PR

シバタイヤTW280の寿命は4,000km|街乗りでの実測

シバタイヤTW280の実測寿命4,000kmとZⅢ比較を示すアイキャッチ タイヤ

※本記事には広告が含まれます。

シバタイヤR23 TW280の寿命は、筆者の実測で4,000kmでした。期間にして約4か月です。サーキット・ジムカーナ・ワインディング中心の、かなり過酷な使い方での数字です。

正直に書きます。同じ車両・同じような使い方です。それでもZⅢとCR-Sは、どちらも10,000km持っています。TW値が最も高いTW280が、実測では最も短命だったという結果です。

それでもTW280を勧める理由があります。セントラルでZⅢより0.346秒速く、価格は同水準だからです。

つまり「安いから妥協」ではなく、狙って選ぶ価値があるタイヤでした。この記事では、その根拠を実測値だけで説明します。

シバタイヤR23 TW280とENKEI RPF1RSを装着したND5ロードスターのフロントビュー

この記事でわかること

  • 実測寿命4,000km(4か月で使い切った内訳)
  • 🔴 実測重量1本8.7kg|最大の誤算
  • TW値は銘柄をまたぐと比較できないという実測からの結論
  • 実測タイム(セントラル1:34.307・中山1:09.504)
  • ZⅢとの0.346秒差(価格が同水準でグリップは上)
  • 🔴 4輪の摩耗写真と、最後の1本で出した51秒フラット
  • 🔴 パンク修理では直りませんでした(実例あり)
  • TW280とTW300の違い、ガラス転移点での選び方
  • タイヤカス除去という、シバタイヤ特有の手間
  • 街乗り・雨・ロードノイズの実感

用途別の選び方は、シバタイヤの選び方ガイドで結論を出しました。

TW280を装着した車両とスペック

ブランドSHIBATIRE(シバタイヤ)
モデルR23
サイズ195/55R15
トレッドウェアTW280
ガラス転移点マイナス5度
実測重量1本8.7kg
装着ホイールENKEI RPF1RS 15インチ 8.0J+28
装着日2024年3月8日
使い切り2024年7月14日(約4か月・4,000km)

TW280は、ストリートとスポーツ走行の両立を狙ったコンパウンドです。R23は溝が深く、発熱も早い設計。

そして低温から使えるので、初心者でも扱いやすい性格をしています。製品情報はシバタイヤ公式へ。

⚠️ R23 TW280は廃盤が進んでいます。いま同じ性格のタイヤを買うなら、後継のR31Z 280Rです。同じ195/55R15があり、ガラス転移点も変わりません。

SHIBATIRE R31Z 280R(R1934) 195/55R15 サマータイヤ 1本

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る

⚠️ ショップ間の価格差が大きい銘柄です。だから同じ品番でも数千円変わります。購入前に必ず比較してください。

🔴 実測1本8.7kg|最大の誤算はここでした

買ったあとで測って、正直がっかりした数字があります。

1本8.7kgです。想定より、はっきり重いタイヤでした。

シバタイヤR23 TW280 195/55R15を体重計で計量した実測8.7kg
シバタイヤR23 TW280 195/55R15は1本8.7kg。想定以上に重かったのが最大の誤算でした

RPF1RS 8.0Jと組むと、1輪あたり約14.7kgです。つまり4輪で約58.8kgになります。

項目重量
シバR23 TW280 195/55R158.7kg
ENKEI RPF1RS 15×8.0J約6.0kg
1輪あたり合計約14.7kg

🔴 ここはバネ下です。つまり車体側の1kgより、はるかに効きます。

⚠️ だからホイールを軽くしても、タイヤが重ければ相殺されます。買う前に、カタログ重量を確認してください。

ENKEI(エンケイ) レーシング RPF1RS 15×8.0J +28 4/100 カラー:S

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

ℹ️ 重量を語るなら、自分で測るのが確実です。カタログ値と実測は、よくズレます。

軽量化側の実測はND5の軽量化記録にまとめました。

実測タイム|ZⅢとの差は0.346秒

コースベストタイム
セントラルサーキット1分34秒307
中山サーキット1分9秒504

セントラルでの実測比較

タイヤセントラルベストTW280との差
RE-71RS(→RZ)1:32.0012.306秒 速い
ナンカン CR-S1:33.5570.750秒 速い
シバR23 TW2801:34.307—
ディレッツァ ZⅢ1:34.6530.346秒 遅い

