「ND5ロードスターのチューニング、何から始めればいい?」——要するに、この記事がその答えです。なぜなら、筆者自身が1分42秒028→1分32秒001を達成したからです。ちなみに、セントラルサーキットの非公式車種最速です。なお、期間は2年・全9セッションです。そこで、ほぼノーマルから6要素を順に積み上げました。すなわち、タイヤ・車高調・ホイール・アライメント・LSD・軽量化です。つまり、「何を、いつ、どの順番でやるか」が実走データでわかります。
目次
この記事でわかること
- 2年・9セッションで▲10.027秒の全タイム推移
- 最大短縮▲7.721秒の本当の理由(タイヤだけではない)
- 185/195/205タイヤサイズ実測比較と「幅より外径」の結論
- タイム貢献度ランキングとコスパ優先の始め方
- 1分32秒001を出した最終仕様7点の詳細
なお、詳細なコースレイアウトはセントラルサーキット公式サイトを参照してください。
筆者のND5スペック(最終仕様)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車両 | マツダ ND5RC ロードスター |
| 車重 | 軽量化済み 約960kg |
| タイヤ | POTENZA RE-71RZ 205/50R15 |
| ホイール | ENKEI RPF1RS 8J+28 |
| 車高調 | TEIN MONO SPORT |
| LSD | クスコ 1.5WAY Spec-F |
| ベストタイム | 1分32秒001(非公式車種最速) |

チューニングの正しい順番|タイム貢献度ランキング
まず、実体験をもとにしたタイム貢献度の高い順です。
| 順位 | 要素 | コメント |
|---|---|---|
| 1位 | タイヤ | まず、グリップの絶対量が天井を決める |
| 2位 | 車高調 | 次に、トラクションと安定性を底上げ |
| 3位 | ホイール(軽量化) | さらに、バネ下軽量化は体感以上に効く |
| 4位 | アライメント最適化 | 加えて、タイヤ性能を引き出す前提条件 |
| 5位 | 機械式LSD | そして、コーナー出口が別次元に変わる |
⚠️ ただし、よくある失敗が2つあります。すなわち、「LSD先行で足回りが純正のまま」と「タイヤだけ換えて調整放置」です。なぜなら、LSDは足回りが整って初めて性能を発揮するからです。しかも、アライメントが狂ったままではグリップ面積を引き出せません。要するに、順番を間違えると投資が半分の効果になります。したがって、最短ルートは順番にあります。すなわち、「①タイヤ→②車高調+アライメント→③ホイール→④LSD」です。
セントラルサーキット全9セッションのタイム推移
| 日付 | タイム | 前回比 | タイヤ | サイズ | 主な変更点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/2/17 | 1:42.028 | ー | HIFLY HF805 | 195/50R16 | ほぼノーマル |
| 2024/4/20 | 1:34.307 | ▲7.721 | SHIBATIRE R23 280 | 195/55R15 | まず、タイヤ・脚・アライメント・軽量化を一括見直し |
| 2024/12/7 | 1:33.755 | ▲0.552 | NANKANG CR-S | 195/50R15 | さらに、ハイグリップ化+機械式LSD導入 |
| 2024/12/21 | 1:33.557 | ▲0.198 | NANKANG CR-S | 195/50R15 | 加えて、前後リジッド化でトラクション向上 |
| 2024/12/25 | 1:34.653 | +1.096 | DIREZZA ZⅢ | 195/55R15 | 一方、ワンメイクタイヤで腕試し |
| 2025/1/23 | 1:33.805 | ▲0.848 | SHIBATIRE R23 200R | 185/55R15 | また、細いのに高グリップでビード保持も良好 |
| 2025/3/20 | 1:33.055 | ▲0.750 | SHIBATIRE R31 200R | 195/50R15 | さらに、偏芯カラーでキャンバーをネガティブ化 |
| 2025/10/25 | 1:32.357 | ▲0.698 | SHIBATIRE R23 200R | 185/55R15 | そして、TEIN導入・リアスタビ撤去・▲50kg達成 |
| 2025/12/27 | 1:32.001 | ▲0.356 | POTENZA RE-71RZ | 205/50R15 | 最後に、BEFREEマフラー+IKEYAゲージで最終調整 |
使用タイヤの詳細レビュー
なお、使用タイヤの詳細レビューは各記事をご覧ください。すなわち、RE-71RZ・シバR23・シバR31・CR-S・ZⅢの5本です。
最大短縮▲7.721秒の本当の理由
まず、最大の短縮は2024年4月の▲7.721秒でした。ただし、これは「タイヤだけ」の効果ではありません。なぜなら、次の5つを同時に実施した結果だからです。
- まず、16→15インチ化でバネ下軽量化
- 次に、ブレーキパッドの耐熱強化(フェード防止)
- さらに、純正サスから車高調へ変更
- 加えて、アライメント最適化(キャンバー・トー)
- 最後に、車体の軽量化
つまり、「速くなるための土台」を一気に整えたことが本質です。したがって、タイヤはその恩恵を最大化する最後のピースに過ぎません。
185/195/205タイヤサイズ比較|「幅より外径」
まず、筆者は185→195→205と幅を広げてきました。一方、「幅が広いから速い」とは感じていません。タイムに効いたのは、幅よりも外径——つまり実質的なギア比でした。そのため、セントラルサーキットでは外径最小の195/50R15が最速と考えています。
| サイズ | 外径 | セントラルでの印象 |
|---|---|---|
| 195/55R15 | 約595mm | まず、外径大きめで加速区間はやや不利 |
| 185/55R15 | 約584mm | 一方、やや軽量で立ち上がりのレスポンス良好 |
| 195/50R15 | 約577mm | そして、最軽量で2〜4速の回転数がパワーバンドに最適 |

