍
走行を終えると、R23のトレッド面にタイヤカス(ピックアップ)が付着していました。おそらく他車両のものでしょう。ピックアップが大きいとタイムへの影響も大きいので、現地で除去作業を行いました。

なぜピックアップがタイムに効くのか
理由は接地面にあります。付着したゴムは、トレッドのパターンを埋めます。
つまり接地しているのは、タイヤ本体ではなくカスの層です。だからコンパウンドの性能が、そのまま出ません。しかも厚みにムラがあると、接地が不均一になります。
⚠️ トレッド全体に均等についている場合は、特に体感しにくいところです。走行後は必ず、インサイド側まで入念に確認してください。
マキタ TM30DSH+スクレーパで削り取る
使用した工具は、マキタの充電式マルチツール TM30DSHです。高周波振動で、溶着したゴムカスをなめらかに削り取れます。
🔴 本体だけでは削れません。先端にスクレーパ(TMA065硬)が要ります。ここは別売です。
⚠️ 除去作業では、保護具を用意してください。スクレーパの先端は鋭利です。安全な作業スペースを確保して行いましょう。
帰宅後のタイヤメンテナンスと舞ジム81に向けた保管
帰宅後、あらためて助手席への積載テストを行いました。その結果、R23 200R 225/45R15も2本搭載できると確認できました。つまり205/50R15だけでなく、225/45R15も積めるわけです。今後の遠征において、非常に重要な発見でした。

今回のR23は、ほぼ新品の状態を保っています。だから9月の舞洲ジムカーナ81まで、大切に保管します。R31も4本ともピックアップを完全に除去しました。これで次回走行に向けたメンテナンスは完了です。
⚠️ 3か月の保管になります。直置きは、接地面だけが変形します。ラックに立てて保管してください。
✅ そして屋外なら、紫外線対策が要ります。カバーの有無で、ゴムの寿命が変わります。
タイヤの手組みと屋外保管の方法は、タイヤ手組みと保管のコツにまとめています。


今後の展望|RE-71RZという選択肢
今回の走行で、気になるデータがひとつ出ました。友人のエキシージにはブリヂストン RE-71RSが装着されていました。しかもシバ200Rシリーズに比べて、ピックアップが明らかに少なかったのです。
最新モデルのRE-71RZは、さらに改良されているはずです。つまりオールマイティーなタイヤではないか、と考えています。サーキットもジムカーナも、高いレベルでこなせるはずです。
✅ ピックアップの少なさは、そのまま手間の少なさです。現地での除去作業が要らないなら、単価の差は縮まります。
シバタイヤの寿命実測はTW280の寿命検証記事で解説済みです。実走レビューはRE-71RSからRZまでのレビューにあります。
よくある質問
Q. シバタイヤR23とR31はどっちが速い?
今回の実測ではR31が46秒90、R23が46秒98でした。R31が0.08秒上回っています。ただしR23は、新品・初コース・サイズ違いという3つのハンデ付きの記録です。条件を揃えれば、実力は同等以上とみています。
Q. ND5ロードスターに225/45R15は履ける?
リアに装着した限りでは、はみ出しなしで問題なく収まりました。タイヤハウスへの干渉もありません。ただし、ホイールサイズやオフセットによって条件は変わります。筆者の条件は8J+28です。詳細はホイールマッチングまとめにあります。
Q. ND5ロードスターの車内にスペアタイヤは何本積める?
助手席を外せば2本積載できます。205/50R15と225/45R15の両方で確認済みです。ただし助手席を外した状態での公道走行は、乗車定員の扱いを事前に確認してください。
Q. ポンダーとGPS計測器はどちらが得?
年間の走行回数で決まります。レンタルは1回1,000〜2,000円です。月1回走るなら、GPS計測器は1〜2年で回収できます。しかもログが手元に残る点が、レンタルとの最大の違いになります。
Q. ピックアップは必ず落とすべき?
タイムを狙うなら落としてください。付着したゴムがトレッドを埋め、コンパウンドの性能が出なくなります。ドリフト勢と混走した日は、特に付きやすくなります。
まとめ|備北サーキット初アタックで得られた5つの収穫
- R23は新品・初コースで46秒98を記録。インサイド未摩耗のため伸びしろも大きい
- R31のベストは46秒90。ただし条件差が3つあり、タイヤ本来の実力差ではない
- GoPro+デジスパイス4は、復習・分析・費用節約のすべてで最強のセット
- 現地でのピックアップ除去には、マキタ充電式マルチツールが効果的
- 助手席にはタイヤを2本積載可能(205/50R15・225/45R15で確認)
今回の走行後、2号機の異音とブレーキに気になる点がありました。だから近日中にリジッドラックをかけて、総点検を実施する予定です。その様子は別記事でレポートします。
🔴 下から覗くなら、ジャッキだけで支えてはいけません。必ずウマで受けてください。
サーキット前の準備は、内装軽量化+ロールケージの記録も参考になります。
【追記】この構成での実戦結果が出ました。舞洲ジムカーナ81で48秒882を記録。つまり1号機のベストに、0.042秒差まで迫りました。


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