✅ ZⅢより0.346秒速い、というのがTW280の立ち位置です。価格帯はほぼ同じなので、タイムだけを見れば上位互換になります。

ただしCR-Sには0.750秒届きません。「TW200上位勢と互角」ではありません。「ZⅢの一段上、CR-Sの一段下」が正確です。

ℹ️ 全記録は全チューニング記録へ。そして体感はあてにならないので、私は毎回タイムを残しています。

デジスパイス4(DigSpice4)超小型GPSデータロガー

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

シバタイヤの寿命|実測4,000kmの記録

2024年3月8日に装着し、同年7月14日に使い切りました。約4か月・総走行約4,000kmです。

内訳は、サーキット・ジムカーナ・ワインディング中心です。そして街乗りも、相当な割合を含みます。

4,000km走行後に摩耗したシバタイヤR23 TW280のトレッド面全体

使い切るまでグリップが落ちにくかった点は、はっきり良かったところです。残り溝がわずかになっても、最後までタイムが出せました。

⚠️ 先に断っておきます。この4,000kmには前提があります。筆者が使ったタイヤの中で、最も負荷の高い期間でした。

つまり他銘柄の10,000kmと、1kmあたりの負荷が同じではありません。数字はそのまま出しますが、条件が揃った比較ではないことを前提にお読みください。

TW値は銘柄をまたぐと比較できない

そのうえで、この記事で一番伝えたい部分です。同じ車両で走らせた3銘柄の実測を並べます。

タイヤ公称TW筆者の実測寿命期間
シバR23 TW280280約4,000km約4か月
ナンカン CR-S200約10,000km—
ディレッツァ ZⅢ200約10,000km約1年

⚠️ TW値が最も高いTW280が、実測では最も短命でした。

負荷の差を差し引いても、言えることがあります。「TW280だからTW200の1.4倍持つ」という計算は、実走で成立しません。

トレッドウェアは、メーカーごとの自社基準で表示される数値です。つまり同じブランド内でグレードを比べる目安にはなります。

ただしブランドをまたいだ比較には使えません。「280」と「200」を並べて1.4倍と読むのは、そもそも無理があります。

💡 TW値は「同じメーカー内の序列」としてだけ使ってください。これが4,000kmと10,000kmから学んだことです。

用途別の寿命目安

  • 競技中心(筆者の使い方):約4,000km ← 実測
  • サーキット月1〜2回+街乗り:約1シーズン(推定)
  • 街乗りメイン:約15,000〜25,000km(推定)

ℹ️ 実測は競技中心の4,000kmだけです。それ以外は溝の深さと摩耗の進み方からの推定で、筆者が確かめた数字ではありません。

🔴 最後は舞ジム70で終わりました

使い切った日の記録です。

舞洲ジムカーナ70を走り終えた翌日、4本とも交換しました。そしてこの摩耗具合で、51秒フラットが出ています。

4輪ジャッキアップしてシバタイヤR23 TW280を取り外すND5ロードスター
まずは4輪ジャッキアップして、タイヤとホイールを外します

⚠️ 車高調を入れていると、一般的なジャッキは入りません。

低床フロアジャッキ 2t 油圧 ローダウン車対応(KIKAIYA GJ-5)

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

🔴 そして上げたら必ず受けます。4輪を同時に上げる作業です。ジャッキだけは、絶対にやめてください。

WEIMALL ガレージジャッキ 2.5t 低床(デュアルポンプ式・ローダウン対応)

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

4輪の摩耗を比べると

フロントは、ショルダー側から減っています。

4,000km走行後のシバタイヤR23 TW280フロントタイヤのショルダー摩耗
フロントはショルダー側が先に終わります。キャンバー不足のサインです

一方リアは、トレッド全面が均一に減りました。

4,000km走行後のシバタイヤR23 TW280リアタイヤの均一な摩耗
リアは全面が均一。この摩耗具合で舞ジム70の51秒フラットが出ています

💡 減り方の差は、アライメントが教えてくれる情報です。つまりタイヤを捨てる前に、必ず見てください。

⚠️ ショルダーだけ先に終わるなら、キャンバーが足りていません。

デジタル角度計 デジタル水平器 マグネット付き

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

ℹ️ そしてトーも同時に見ておくと、原因が切り分けられます。

IKEYA FORMULA メープルA-1ゲージ STD ハーフset IFMPA1GH

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

⚠️ 比べるなら、空気圧も揃えてください。10kPaで減り方が変わります。

アストロプロダクツ AP エアタイヤゲージ ガンタイプ TG847

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る
使い切ったシバタイヤR23 TW280 4本を積み上げた状態