💡 特に、パワーの限られるND5では順序が明確です。つまり、「トラクション増」より「ギア比の最適化」が先に効きます。なぜなら、195/50R15の速さは幅ではなく外径によるものだからです。すなわち、2〜4速の回転数がパワーバンドに乗りやすくなります。要するに、タイヤ選びは「グリップ力×外径の最適化」で考えます。そして、これが2年間のND5固有の結論です。なお、詳細比較は→サーキットタイヤ比較|実測タイムで選ぶ
最終的に205/50R15を選んだ理由
まず、205/50R15を選んだ理由は4点あります。すなわち、横の安定性・外径が過大でない・重量バランス・RE-71RZとの相性です。その結果、立ち上がりと中速コーナーの安定が両立しました。そして、1分32秒001につながりました。ちなみに、195/50R15なら1分31秒台を出す自信があります。だから、2026年度は2号機で挑戦する予定です。
1分32秒001の最終仕様まとめ
なお、現在の仕様は「街乗り・コスト・タイヤライフ」を含めた現実的な最適解です。ただし、Sタイヤやさらなる硬化で理論上はまだ速くなります。とはいえ、日常使いとの両立を重視して現仕様に落ち着いています。
| カテゴリ | パーツ |
|---|---|
| タイヤ | POTENZA RE-71RZ 205/50R15 |
| ホイール | ENKEI RPF1RS 8J+28 |
| 車高調 | TEIN MONO SPORT |
| LSD | クスコ 1.5WAY Spec-F |
| マフラー | BEFREE ダブル出し |
| アライメントゲージ | IKEYA FORMULA MAPLE A-ONE GAGE |
| バッテリー | SHORAI LFX36L3-BS12 |

タイヤ|POTENZA RE-71RZ 205/50R15
👉 ちなみに、RE-71RZはRSの後継の現行品です。なお、グリップ・耐久性ともに向上しています。また、詳細は→RE-71RZ実走レビュー
車高調|TEIN MONO SPORT ND5RC用
👉 街乗りとサーキットを両立するなら、むしろこれ一択です。また、詳細は→TEIN MONO SPORTレビュー
ホイール|ENKEI RPF1RS 8J+28
ENKEI(エンケイ) レーシング RPF1RS 15×8.0J +28 4/100 カラー:S 15インチ 4穴 P.C.D100
楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る👉 ただし、装着には車高・キャンバー条件があります。つまり、→8J+28の装着条件まとめを先にご確認ください。
アライメントゲージ|IKEYA FORMULA A-ONE
👉 そして、1分32秒001の最終調整にも使用しました。💡 しかも、DIY調整を習慣にすればショップ工賃を毎回節約できます。また、手順は→DIYアライメント調整の実践記録
LSD|クスコ Type-RS Spec-F 1.5WAY
クスコ CUSCO LSD TYPE-RS Spec-F マツダ ロードスター ND5RC 6MT 1.5WAY LSD429LT15
楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る👉 さらに詳しくは→機械式LSD装着レビューへ。なお、SHORAI等の軽量化パーツは→軽量化まとめにまとめています。
よくある質問
Q. セントラルサーキットのND5の目安タイムは?
まず、ノーマルに近い状態で1分42〜45秒です。一方、タイヤと足回りを最適化すると1分33〜35秒が現実的です。ちなみに、筆者は2年・9セッションで1分32秒001を達成しました。
Q. 1分32秒を出すには何が必要?
要するに、6要素の組み合わせです。すなわち、タイヤ・軽量ホイール・車高調・アライメント・LSD・軽量化です。なぜなら、組み合わせることで相乗効果が出るからです。なお、本文の貢献度ランキングも参考にしてください。
Q. 最初に何をすればいい?
まず、投資対効果が最も高いのはタイヤです。たとえば、RE-71RZへの変更だけで2〜3秒短縮は現実的です。次にアライメント調整(特にキャンバー・トー)です。なぜなら、接地面積を最適化しないと宝の持ち腐れになるからです。
Q. シバタイヤとナンカンCR-S、どちらが速い?
まず、本記事のデータではCR-SとシバR23の差は約0.5秒です。ただし、どちらもコスパは非常に高いです。つまり、サイズとホイールの組み合わせで選ぶのがおすすめです。また、詳細は→ナンカンCR-Sレビュー
まとめ|セントラルサーキット攻略は「積み上げ」で決まる
最後に、2年間で学んだ結論です。すなわち、ND5のタイムは単一要因では決まりません。たとえば、タイヤだけ換えても調整不足なら性能は出ません。また、車高調を入れても、ホイールが重ければバネ下の動きが鈍ります。つまり、すべての要素がつながっています。だから、1分42秒→1分32秒の10秒短縮は積み上げの結果です。
- Step1. まずはハイグリップタイヤ(RE-71RZ or シバタイヤ)
- Step2. 次に車高調(TEIN MONO SPORT)+アライメント
- Step3. さらに軽量ホイール(ENKEI RPF1RS等)
- Step4. そして機械式LSD(クスコ 1.5WAY Spec-F)
- Step5. 最後に軽量化(▲50kgで別のクルマになる)
したがって、この順番で積み上げれば1分32秒台は現実的な目標です。
【追記】そして、2026年度は2号機・195/50R15で1分31秒台に挑戦します。なお、2号機の仕上がりは→KSROM ECUチューンで公開中です。
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