🔴 パンク修理では、直りませんでした

ここは、どこにも書かれていない話です。

運転席側リアに、パンク修理を施工していました。ただし、エアが止まりませんでした。

舞ジム70では、1枠ごとにエアを補充してだましだまし使っています。そして朝見たら、ほぼパンクしていました。

シバタイヤR23 TW280の内側から見たパンク修理跡とエア漏れの痕跡
内側から見た修理跡。ちゃんと修理したつもりでも、エアは漏れていました
シバタイヤR23 TW280の外側から見たパンク修理跡
外側から見た修理跡。見た目は塞がっているのに、止まりません

🔴 パンク修理キットは、その場しのぎだと考えてください。

⚠️ ただし、効く場面もあります

公平に書きます。別のタイヤでは、しっかり直りました。

自宅でタイヤ交換のついでに見たら、ネジが真っすぐ刺さっていました。ナンカンNS-2R 195/55R15のときです。

ナンカンNS-2R 195/55R15のトレッド面に真っすぐ刺さったネジ
ネジが真っすぐ刺さっていました。これは直せるパターンです

そして常備している修理キットで、その場で処置しました。

パンク修理キットの中身と、タイヤから抜いたネジ
抜いたネジと修理キット。1箱で3回分を想定した構成です

BAL パンク修理キット パワーバルカシールタイプ No.831

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

✅ エアも張って、修理完了です。まだ溝があるので、もちろん使います。

nd5-roadster-ns2r-puncture-repaired
シール材を打ち込んで完了。溝が残っているので、まだ使います

ℹ️ キットは工具箱に常備しています。サーキットに持って行くものの1つです。

状況修理キットの結果
ネジが垂直に刺さった(NS-2R)✅ 完全に止まった
競技走行で負荷をかけた(TW280)🔴 止まらなかった

⚠️ 走行会で使うタイヤなら、修理後は信用しないでください。つまり予備があるかどうかが、安心を分けます。

NANKANG ナンカン NS-2R 195/55R15 スポーツタイヤ 単品

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

💡 走行回数を増やすために、私が削ったもの

4,000kmで使い切るということは、年に何セットも買うということです。

2025年は、タイヤだけで173,392円を使いました。5セット分です。維持費の全体像はロードスターの維持費の記事にまとめています。

🔴 タイヤ代は削れません。削ると走行回数が減ります。だから私は、他を削りました。

手組みだけで、年1セット分が浮いています

  • タイヤ手組み(工賃0円):年 約40,000円
  • ユーザー車検(業者に出さない):年 約10,000〜15,000円
  • 合計:年 約50,000〜55,000円

手組みは1回4本で8,000円前後です。年5セットなら、約40,000円になります。

✅ タイヤ1セットは34,678円です(173,392円÷5)。つまり手組みだけで、1セット分を超えています。

🔴 揃えるのは、この道具です

毎回これを玄関先に並べます。

自作単管ビード落とし・タイヤレバー・虫回しドライバーを並べたタイヤ手組みの治工具一式
いつものタイヤ交換治工具。自作ビード落としとレバー類だけです

まずはレバーです。長短を組み合わせると、作業が一気に楽になります。

タイヤ交換ツールセット タイヤレバー3本+ビードヘルパー

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

💡 15インチ以上なら、長いレバーが1本あると確実です。

STRAIGHT タイヤレバー 600mm(10-0600)

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

🔴 そしてビードクリームは、省略しないでください。これがないと、ビードは入りません。

STRAIGHT ビードクリーム 速乾タイプ 1kg(36-774)

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る

⚠️ 組むときは、ビードヘルパーがあると手が2本で足ります。

タイヤ交換ツールセット 2種5個 ビードヘルパー(浮き上がり防止 補助器具)

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

ℹ️ エアを抜くのも入れるのも、虫回しが要ります。

エーモン 虫回しドライバー(ロング)バルブキャップホルダー付 8831

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

💡 ゴムバルブは、タイヤを替えるたびに新品にします。数十円の部品で、エア漏れが防げます。

チューブレス ゴムバルブ TR-413(スナップインバルブ)

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

⚠️ ビードを上げるには、一気に空気を入れる必要があります。

アストロプロダクツ エアコンプレッサー 39L AC777

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

ℹ️ ナットの脱着は、インパクトが速いです。

マキタ TW300DRGX 18V 充電式インパクトレンチ フルセット

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

🔴 ただし最後は、必ずトルクレンチで締め直してください。

BAL プレセット型トルクレンチ 差込角12.7mm(120N・m対応・ソケット付き)

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

手順はタイヤ手組みと屋外保管術に、車検はユーザー車検の記事にまとめました。

外したセットは、積んで保管します

2セット体制にすると、置き場所が要ります。

アイリスオーヤマ タイヤラック カバー付 KSL-590C

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

⚠️ 屋外なら、カバーは必須です。紫外線でゴムが固くなります。

アイリスオーヤマ タイヤラックカバー 厚手 CVP-590R

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

🔴 そして、サーキット走行は保険が効きません

もう1つ削ったのが、任意保険です。ただし、その前に知っておくべきことがあります。

多くの自動車保険は、競技やそのための走行を免責としています。つまりコース上で壊しても、車両保険は出ません。

⚠️ 走行会が対象になるかは、契約によって違います。だから一度、約款をご確認ください。

私の任意保険は、現在 年34,570円です。契約内容はロードスターの任意保険の記事で公開しました。

【PR】

最大17社の自動車保険を無料で比較

一括見積もりを依頼する

ℹ️ 一括見積もりは無料です。年1万円削れば、3年でTW280が1セット増えます。

タイヤカス除去|シバタイヤ特有の手間

ここは、購入前にはあまり語られない話です。

シバタイヤは溶けやすいコンパウンドです。だから走行後に、トレッド面へゴムのカスが大量に付着します。

サーキットやジムカーナの1本走るごとに、べったりと乗ります。

  • 次の走行で剥がれる → ホイールバランスが崩れる
  • 溝に詰まる → 排水性が落ちる
  • 固着する → 時間が経つほど落ちにくくなる

走行後、その日のうちに落とすのが基本です。

手作業ではやり切れません

スクレーパーで手作業もできますが、4本分は相当な重労働です。走行会で疲れた体で、駐車場でやる作業ではありません。

筆者が使っているのはマキタの10.8V充電式マルチツール(TM30DSH)です。スクレーパー刃を付けて、振動で削ぎ落とします。

マキタ 10.8V充電式マルチツール TM30DSH

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

⚠️ 刃を寝かせて、トレッド面を傷つけないように当ててください。力を入れる必要はありません。振動だけで十分落ちます。

マキタ スクレーパ 硬 A-63965(TMA065・マルチツール用先端工具)

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る

💡 細かいカスは、水圧でも落ちます。ホイールを洗うついでが効率的です。

ケルヒャー 高圧洗浄機 K2 サイレント(静音モデル)

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

ℹ️ マルチツールは、内装剥がしや古い液体ガスケットの除去にも使えます。タイヤカスのためだけに買う道具ではありません。ただしシバタイヤを履くなら、使用頻度は高くなります。

TW280とTW300の違い|どっちを選ぶ?

「TW280とTW300はどっちが持つのか」という質問をよく見かけます。

シバタイヤの序列は、200R→TW280→TW300です。つまり数字が大きいほどゴムが硬く、グリップは穏やかになります。

項目TW280TW300
位置づけ街乗りとサーキットの両立型寿命・耐摩耗の優先型
グリップサーキットで実用レベル(本記事で実測)280より穏やか
寿命競技中心で4,000km(実測)280より長寿命(筆者は未実測)
向いている人街乗りメイン+たまに走行会通勤・街乗りがほぼすべての人

ガラス転移点で選ぶという視点

判断材料をもう1つ足します。ガラス転移点、つまりゴムが硬くなり始める温度です。

コンパウンドガラス転移点実用面
280系マイナス5度冬でも最初からグリップする
200R11度冷えると滑る

TWの数字だけでなく、走る時期の路温でも選べます。数値はシバタイヤ開発者ブログより。

正直に書くと、筆者が使い切ったのはTW280と200Rまでです。つまりTW300は未使用で、寿命を実数で語ることはできません。

位置づけから言えることが1つあります。サーキットでタイムを狙うなら、TW300を選ぶ理由は薄いです。一方、通勤距離が長い人には合理的な選択肢になります。

R23とR31の違いやサイズ選びは、選び方ガイドのTW解説とあわせてどうぞ。

街乗りでの実感|ロードノイズ・雨・乗り心地

4,000kmのうち相当な割合が一般道でした。通勤や買い物での実感を書きます。

ロードノイズ

国産タイヤと比べても遜色ないレベルです。目隠ししていれば、誰も気が付かないと思います(笑)

雨の日

雨でも不安はありませんでした。溝が深く、排水性が確保されています。

そして280系のガラス転移点はマイナス5度です。つまり冷えた路面でも、ゴムが硬くなりません。冬の雨でも、最初からグリップしました。

グリップ性能の実感

TW280としては、かなりグリップします。ZⅢと比べると、限界域が明確に一段上でした。実測でも0.346秒の差が出ています。

特に効くのは、立ち上がりのトラクションです。軽いND5だと、コーナー出口で車が素直に前に出ます。

つまり「とりあえず安いから」ではなく、積極的に選べるタイヤという評価になります。

熱ダレについて

連続周回でも、熱ダレは気になりませんでした。走行会レベルで、グリップが大きく落ちる場面はありません。発熱後の安定性は高いコンパウンドです。

メリット・デメリット

メリットデメリット
ZⅢより0.346秒速く、価格は同水準実測寿命はZⅢの4割(4,000km対10,000km)
熱ダレが少なく連続周回に耐える最大グリップはCR-S・RE-71RZに劣る
ガラス転移点マイナス5度で冬も使える実測8.7kgと重い
最後までグリップが落ちにくいTW値からの寿命予測が当てにならない
ロードノイズが少なく街乗り併用が快適走行後のタイヤカス除去が毎回必要

「最速でも最長寿命でもないが、この価格でこのタイムが出る」が、正確な評価です。

これまで使用したタイヤ一覧

タイヤサイズ主な用途
シバR23 TW280195/55R15街乗り・サーキット兼用
DIREZZA ZⅢ195/55R15冬季ジムカーナ・サーキット
ナンカン CR-S195/50R15夏季ジムカーナ・サーキット
ナンカン NS-2R195/55R15夏季ジムカーナ・サーキット
ナンカン NS-2205/50R15街乗り・R5クラス用に保管
シバR23 200R185/55R15夏季ジムカーナ・サーキット
シバR31 200R195/50R15夏季ジムカーナ・サーキット
POTENZA RE-71RS205/50R15冬季ジムカーナ・サーキット

この8銘柄を、同じND5ロードスターで実走しています。銘柄をまたいだ比較はタイヤ6種比較へ。

こんな人におすすめ

向いている人向いていない人
サーキット初心者・走行会ユーザータイム短縮を最優先する上級者
ZⅢから安くステップアップしたいタイヤ交換の頻度を減らしたい
国産ハイグリップの価格に躊躇しているタイヤカス除去の手間をかけたくない
冬から夏まで1セットで通したいバネ下重量にこだわる

TW280でタイムを詰めきったと感じたら、コンパウンドの天井のサインです。次はCR-S(TW200)が有力になります。

ただしCR-Sは15℃以下で扱いにくいタイヤです。だから冬や朝イチは、TW280が安定する場面も残ります。

タイム最優先なら:POTENZA RE-71RZ

セントラルで2.306秒の差があります。タイムを最優先するなら、この選択です。詳細はRE-71RSレビューへ。

ブリヂストン POTENZA RE-71RZ 205/50R15 86V 単品1本

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

交換頻度を減らしたいなら:DIREZZA ZⅢ

タイムでは0.346秒負けます。ただし実測寿命は2.5倍(10,000km対4,000km)でした。

つまり1年使い切れるので、走行1回あたりのコストはむしろ安くなります。

筆者が買ったのは195/55R15で、TW280と同じサイズです。ホイールをそのまま使えます。タイヤカスの付着も、TW280より穏やかでした。

DUNLOP DIREZZA Z3(ZⅢ)195/55R15 85V 単品1本

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

💡 「速さ」ならTW280、「手間の少なさ」ならZⅢ。0.346秒をどう評価するかで決まります。年に2回走る人と、毎月走る人とでは、答えが違って当然です。

よくある質問

Q. シバタイヤTW280の寿命はどれくらい?

筆者の実測では、競技中心のハード使用で約4か月・4,000kmでした。街乗りメインなら15,000〜25,000kmが目安です。ただしこちらは推定値になります。

Q. シバタイヤR23 TW280は何kgですか?

195/55R15で、実測1本8.7kgでした。RPF1RS 8.0Jと組むと1輪約14.7kgです。想定より重く、ここが最大の誤算でした。バネ下重量を気にするなら、購入前に確認してください。

Q. TW280はTW200より長持ちする?

筆者の実測では、逆の結果でした。TW280が4,000km、TW200クラスのCR-SとZⅢが10,000km。トレッドウェアはメーカーごとの自社基準です。だからブランドをまたいだ比較には使えません。

Q. パンクしたら修理キットで直せる?

ケースによります。筆者はNS-2Rに垂直に刺さったネジを、修理キットで完全に止められました。一方、競技で負荷をかけたTW280は、修理後もエアが漏れ続けています。走行会で使うタイヤなら、修理後は信用しないでください。

Q. タイヤカスは毎回落とさないとダメ?

走行後その日のうちに落とすのが基本です。固着すると落ちにくくなり、次の走行で剥がれてバランスが崩れます。手作業でもできますが、4本分は重労働です。筆者は充電式マルチツールにスクレーパー刃を付けて処理しています。

Q. 街乗りでも使える?

使えます。溝が深く、雨天の排水性も確保されています。ガラス転移点がマイナス5度なので、低温時の発熱も問題ありません。

Q. ZⅢとどっちを選べばいい?

タイムならTW280です。価格が同水準で、セントラルで0.346秒速い。交換頻度と手間を減らしたいならZⅢで、実測寿命は2.5倍でした。年に何回走るかで決めてください。

Q. いつステップアップすべき?

TW280でタイムが頭打ちになったときです。次はCR-SかRE-71RZです。ただし冬季はTW280が安定する場面もあります。つまり使い分けが現実的です。

まとめ|寿命ではなく「価格あたりのタイム」で選ぶタイヤ

TW280の実測寿命は4,000kmでした。ZⅢの10,000kmには届きません。「TW280だから長持ち」という期待で買うと、裏切られます。

それでも価値があるのは、ZⅢと同水準の価格で0.346秒速いからです。つまり安く走行回数を増やしたい人には、今でも自信を持っておすすめできます。

  • 実測寿命:約4か月・4,000km(競技中心の使い方)
  • 🔴 実測重量:1本8.7kg(想定より重い)
  • セントラル1分34秒307。ZⅢより0.346秒速い
  • TW値は銘柄をまたぐと比較できない
  • ガラス転移点マイナス5度で、冬から使える
  • 🔴 競技走行後のパンク修理は、止まりませんでした
  • 走行後のタイヤカス除去は毎回必要
  • 手間を減らすならZⅢ、速さならTW280

R23 TW280には、後継のR31Z 280Rが出ています。ガラス転移点はマイナス5度で、通年使える設定です。

組み合わせホイール:ENKEI RPF1RS 15×8.0J+28

中山1分9秒504を記録した組み合わせです。セット交換なら、バネ下-6kgの効果も同時に得られます。

⚠️ ナットは座面形状を必ず確認してください。純正ナットが使えるとは限りません。

クロモリ 貫通レーシングナット 17HEX 48mm P1.25/P1.5

楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る

ℹ️ 装着には、車高とキャンバーの確認が必要な場合があります。条件は8J+28の装着条件まとめにまとめています。

【追記】その後、筆者は200R系(R23/R31)へステップアップしました。詳しくはR23 200RレビューとR31 200Rレビューをご覧ください。

次に読んでほしい記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました